ゲストんトンさん のまんがレポ《参考になったが多い順》

民俗学マンガといえば宗像教授ですが、そのダークサイド(エロ入り)といったところでしょうか。
日本の田舎の闇は、恐ろしくも魅惑的。決して昔の話ではなく、今も続いています。
主人公のクールさもいいですが、アヤシイ中国人(？)の相方も面白いです。
まさに自分の好みドンピシャな作品です。

絵はアダルトですが、どれもほっこりとした話でギャップが面白いです。随所にあるギャグもいいですね。濃い絵なので好みは分かれるかもしれないけど、丁寧に描き込まれています。ハッピーエンドなのがいいですね。

正直、お気に入りとは言いがたい作品です。
でも全巻リアルで持ってます。
それは最後までストーリーに目が離せないから。
それぞれ(主人公でさえ)が持つ欲望と絶望を、こんなに書き込んで昇華させた作品はないでしょう。
1巻を読めば、目を背ける人とのめり込む人(私は後者)に分かれると思います。
凄まじい暴力と虐待、そして深い悲しみともどかしい愛を端正な絵柄で描ききっています。
テンプレBLという評がありますが、元はこの作者や同世代の人たちが作り上げて来たもので、この作品があるから今のBLがあるのです。
既視感があるのは当たり前ですが、昨今の薄っぺらいBLと比べて欲しくないですね。
でもこの作品にBLは瑣末な要素でしかありません。
隠微なスパイス程度です。

あまりにレポが酷いので、逆に興味を持ちました。
うん、確かに薄っぺらいし本当に5分で1巻読めた。
でも絵はカワイイし、思春期頃なら夢があっていいんじゃなかろうかと。
ただ映画化される程の話には、どうしても思えず。

そもそも親友って何だろう？
なんでも話せる人？
困ったら助けてくれる人？
私はこれらは親友ではないと思う。
話さなくても、何年経っても連絡取れる人。
自分が助けたい人。
私は親友について、思うのはこの2つ。
だから人生に一人、せいぜい二人いればいい方。
いなくてもいい。
それに男も女も人生のステージで付き合う人が変わるのが当たり前。
でも先に書いたように受動的な感情を親友という言葉で包むと、途端に苦しくなる。
「親友」というにはある意味呪いかもね。
そんなことを思わせる作品でした。

かわいらしい絵でさくさく読めます。
ただ、なんというか読み進めてイラっとしました。
リアルに30代でおばあちゃんになった知り合いがいるからかもしれませんが、話は相当な夢物語です。
家が裕福な設定なんでしょうね。
まあ少女漫画だからいいのかな。

正直、ティーンズラブは舞台を少女漫画風にしただけのエロコミックだと思っていました。
たまたま無料のものに目が留まったので読んでみたら、何これ面白い！
若干「桃色ヘブン」を思わせないでも無いですが、天然の攻め女はイイですね。
絵も綺麗でエッチシーンも上手、なのに下品にならずちょいちょい笑いも挟んで、作品の世界観を盛り上げてくれています。
気になるキャラも出てきて、今後が楽しみです。

話題のタイトルだし映画化もされているけど、中身は全然知りませんでした。
まさかヤツが、メインとは！！！
いや、話は面白いし絵も安定して上手いです。でも、でも！
夢に見そう‥。

転生ものや異世界ものが大流行りですが、こういう正統派なファンタジーはいいですね。
オーソドックスな貴種流離譚ですが、キャラも世界観もよく練られていると思います。
絵は見やすく動きもいいので、難解になりがちなファンタジーでも読みやすいと思います。

良作です。
タイトルもジャケ絵もイロモノ系に見えるけど、男女(たまに女女)のセックスを通して描く細やかな気持ちは、ときにホッコリ温かく、おかしく、サスペンス。
ショートストーリー形式なので、読後に主人公たちの今後について色々想像を掻き立てられます。
外見をいい意味で裏切った人間ドラマが連なっており、男女問わず読んでほしい作品ですね。

物凄く重厚な漫画です。
画はまだ粗いですが、表現力はピカイチですね。
ときに目を背けたくなるシーンもありますが、主人公の戦いに目が離せなくなりました。
正直、どう転んでもハッピーエンドにはならないでしょうが、主人公の下剋上を見たいですね。

