もちまるさん
(公開日:2015/08/20)
【
時代の激流を生き抜い…
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時代の激流を生き抜いた女達。あるがまま流される、したたかに泳ぐ、流れに逆らう。生と性と死と差別。読んでいてここまで胸がつまるのは初めてだった。だが、目をそらせない。多分、このような人生を歩んだ人は実際沢山いたのだ、これは事実なのだと心のどこかで感じていたからだろう。今は昔ほど差別もひどくないし、「生」に執着しなくても生きられる時代。でも大災害だっていつ起こるか分からないし、安定した職についていても世界に疲れて気持ちが折れてしまうかもしれない。ならば時代は常に乱世と呼べるのではないだろうか。子どもには、立派な人になって欲しいなんて思わない。ただただ、この乱世で自分の人生を泳ぎきってくれることを望んでいる。
(。>д<)さん
(公開日:2015/06/18)
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当時の女性の置かれた…
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当時の女性の置かれた環境をリアルに再現していて、非常に重たいが繰り返し読んでしまう素晴らしい本です。ただ、残念なのが、書かれたのが90年代ということもあってか、自虐史観に基づいた誤った記述(特高、強制連行、共産主義)と、今の価値観からの視点で書かれている点は残念です。とは言え、あまり書かれない当時の歴史の暗部にスポットライトを当てた素晴らしい本です。お薦めです。
eighter88さん
(公開日:2015/07/17)
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読んでいてここまで辛…
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読んでいてここまで辛くなる漫画は初めてです。胸が苦しくなるような…重い話ですが読んで良かったです。改めて今の生活の幸せを大事にしていきます。
ゲストさん
(公開日:2015/06/09)
【
私はこの漫画を購入し…
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私はこの漫画を購入してから何度も読み返してしまいました。一度目は只々、衝撃的で一気に読んでしまったんです。ですが、二度目、三度目と読み返しているうちに、本当の幸せとは何かを考え始めました。今を幸せだと感じて生きている方はどのくらいみえるのでしょうか。昔に比べて増加しているであろう、貞操観念が薄れている現代の女性や男性に読んで貰いたいですね。子供を作り産む事の重さや、操と命が同等に置かれていた時代の女性の気持ち、そして戦争含めほんの一所の話かも知れないけど、時代を開拓して下さった先人達の苦悩や行動。今の自分達にそれだけの覚悟が背負えるのかと。いつ戦争が起こるか分からないこれからの時代。明日は我が身と思い感謝の気持ちを忘れずに生きたいと思わせられました。読んで良かったです。
ゲストさん
(公開日:2015/04/24)
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昭和の貧しい時代を知…
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昭和の貧しい時代を知らない私には本当に衝撃でした。戦争というと戦地に赴いた人にばかり目線がいきがちですが、いつでも女性は男性のために生きてきたんだなと感じました。女として母親として、涙なくして読めなかったです。
かこさん
(公開日:2015/04/27)
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図書館の近代日本史の…
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図書館の近代日本史の資料の棚に置いて欲しい作品。これほど生々しく遊女の生活を描いた作品を始めて読みました。心理面の描写も力強いタッチで、叫ぶように、たたきつけるように、訴えかけてきます。女の悲しさと強さ、両方を感じられました。ただ悲惨なだけの話ではない、読んだ人間の背筋を正させるような力を持った作品だと感じました。
レーズンさん
(公開日:2015/04/20)
【
長編もので始めは購入…
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長編もので始めは購入にためらいましたが、購入して良かったです。2巻目はお梅の娘の一生の内容がメインであり、母の愛は深いと感動的で涙なくては読めませんでした。
ゲストさん
(公開日:2015/04/27)
【
一気に読み切ってしま…
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一気に読み切ってしまいました私にも子供がいます、引き裂かれたら生きていけませんましてや引き裂かれた先で子供が悲惨な目にあっていたらなんて想像するだけで胸が痛いですこの作品は女性の強さ、親子の絆が描かれており、そしてそんな女性や親子が時代に翻弄され自分の意志なんて無いかのような物扱いをされていた残酷な時代背景も細かく書かれています戦争はしてはいけない、世界は平和にならなければならないそうでないと、悲鳴をあげることも許されず時代に踏み潰されるように生きた人達の命を無駄にしてしまう思った事を発言し、好きな物が食べれて雨風しのぐ家があって、愛する人が近くにいてくれる幸せに感謝します、そしてそんな幸せを奪う権利は誰にも無く、誰もがその幸せを得る権利がある改めて、戦争はしてはいけない、誰かの欲の為に誰かが犠牲になる世の中にしてはいけないんだと強く思いました
ゲストさん
(公開日:2015/04/23)
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1巻と2巻ではテーマ…
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1巻と2巻ではテーマが違いますね。試し読みを見て女郎として生きる貧しい女の強さとその弱さみたいなものを書いているのかと思って購入したのですが、2巻は女郎が殆どでてこない。作者の思想が溢れる感じで、1巻の感じを期待していると期待はずれです。もっと武子がどうして罪を逃れたのかとかを掘り下げてほしかった。1巻は読み応えがありましたが、2巻はつまらなかったです。いきなり×年後とか打ち切り?っていう感じで…。
ゲストさん
(公開日:2015/05/07)
【
つくづく女性、母は強…
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つくづく女性、母は強いなぁと感じました。このような時代が実際にあったことを決して忘れてはいけない、もっと伝えていかなくてはならないと思わせられました。子を持つたくさんのお母さんに読んで欲しい作品です。私自身8ヶ月の息子がいますが、愛する人の子を産み、自分の手で子供を不自由なく育てられることがとても幸せなことなんだと思いました。
ゲストさん
(公開日:2015/04/23)
【
予想を上回る深いお話…
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予想を上回る深いお話とラストでした。四人の女性の異なる生き様と各々が背負った業に“時代”を感じられずにはいられなかった。確かに日本に存在した史実…悲しいだけでは言い表わせられない。必死に生き抜こうと足掻く姿に涙が止まらず何度も指が震えました。生きるという事の意味が希薄になりつつある今の世だからその作品なのかも…。この時代の彼等から見た自分のなんと軟弱な事か。慣れ親しんだ平和に胡座をかいてしまっている自分と向きあわされ、溢れる言葉にならない感情に涙しか流れない瞬間もあったけれど、読んで良かった。自分が親になった時読み返すとまた感じるものがあるのでしょうね。この歳にこの作品に出逢えて良かったとそう思います。
かれーどさん
(公開日:2015/05/01)
【
生きていくことの壮絶…
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生きていくことの壮絶さを描いた作品。この作者さんの作品は、どれにも共通してあるテーマだと思うけど、この作品はとくに生きることの大変さもすばらしさも描かれているなぁと思った。膨大な資料をもとに書かれたのだということが読んでいてよくわかる作品でした。おもしろかった!
