内親王に仕える典侍・薫子の初恋相手は――厳格な親王殿下の成彰様。幼い頃からの恋心を密かに抱えて来たけれど……ある日、成彰様と再会することに！　大人になった殿下はさらに素敵な男性になっていた！　そんな殿下から一途な寵愛!?　とろけるほどに甘い溺愛に溺れそう……！　でも、宮中では不穏な出来事が次々と起こっていて――。厳格な親王殿下が私を一途に寵愛？　平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！

幼い頃から密かに想っている親王・成彰のもとで「春宵の宴」の準備を手伝うことになった薫子。初恋の人の側で働けることにドキドキが止まらない薫子だったが……何者かが宴に使用する「紙折り」を地面に打ち捨てるという事件が発生！成彰様の機転で事なきを得たが、出席者名の書き直しをしているうちに……うっかり寝てしまい――なぜか、成彰様と一晩同じ褥で過ごすことに!?平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！

成彰からの口づけが頭を離れない薫子。でも、いつもと同じ態度の成彰を見て、「成彰様にとって、大したことではない」のだと落ち込んでしまう。そんな折、今度は『春宵の宴』の主役である鉢盛に使用する予定だった、梅壺の梅が何者かに全て切られてしまって!?実家の梅が先の上皇から下賜されたものだと思い出した薫子は、代わりにできないかと成彰に提案すると――何故か、薫子の実家に成彰がやって来ることに!?平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！

成彰にとろけるほどに愛され、結ばれた夜。それは、本当に幸せな一夜だったけど――身分が低い貴族の一人娘である薫子では、殿下の妻になることは決して叶わないこと。それでも成彰以外の殿方と結婚はしたくないと、実家から御殿に戻った薫子だが……成彰は「二度とここへは来るな」と薫子を冷たく突き放してきて――？平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！　大波乱の第4話！

親王・成彰の想い人は、童のころに出会った少女・薫子。もう、会うことはないだろうと思っていたが――『春宵の宴』の手伝いとして来た彼女と再会することに！日ごとに愛しい想いは大きくなるが……手を伸ばしてしまえば、薫子を権力争いの危険に巻き込むことになる。彼女を想うが故に諦めようとしていた成彰だったが――!?平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！　成彰の想いがあふれる第5話！

成彰殿下と三夜を共に過ごし、晴れて夫婦となった二人。新婚生活に心を躍らせる薫子だったが……薫子の身分が成彰様の立場を危うくする恐れが!?成彰様が春宮となるためには、後ろ盾となるような高位貴族の姫を正妻として娶る必要が！　思い悩む薫子の前に、左大臣家の遠縁の姫・江子が現れて……。平安に花開く、身分違いの雅やか系恋絵巻！　薫子の覚悟が問われる第6話！

左大臣家の遠縁の姫・江子からの手紙を成彰様に見つかってしまった薫子。自身の身分の低さが、成彰様の春宮への道を閉ざしてしまうのではないかと思い悩む薫子に、殿下は甘～いお仕置きを!?平安に花開く、身分違いの雅やか系恋絵巻！　濃厚えっちな第7話！

是之によって牛車に連れ込まれてしまった薫子！　暗い車内にいたのは――梅壺で仕事をしているはずの成彰？　誰にも知られないように宮中を抜け出した殿下と、薫子の実家へ白梅を受け取りに行く道中は、蜂蜜よりも甘やかでとろけるほど！しかし、宮中の陰謀と闇は薫子へと迫っていた――。平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！　愛が深まる第8話！

成彰が倒れたと騙され罠にかけられた薫子は、宮中の外れにある寂れた一室に閉じ込められてしまった！　しかも、成彰に並々ならぬ執着を見せる暁の中将に襲われてしまって――。その頃、薫子の危機を知った成彰は、宮中を急ぎ駆けていくが……彼の行く手に現れたのは？平安に花開く、身分違いの雅やか系恋絵巻！　最終回直前！　二人の愛が試される第9話。

亡くなった梅の鉢盛は、弘徽殿の中にあった――。弘徽殿の女御と多賀親王の行ってきた悪事の数々の証拠を突き付ける成彰殿下と是之。春宮の座を巡る陰謀がとうとう明らかに！　そして、華やかな宴のあとは、「薫子の体は、どこもかしこも甘くてうまい」殿下に蜂蜜よりも甘く蕩けるほどに愛されて――！平安に花開く、身分違いの雅びやか系恋絵巻！　幸せいっぱいの最終回！