「カイジ」のスピンオフですが、いやもう抱腹絶倒です。
実はカイジの原作者福本氏ではなく別作家の手によるものですが、わからないくらいソックリで違和感ありません。
あのシリアスなカイジの展開のウラでこんなことが起こってたんですね。
でもカイジを知らなくても、中間管理職の悲哀漂うおかしさが堪能できます。
注意しなければいけないのは、公共の場で絶対に読まないこと！
スマホ見ながら吹き出しますよ。

絵はとても綺麗です。
イケメンだらけで画面が華やか華やか。
乙女ゲームがベースかと思ったら違うんですね。
ただイケメンが似たり寄ったりで人物像に幅がなく、主人公はアラサーという設定ですが10代みたいで幼い。
しかも話に内容がなく、1巻ではひたすら色んなイケメンにときめいているだけでした。
こういう話が持て囃されるのはストレス時代だからでしょうか？
1巻でもうお腹いっぱいです。

絵は80年代の少女漫画風です。
40代より上の世代は懐かしさを覚えると思います(三角口の中にハートとか)。
でも内容はまさに現代。
SNSに疲れ、空気読むことに疲れた主人公が素の自分をさらけだし、小さな勇気で新しい人生を切り開こうともがいています。
とはいっても重たい雰囲気はなく、軽やかなのは画風によるものでしょうね。
それに凪ちゃん、とってもスタイルがいいのでアフロヘアが似合ってます。
物凄く次が気になるわけではないのに、なぜか読むのが止まらなくなる。
ジワジワ来ます。

今いちばん気に入っている作品です。
TL発表しているのがもったいないくらい！
(TLをバカにしているわけではないけど、どうしても読者を限定してしまうジャンルなので)
話の展開はベタですが、キャラクターがどれも良くて面白いです。
とくに藤縞さんのカッコよさと主人公へのツンデレ具合が本当に上手いし、主人公りおの天然っぷりにも嫌味がなくいいですね。
なにより絵が上手い！
人物の体の線、動き、アングルなどをきちんと勉強されているのがよくわかります。
楽しいラブロマンスを読みたい人にぜひオススメです！

異世界聖女ものは数あれど、一つ頭が抜きん出ている作品ですね。
基本は王道なんでしょうが、主人公の女性が働き者で(若干社畜の気アリ)、自分で道を切り開いていくのに好感が持てました。
セルフ突っ込みも「そうだよねー」と読んでいる方も納得。
登場キャラも世界観もすごくよく練られてて、物語と絵もマッチして、とても面白いです。
チート能力も自分の努力でしか開花できない、イケメン揃いですがそれぞれしっかりキャラ立ちしてて嫌味がありません。
先日読んだ聖女ものがあまりに酷くてちょっと辟易してたのですが、無料公開に引かれて読んだら、一気に最新刊まで課金してしまいました。
でも買って良かったです。
難をいえばもうちょっと恋愛モードが欲しいところだけど、今くらいの方がヤキモキしていいのかな。

「やおい」の時代からひっそり楽しんでいた世界ですが、昨今の「なんか違うー」という感じから遠ざかっていたBL。でもこれは文句なしに面白いです。
BL本来の同性としての戸惑い、クール系が実は〜というシチュ、そこにまさかの女体化。
でも女体化しても性格や行動は変わらないというのもツボです。
絵もすごく綺麗で、イタしているときの描き方も上手。青年誌でも十分やっていける(？)描写はすごいです。
続きがとても楽しみです。

明日早いのに一気に読んでしまいました。
面白い！
オカルト系ですが怖くはありません。
街のゴロツキに憑依した「天使」とその舎弟、そして霊感少女の話と書けば安っぽいファンタジーですが、中身は極上のラブアクションです。
世界観もしっかりしており、絵も本当に上手です。
これは超オススメです。

ええっと、どう評しようか悩みます。
取り敢えず、「才能の使い方が斜め上」というか、本格SFの皮を被ったナニカというか。
人型汎用兵器(カッコいい)のコクピットに搭乗するエースパイロットの主人公(イケメン)ですが、やってることはバカちんです。
とりあえず、無重力空間で串カツ食うのはやめよう。衣があちこち挟まって、精密機器が不具合起こすよ。
真面目絵によるギャグ好きにおススメです。
いや、絵はホント上手いしカッコいいです。
だからこそバカちんが際立ってます。