めぐさん
(公開日:2015/05/07)
【
こんな男尊女卑の時代…
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こんな男尊女卑の時代があったのかと衝撃を受けました。これが真実ならなんて日本は汚い国で責められるべき人の多いことか!そんな時代の中を女性はどうして生きていられたんだろうと疑問。
ゲストさん
(公開日:2015/05/07)
【
読後は重いです。決し…
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読後は重いです。決して笑える物語ではない。でも、目がそらせなかった。フィクションとはいえ、このように過酷な環境にいた女性達がどれほどいたかと思うと、胸が苦しくなります。私も母として家族の為に家事に仕事にと働きづめの毎日です。最後に、「毛糸のズロース」で号泣しました。オススメです。ぜひ読んで欲しい。そこから生まれた感情が、これからの人生の答えになるかもしれません。
よしこさん
(公開日:2015/04/30)
【
女性が自分の意志で生…
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女性が自分の意志で生き方を選べなかった昭和初期の、時代に翻弄されながらも、たくましく大地のように生きた、母子2代の物語です。第1部の舞台は遊郭。ある思いを持ち11才で女郎になる道を選んだお梅を中心に、野心家で美貌の芸妓見習い武子、醜女の道子など、女性として悲惨な境遇にいながらたくましい生き様に目が離せません。家畜にも劣る扱いを受け、同じ女性として胸がつぶれるような、こんな人生が数多く、今からたった数十年前にあったということを知らなければいけないという気持ちになりまた。第2部では身請けされ、名門の正妻になったお梅のたどる運命と、その子道生が、女郎の娘という偏見の中、戦争に疑問を懐きながら生き抜く様が描かれ、重いテーマながら、二人のこの先はどうなるのかと、引き込まれるように一気に読み終えてしまいました。お梅は決して不幸ではなかったとの、お梅を追い出し道生を育てきった姑の言葉に救われました。
ゲストさん
(公開日:2015/04/27)
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漫画はかなり読む方で…
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漫画はかなり読む方ですが、読んでこれほど激しく感情を揺さぶられる作品は珍しいです。綺麗事は一切ない世界を見事に描き切っていて、読み進めるうち登場人物たちに憑かれたようになりました。こんな蓋をしてしまいたいような残酷な犠牲の上に現在の女性の地位があるんだ。多くの方に識って頂きたいです。
ゲストさん
(公開日:2015/04/23)
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犬が…のシーンには死…
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犬が…のシーンには死にたくなりましたわたしはなぜ人間なんかに生まれたんでしょう辛いです漫画自体はなかなか凄いものでした戦争は良くない事だとあらためて考えさせられました。
ゆめさん
(公開日:2015/04/23)
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遊郭の話に興味が湧い…
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遊郭の話に興味が湧いたのですが、それ以上に歴史的な背景が上手く溶け込み、登場人物の人生を知りたくなりました。すぐ、ストーリーに引き込まれ、何度か泣きました。賞を獲っただけありますね。若い子には刺激が強い部分もあり、この歳だから、ストーリーが主に読めると思いました。
ゲストさん
(公開日:2015/04/27)
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広告から読み始めまし…
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広告から読み始めましたが、一気に最後まで駆け足で読みきりました。涙なしには読めませんでした。道生ちゃんが、しっかりと普通に生きていけたことが、とにかくの救いでした。ただ、ちょっと作画が荒いのと、内容がヘビーで社会派なのに、戦前、戦時中の描写が手抜きというか…詰めの甘さが気になります。でも、ガツンとした話が好きな人は、読んで損はないと思います。
ゲストさん
(公開日:2015/04/23)
【
女であることの苦しみ…
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女であることの苦しみ。現代でも女性であるということだけで、苦しみや弱さ、怖さを感じた人も多いと思う。諦めてしまうことが大半な世の中に、女として人として自分を見失わず、自分の方法で戦った女性たち、母になった時、子にもその正しさや強さが生きて、輝かしい。目を伏せたくなる悲しみの描写も多いけど、目をそらさずに、私も頑張ろうと思わせてくれる。