しーたさん
(公開日:2015/05/13)
【
概ね、この時代を生き…
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概ね、この時代を生きた方達から聞いた内容と同じでしたが、絵にされると更に現実味を帯びてきます。この漫画では少し触れただけでしたが、戦地に慰安婦として騙されて送られた日本人の女性達は、この主人公達より更に酷い扱いを受けたと聞きます。本当に無念だったと思います。内容は目を背けたくなりましたが、久々にいい漫画を読みました。これから、このような時代に戻らないことを強く望みます。
みーさん
(公開日:2015/07/17)
【
読んだ後に心に深い爪…
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読んだ後に心に深い爪痕を残していく作品でした。教科書では習わない日本の歴史の闇の部分。似たような事が実際にあったのだろうと思います。女郎の過酷な運命、貧しい日本。その中でも生きる希望を捨てない彼女達の強さ。様々な意味で忘れられない作品です。
ゲストさん
(公開日:2015/05/22)
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白藤さんのいうことも…
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白藤さんのいうことも、その下のゲストさんのいいたいことも分かります。つい70年前まで女性はモノでしかなかった。マスコミでは出てこない汚い日本の闇がよく分かりました。でも、今だって飽食の時代といわれてもワーキングプアなんて当たり前で。私もそのうちの一人です。だから道生みたいに正しく生きていきたいと思えました。今は平和でいい。今は、ですよ。でもこれからの事は誰にも分からない。だから、この漫画は意味あるものであり、胸に突き刺さる物なのだと思うんですよね。それに、一番大事な心は。置いてきぼりですもんね。それでもその道で生きるしかないんですよ。自分の道で。
美紀さん
(公開日:2015/07/27)
【
読んだ後から心に残っ…
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読んだ後から心に残って離れません。本当の愛を知ったお梅の悲しみ、苦しみ。現代は何と自由なんだろう。こういった時代の上になりたっている、と考えさせられました。優しいまともな考えの人間が拷問にかけられる理不尽な時代。親が子を思い、子が親を思いながらも国に苦しめられた時代。直吉の「あれほど魂の美しい女はもういない」とうお梅への愛情、悲しい叫び。何があってもぶれない九条の信念にも強く惹かれました。小学生の娘にもいつか必ず読ませたい作品です。
Mariaさん
(公開日:2015/08/24)
【
この話を読んだ直後は…
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この話を読んだ直後は、ご飯がとても貴重なものに思え、自分の自由が眩しいほどの贅沢だと思い直すことができます。いつもお腹をすかせている主人公たちに、今ここにある食料をあげることができたらと、臨場感がラストまで続きました。『親』とは、『親子』とは、様々な形があり、会えない故の恋しさを思いやりながら、子の親を思う気持ちを痛いほど感じます。読むのが痛い、苦しい場面も多々ありますが、そんなお話は希少だと思います。心の琴線に触れることができるお話を、ぜひ。
真っ赤なりんごちゃんさん
(公開日:2015/08/03)
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私も女です。そして、…
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私も女です。そして、私の子供達も女です。読み終えてから、暫く何も考えられないくらい、心が乱れました。自分が売られる子供の立場だったら、自分が子供を売る母親の立場だったらと、考えたら言い様のない苦しみや悲しみが、それぞれ襲ってきました。様々な事を考えさせられる作品でした。
みさん
(公開日:2015/05/20)
【
必死に生きて、私たち…
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必死に生きて、私たちに命をつないでくれた方々のことを知りました。社会の矛盾、命の尊さ、人を愛すること、愛の表現…過去をきちんと知って、その上でこれからを見つめ、懸命に生きたいと思いました。
暇ままんさん
(公開日:2015/05/28)
【
とにかく切なくて胸が…
】
とにかく切なくて胸が締め付けられる物語でした。売られる娘達の壮絶な人生に、涙なしには読めません。こういうことが、実際にあったのでしょうね(涙)
ゲストさん
(公開日:2015/05/11)
【
娘が生まれたばかりだ…
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娘が生まれたばかりだったので、2巻のほうが衝撃を受けました。子を置いていく事がどれだけ辛いことか。置いてきた子の幸せを願うだけで生きていける、とは本当だと思います。間違いなく私のベスト漫画になりました。これは歴史書であると。
ゲストさん
(公開日:2015/08/19)
【
親のために女郎として…
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親のために女郎として売られていった女の子達のたくましい、それぞれの人生が描かれています歴史の中に埋もれさせてはいけない悲惨な事実があったことを思い起こせてくれます
chelseaさん
(公開日:2015/08/28)
【
まんが王国に入会する…
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まんが王国に入会するきっかけになった漫画です。広告見て、試し読みして、全巻購入。当時の女郎がいかにして生きてきたかを考えると眠れなくなります。しかも、自分の娘ぐらいの子があんなことを目の当たりにしたり。最後はとても気持ちのいい終わりかたでもう一度読み直したいなと思っているんですが、途中までが辛くてなかなか読み直せません。でも読みたい…だから退会できない。私がまんが王国の会員を続けている理由の漫画です。
