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「親なるもの 断崖」のまんがレポ(レビュー)707件
ゲストさん
(公開日:2015/06/15)
この作品を読むために会員になりました。超大作ですが一気に読みました。初めて読み終わった時は涙が止まりませんでした。今も何度も読み返しています。当時の女性の辛すぎる境遇、そして乗り越える強さ。今を生きる私にも力を与えてくれます。
豆腐さん
(公開日:2016/03/09)
この当時を生きてきた名もなき女性たちの悲痛な叫び、少女漫画で描かれるような男女の恋愛模様の為の背景として遊郭が使われる中で、今回はそれ以外の人間の欲にまみれた男性の性の強さを感じる作品になっている。これまで本を通じて知ってきた遊郭の華やかな世界とは一転して、それ以外の欲にまみれた人々の感情や遊郭で働く女性たちを縛り付けるための掟などが詳しく描かれているため、フィクションでありつつもリアリティを感じた。戦前の日本で起こり得る話を描いた作品であるため、個人的には戦後を生きる女性たちに読んでもらいたい作品の一つである。
ゲストさん
(公開日:2015/07/06)
試し読みで気になり、購入しました。私も子供を持つ親です。あの時代に生まれて子供を売らなければならなくてよかったと、自己中心的な考えになってしまいます。悲惨や生き地獄そんな言葉だけでは表せない悲しい現実をもっと知らなくてはと、思いました。今は、ネットやラインなどで気軽に売春行為に走る若い子が増えています。自分の身体を大切にしてもらいたいと、心底思います。
ピープルさん
(公開日:2015/05/28)
重い作品でした。人間は怖いなぁ。今だって人身売買や身勝手な殺人、戦争がたくさんある。何のために人間は存在するのかな。自由は権利だけど、当たり前ではない？刷り込みによるマインドコントロールは怖い。今だって原発、放射能汚染問題たくさんある。AVや風俗、性犯罪。形は変わっても人間は何も変わってないんだなと思いました。てゆうか、男の本質が変わらない。世の中は男が居ないほうが平和なのかなと思いました。男は女から産まれたのにね。どうして、こんなに下種なのかな。男は。不思議に思うね。脳みそが低脳なのかな。大体男が悪業働くし。まぁ、女にも居るけど。人間は変われないなら滅びるのも仕方ないのかなと思いました。
ゲストさん
(公開日:2015/05/15)
男性こそ読むべき。今も昔も、男が女をモノ扱いしているのは一緒です。女性たちの壮絶な犠牲の上に歴史がある。昭和の約半分の時代が、33年になるまで、家畜以下の存在でしかなかったこと。そして、室蘭の幕西だけじゃなく、全国にこうした遊郭があったことを忘れないでほしいです。お梅の娘、道生が教師となったくだりに、作者の深い愛情が感じられました。
みいさん
(公開日:2015/05/01)
とてもとても読んでて気持ちが暗くなる作品でした。このような歴史があっての現在だとは頭では解ってるものの女の価値が牛や豚以下だなんて哀しすぎる。
ゲストさんいらっしゃいさん
(公開日:2015/06/05)
普段、漫画など読まない。自分で買って読むなんて未成年の頃が最後…の私が、どこかのサイトを見ていると出てくるこの作品の広告に取り憑かれ。「やっぱり見掛け倒しだったわ〜」と確認するために試し読み…続きが気になって、結局、買った（笑）漫画であるが、半ば小説のよう。私のように広告が気になって仕方ない人は、読んだ方がスッキリすると思う。ポイントが半端なのはちと困るが（笑）
よしたろうさん
(公開日:2015/05/20)
胸が締め付けられるような話しです。でも、読み終わると強く生きていけそうな気がしてきます。主に女性であることの辛さが書かれていますが、男性も生きる事の必死さが伝わってきます。読んで損のない作品です。
geratornanさん
(公開日:2015/05/12)
娘がお梅達と年齢が近い為、ぐいぐい引き込まれてしまいました。自分の意思では無く、親から売られる。自分の人生をどうにも変えられない少女、女達に深い悲しみを覚え、こういう国、時代にしてはいけないと、心から思いました。最後は号泣しました。悲しくも、良い作品です。
ケイさん
(公開日:2015/04/27)
よくある女郎漫画と思いきやものすごい凄みのある社会派漫画でした。作者の故郷が舞台のせいもあるのか、曽根さんの他の作品の中で群を抜いての凄み、終始血反吐の滲む作品でした。今の日本社会が、底辺と言われる労働者と、それにあてがわれた女郎の生き地獄、人柱の上に成り立っていること。それは室蘭だけでなくどの地域でもそうだと思います(それにしても北海道の開拓は壮絶過ぎる…)本当に勉強になり、揺り動かされ、心が締めつけられて、読んでよかったです。傑作を紹介して下さり本当にありがとうございます。
