ゲストさん
(公開日:2015/06/02)
【
私達の世代が特に読む…
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私達の世代が特に読むべき作品だと思いました。宣伝に載っていた内容に惹かれて一気に読破しました。深く考えさせられ、今という時代に生きていられる幸せや両親がいる幸せ、ペットと暮らせる幸せ、食べたい物が食べられる幸せ…現代で全てが当たり前と思われている事が当たり前ではなかった事を望んでも手に入れられなかった方達がいる事をもっとよく考えて生きていかなくてはと強く思いました。素晴らしい作品を描いて頂いた事を出会えた事をとても感謝しています。
キキさん
(公開日:2015/08/31)
【
公娼制度がある時代。…
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公娼制度がある時代。貧しいがゆえに売られ、借金のかたに体を売らなくてはならなかった女性達。存在すら残っていない彼女達の事をこのマンガで知りました。同じく北海道開拓の歴代も知りました。1日10人以上の客を取り、病気になっても休ませてもらえず、家畜以下の扱い。女は物といっしょでいくらでも替えが効く。一体客ひとりで自分の手元にいくら残ったのだろうか。ワンコイン以下だったのではないだろうか。娼妓を美化せず、絵もリアリティーがあり、引き込まれました。
ななしさん
(公開日:2015/05/25)
【
ある程度脚色もされて…
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ある程度脚色もされているかと思いますが、戦争を悪でしかないという一方向からしか捉えていない書き方だと思いました。とても興味深い内容だった為、その点を残念に思いました。
ゲストさん
(公開日:2015/08/06)
【
マンガはよく書けてい…
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マンガはよく書けていて読み応えがありますが、左寄りすぎますね。読者の方にこのマンガの歴史認識を100%正しいとは思ってほしくありません。
とすげさん
(公開日:2015/06/03)
【
この漫画の広告バナー…
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この漫画の広告バナーが道子をクローズアップしていたので読んでみると美しい女性が主人公で思っていたのと少し違いました。主軸は女性の尊厳であり、性のことなどありのままの描写は女性は理解できると思います。今とは違う世界があり、それを女性という共通項で読み解いていくような感覚でした。これは尊敬すらない所に戦争という、なんの希望もない状況で感情を持ち、人生を過ごす物語。八方ふさがりで、そこに流される人と意志を持って切り拓こうとする人の対比を常に見せられ、そして読み終わる頃には自分が恵まれている事を感じて頑張って生きようと勇気を感じる、そんなひとときでした。
にゃむさん
(公開日:2015/05/12)
【
物語の最初の方は良か…
】
物語の最初の方は良かったです。進むにつれて内容が薄っぺらくなっていくように思いました。売られても懸命に生きる少女の一生を描く作品だと思って読んだので期待はずれでした。道子ちゃんが登場する意味ははなんだったんでしょうか?もっと深く描いてあってもいいんじゃないかなと思いました。物語後半は、今の社会へのメッセージがほとんどです。いいと思いますが、それが日本人特有の自虐的な歴史観満載?で、それがさも真実であるかのように描かれていることに不快感を覚えました。もっと登場人物の一生を詳しく描いてほしかったです。
みつこさん
(公開日:2015/06/12)
【
私は青森在住です。題…
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私は青森在住です。題名に興味を持ち、課金して読みました。胸が重苦しく、憤り、息が詰まりそうになりながら二巻読み終えました。同じ人間でありながらどうしてこうも扱いが違うのか。女性を物の様に扱い、見下し、性のはけ口と見ている男性は、現代でも存在しており、男尊女卑の名残もあります。青森に近い土地、小学校の修学旅行で行った土地なだけに、複雑でショックでした。北海道を開拓する為に、命を落とした人間が沢山いた事、国が取った行い。日本がこんなにも酷い過去を持つ国だったとは。いつの世も男性と自分より年上の方には嫌悪感を抱きます。現代に残る理解しがたい事も、昔からの名残りなのだなと知りました。読み直すには心の準備が必要な程のこの本。とても良い機会でした。海外ではまだ、この様な事が起きているのですよね。今を生きる老若男女に読んでほしい本です。
いもけんぴさん
(公開日:2015/05/08)
【
同じ女性として、娘を…
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同じ女性として、娘を持つ母親として、お試しだけでも息苦しくなるお話でした。どうしようもない貧困の中でモノとして売られる。受け入れ流されてモノとして生きていくか、血の滲むような努力と苦労をしてのし上がっていくか…自分のあらん限りの想像力を巡らせても実のところはきっとわからないのだろうと思います。とても今の世に生きていることの幸せを感じます。
ゲストさん
(公開日:2015/05/22)
【
奥が深いです。しかし…
】
奥が深いです。しかし戦争を一方向からしか見ていないようにも思いました。悪と決めつけるのは簡単ですが、戦わなかった(戦う力がなかった)からこそ搾取され貧困に喘いでいる人たちもいる現実。敗戦しても貧しい植民地にならずに済んだ日本は幸せだと思う。漫画では否定的に書かれてるけれど、国民一丸となって戦い、平時であれば当然の情まで圧し殺して全員で「国」を守るという気持ちが大勢にあったからこそ今の日本があるのだと思います。本当に感謝します。そして誇りに思います。
まりさん
(公開日:2015/05/25)
【
広告バナーで気になり…
】
広告バナーで気になり、初めは遊郭の世界や、女郎の生き様を描いた作品なのかと思いました。第二部からはあまりに壮絶で、ワンちゃんのシーンから号泣で嗚咽が止まりませんでした。先程読み終わり、ようやく落ち着いて来た所です。