(*^_^*)さん
(公開日:2015/08/24)
【
地に足をつけて、自分…
】
地に足をつけて、自分の道をしっかり歩かなくてはならないと教えてくれる漫画だった。自分は一人で生きているのではなく、たくさんの人が見守ってくれているのだと、自覚して生きるだけで、姿勢が変わると思う。一巻は女郎の話、二巻は戦争の話と言った流れになっていて時代の移り変わりがよくわかった。発展途上国ではいつでも暴力がまかり通る。暴力で解決で解決する必要がなくなった時がやっと先進国になれたといえるとおもう。
ゲストさん
(公開日:2015/08/11)
【
戦前の人権が蹂躙され…
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戦前の人権が蹂躙されていた時代、女郎として生きた女性の苦しみ、悲しみに涙が止まりませんでした。女性だけでなく、北海道を開墾した人々の想像を絶する過酷な生活も、目を背けてはいけない事実として知ることができました。人が人を食い物にする、そんな時代に生まれなくてよかったと思いました。今の平和を守り続けて行きたい、自分の子どもを戦争に行かせたくないと、強く感じさせられる作品です。
奈倉さん
(公開日:2015/05/14)
【
このお話が読めてよか…
】
このお話が読めてよかったです。広告で気になり、ためし読みして一気に全部購入して読みました。私は室蘭と同じ道南の函館出身ですが、北海道開拓に、室蘭に、こんな悲しい過去があったなんて知りませんでした。登場人物たちの悲しい、でも強くてたくましい姿に涙が止まりませんでした。ただ怖いだけじゃなかったおばあちゃん。寡黙だけど、愛情深いだろうお父さん。道子にも、お梅にも、みんな幸せになってほしかった。道生には、どうか幸せになってほしいと切に願います。私のつたない文ではよく伝えられないけど、本当に読めてよかったです。自分の故郷である北海道の歴史、ちゃんと調べてみたいと思います。
にゃおさん
(公開日:2015/04/20)
【
凄く、壮大な映画を観…
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凄く、壮大な映画を観た後のような読後感…夜中に目が覚め、ふと「じっくり試し読み」から読み始め、一気に夜通し最後まで読み耽ってしまった。私が知らなかった歴史。怖いからと直視したくないけれど、知らなくてはならない歴史。多くの人々に知られぬまま、忘れ去られていく歴史…。とても辛くて悲しいけれど、誇り高く、真実を求め、慈愛に満ちて生き抜いた、女性の一生。今の時代を生きる我々には、分かり得ない女性の苦しみ。でも、そんな女性のことを、「決して不幸だと思わないで」と…。私にも、毎日ちっぽけな悩みがあって、時折嫌になってしまうこともあるけれど、それでも、前を向いて強く生きていかなければと、そう思える作品であり、また、陽の光が差し込んでくるような、救いのある穏やかな読後感だった。そして、物語を読み終えた今、日々雑に生きてしまっている自分を反省し、大切な我が子を守り、幸せにしていきたいと、ぼんやりと思った。
ゲストさん
(公開日:2015/07/07)
【
前から気になっていて…
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前から気になっていて、一気に読みました。女とは、人間とは、愛とは、重い内容です。読後感は落ち込みますが、少し前の日本でこんな事があった事を、簡単に自分や他人を傷つける10代の若い子達に知って欲しいです。醜女でも気持ちが綺麗な道子、歳を重ねる毎に凄みを増す九条、道生を軸に絡んで咲く女達の生きざまは圧巻です。
みっぴーさん
(公開日:2015/08/31)
【
今まで沢山の漫画を読…
】
今まで沢山の漫画を読んできましたが、これ程心を打たれ、衝撃を受けた漫画は初めてです。読み終わった後も、何回も何回も読み返しています。過去の日本に遊郭があった事は知っていましたが、これ程過酷で底辺の生活をしなければいけなかった…貧しさゆえに親に売られてきた女郎さん達が、哀れでたまりませんでした。お梅も運命に流されまいと岩にしがみつく様に必死で生きて、最終的に幸せな結末でなかったのが、読み終えた今も私の心に重石の様にずしりと重く残っています。でも大切なのは、この心の痛みを忘れない事。過去に実際にあった遊郭という制度で必死に生きてきた女郎さんの事を忘れない事が、この作者がこの作品を通して読者に伝えたい事ではないかと思いました。素晴らしい作品でした。
ゲストさん
(公開日:2015/05/11)
【
今の時代に見えにくく…
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今の時代に見えにくくなってしまった生きる意味や価値の発見に繋がる作品だと感じました。1巻と2巻で時代が変わるのですが、描かれているのはどちらも、変えがたい時代と社会の中で生きる個々人各々が抱える複雑な気持ちなのだと思います。梅子たちや女将さんたち、道生もばあちゃんも学校の先生も、必死に自分とその周囲を守るために生きて、だからこそ人を傷つけてしまうことも少なくないという悲しさが作品の背骨ではないでしょうか。各々人物ごとの人生への向きあいかたが違いますが、皆自分を信じていて強いなぁと、そこに胸を打たれます。断崖は、人生に向き合う厳しさの象徴なのかもしれません。常に、生死の境にそれがあるのでしょう。
上総さん
(公開日:2015/05/19)
【
気になり、やっと読め…
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気になり、やっと読めました。今の時代の平和さと、戦後すぐの時代との差は大きく、現在を幸せと思える。それを、ひしひしと痛感される話でした。親のため、家の為に、売られる娘たち、、、。顔も器量も悪けりゃ、値も悪い。顔も器量も良けりゃ、値も高い。逃げ出しゃ折檻。売れては妬まれ、虐められ。まさにそんなセカイ。生きてく為だといえども、読むたびに苦しくなる。本当に現在の時代に、産まれられたことに感謝です。
ゲストさん
(公開日:2015/06/29)
【
一巻がよくて購入。二…
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一巻がよくて購入。二巻も気になって購入。二巻の方がちょっと雑かな?理不尽な扱いを受けるのはいつも底辺に生きる人達。今も昔もその根本は変わってない気がします。