さくらさん
(公開日:2015/05/18)
厳しい状況に置かれながらも人間らしさを捨てず、社会に抗い続ける登場人物達の姿に、生きる力をもらいました。涙なしには読めない作品でした。特に、母と祖母ふたりの道生へ対する愛情は心にぐっと訴えかけてくるものがありました。電子書籍を購入したのはこれが初めてですが、読みごたえのある素晴らしい作品に出会えて良かったです。
ゲストさん
(公開日:2015/07/06)
読み終わって胸がいっぱいになりました。わたしよりも遥かに年下の女の子が売られ、残酷な現実に身を投じていたことを思うと苦しくなり、また苦しいだけでは終わらない感情が芽生えました。室蘭のことだけでなく同時に戦争の無意味さ、惨さ、改めて痛感させられた作品でした。現代の豊かさや平和を噛み締めて生きていこうと思いました。
るうさん
(公開日:2015/05/15)
母が室蘭出身で道生と同世代です。幕西の近くをよく通りますがこんな歴史があったのは知りませんでした。母も祖母もそうですが当時の女性は強い。今の女性の強さとはまた違う気がします。心に残る作品でした。
みいさん
(公開日:2015/06/10)
作品名に興味を持ち、読みました。昔を知らない私にはとてもショッキングな内容でした。とても悲しく、重苦しく、息がつまる思いをしながら二巻、読み終えました。観光地北海道でこの様な事があったのかと思うと、複雑な気持ちです。女性がなぜここまで蔑まれるのか…。日本でもこの様な時代があった事、この様な事が下地にあって現在の北海道が存在しているのかと思うと、言葉が見つかりません。また、登場する男性も様々ですが、男性に対する嫌悪感を私の場合は強く感じました。あまりにも汚く。でも、それが現実の人間なのだなあ…と。漫画など全く読まない私が唯一、購入して読んだこの本。学ぶものがありました。
ゲストさん
(公開日:2015/05/12)
私の母も4人の少女たちと同じ青森出身で8人兄妹。銭湯のシーンで湯船の湯を目に入れるなとか床にはかかとを立てて座れとか（梅毒感染予防ですね）母が全く同じことを言ってたので生々しいリアリティを感じました。あまりにも悲惨な話なのに何度も読み返してしまうし、もっと真剣に生きなきゃもったいないと前向きな気持ちになれる素晴らしい作品。そして命を繋いでくれたご先祖さまに感謝したくなりました。
ゲストさん
(公開日:2015/05/25)
もし時代が違えば私も子供も全く違う人生を歩んでいたのだと思います。教科書には書かれない歴史。今、こんなに平和であることが当たり前なのだと痛感しました。
ゲストさん
(公開日:2015/05/12)
はだしのゲンと並ぶ、反戦歴史漫画の名作だと思います。北海道といえば、のどかで自然豊かな観光地と思っていた私には、かなりショックな内容でした。そして、軍国日本・第2次大戦…こんなにも残酷な世界だったのかと。そして何も知らされず、知る術もなく生かされている現代の私たちって何なんだろうと、恐ろしい気持ちになりました。小さな世界に閉じ込められているのは、ある意味今の日本も同じかもしれないです。絵は美しく、目を覆いたくなるようなシーンが殆ど無いので、題材の割に読みやすかったです。男女年代問わず、多くの方に読んでもらいたいと感じた作品です。
(*^_^*)さん
(公開日:2015/08/24)
地に足をつけて、自分の道をしっかり歩かなくてはならないと教えてくれる漫画だった。自分は一人で生きているのではなく、たくさんの人が見守ってくれているのだと、自覚して生きるだけで、姿勢が変わると思う。一巻は女郎の話、二巻は戦争の話と言った流れになっていて時代の移り変わりがよくわかった。発展途上国ではいつでも暴力がまかり通る。暴力で解決で解決する必要がなくなった時がやっと先進国になれたといえるとおもう。
くまさんさん
(公開日:2015/06/08)
例に漏れず、広告にひかれて漫画購入しました。貧困中の貧困の時代をいきた人がいたんだ。。。と思うと、自分の生ぬるさに反省しました。
ゲストさん
(公開日:2015/08/14)
昭和初期、東北から身売りされて北海道へ渡った女郎達の話です。最初は可哀想だとか女性の弱い立場云々という気持ちがあったものの、十数回と読み返していくうちに、これは女に同情する漫画でもなければ、当時の政府の在り方や戦争がどうだと批判する漫画でもないのだという結論に至りました。只々、女は強かである。悲惨な状況におかれても、自らの目的の為に他人を利用し、生き延びる術を見つける女の強かさを描いた漫画です。同情するとすれば、冒頭の姉くらいでしょうか。
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