ゲストさん
(公開日:2015/06/02)
【
バナー広告を見て「お…
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バナー広告を見て「おしん」の遊廓版のような作品かと思って読み始めたら、まさかの反戦漫画。特に2巻は女郎のお話というより、身分差別との闘いがサブテーマのような印象を受けました。史実との関連であれ?と思ったのは生活保護を受けるより娘を売る…というくだり。戦前には「恤救規則」や「救護法」があったものの、生活保護法の制定は昭和25年ですので、作品内で語られるように当時の異常な価値観が身売りの原因というのはちょっと違うのではと思います。時代背景や出来事について、あくまでもフィクションとして読むなら問題ありませんが、思想的にかなり偏った作品だけに、他にも史実と異なる部分があるのでは?と思って読んでしまい、本当にあった事として捉えるのは私には無理でした。
えまにゃごさん
(公開日:2015/10/07)
【
多くの犠牲があり今が…
】
多くの犠牲があり今が築かれている。そんな事を再認識させてくれる漫画です。昨日の未明に祖母が亡くなりました。この本と同じ時代を生き抜き、戦争の怖さを知っている祖母でした。戦場で許嫁を亡くしながらも気丈に生き抜き私が産まれるきっかけを作ってくれた祖母でした。
私たちは知らなければいけない。先の戦争のこと、そこに生きた人のこと。これからの未来のことも。
これからの日本のこと、平和のことを。
日本が再び戦争をする国になることがありませんように・・・・・
りーさん
(公開日:2015/08/27)
【
ためし読みで続きが気…
】
ためし読みで続きが気になり購入しました。読んでいるうちに様々な事を考えさせられる話です。人生の中で、子どもとして、女性として、母として。また子どもの父、祖母として…。戦前、戦中、戦後の世の中の変化、人間の変化。戦後70年に日本が歩んだ時を考えるのにもいいと思います。重たい内容ですが、読み終わった後不思議と後味の悪さはありませんでした。
ゲストさん
(公開日:2015/07/06)
【
無計画に子どもを作り…
】
無計画に子どもを作り、下の子たちの為に、上の子を売る、親たちが憎くてたまらない。痛いよ、痛いよ、リアルな言葉が胸に響く。現代では小学校に行っているような子に大の大人が発情する。自分の子どもよりも幼い子と行為するために金を出す。死んでしまって欲しい。
うーにゃんさん
(公開日:2015/05/26)
【
2巻めは、作者の思想…
】
2巻めは、作者の思想が入り、あまり好みませんでした。1巻めは、その時代にあった出来事をそのまま描いていた感じで、物語としては圧巻の作品でした。今は、10代の女の子が簡単に自分の体を売りますが、ほんの数十年前まで、10代の子供が家族の為に売られ、そして、商品として男に買われ、嫌でも1日何人と性交渉をして、妊娠や病気の恐怖に怯え…差別もされて迫害もされて、10代でこのような過酷な人生を送ってた女性がいたことを、こういう作品を読んで、今の若い女の子にも知ってもらいたいな~と思います。
ゲストさん
(公開日:2015/06/10)
【
北九州市に住んでいま…
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北九州市に住んでいます。同じく鐵の街で市民のほとんどが作業員の街なので、室蘭とにているのでとても共感できる部分が多いです。今でも風俗やギャンブルの蔓延る街です。学問の大切さ、当たり前が当たり前ではなこと、感謝の意味、結婚とは、本当に考えさせられました。とても深い作品です。
ksさん
(公開日:2015/05/07)
【
読んでよかったです。…
】
読んでよかったです。「体を売って生活するしかない」という境遇の少女達の心の奥深くに、こんなにも複雑で悲惨な気持ちが渦巻いていると気づいていなかった自分を恥ずかしく思いました。北海道を開拓する男のため、戦地の男のため、女性を体を捧げるためだけの存在にさせるなんて、究極の人権無視と男尊女卑ですね。細かい感想としては、2巻が戦争の描写中心になっていて、1巻と論点が変わったように感じてしまいました。もっとその時代の女性の生き方にフォーカスしていただけたらなぁとは思いました。
ゲストさん
(公開日:2015/05/25)
【
面白かったですが後半…
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面白かったですが後半は微妙かな?あくまでフィクションなんで真面目に語るのもなんですが…作者さをんは共産党支持者なのかな?と思われる思想を感じました。よく言えば新自由主義とも言うのかもしれませんが内乱を誘発する存在として当時は取り締まりは当たり前の時代だったように思います。日本は共産主義との戦いを続けてきたわけですから。戦争は日本が一方的に悪いわけではなく開国からを考えれば避けられない歴史だったようにおもう、、その辺りを偏りがなく描いていたらもっと良かったと思います。
nocheさん
(公開日:2015/09/18)
【
じっくり読みをみてか…
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じっくり読みをみてから気になってしまい、続きを購入しました。ただただ、いまの平和な日々に感謝させられる漫画です。時間も忘れて、2巻まとめて読んでしまいました。恋愛漫画のような薄っぺらい内容ではなく、読んだ後色々考えさせられる内容でした。買って良かったです。
ゲストさん
(公開日:2015/07/03)
【
前半までは大河的な人…
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前半までは大河的な人間ドラマが秀逸で、道子のキャラクターがそれに華を添えて読みごたえがありましたが、後半は作者(出版当時の日本教育界の?)の思想が前面に押し出され過ぎていて、正直鼻白むことが多々ありました。女郎の惨めな境遇や戦争の悲惨さを表現したいという心意気は結構ですが、一方的な歴史観を反映した資料ばかりを参考にしたような描き方は如何なものかと思います。