佐久良ハルは、いつも無愛想で笑わない女。そんなハルがひと月前から住んでいるのは、“女の泣き声が止まない家”。そう、巷で「事故物件」と呼ばれるもの。主に居住者が何らかの不慮の理由で亡くなった物件を指すが、その原因は様々。そこには人々の念と情が渦巻いていて―。長浜幸子が描く、新しいスリルが今、始まる―。

佐久良ハルは、利点があれば、事故物件と呼ばれる家に住むこともいとわない。でも、いわくつきの家には抱えきれない秘密があるもので…。親友の夫と不倫した女、一攫千金を狙う男、結婚詐欺で複数の女から恨まれる男、彼らが関わる部屋に潜むものとは…!?

あなたは事故物件に住んでみたいと思いますか？　条件さえ合えば、事故物件に住むこともいとわないハルは、いつしかそこで起こる事件を解決する「事故物件請負人」と呼ばれるように。物が動く部屋、不審な男が現れるマンション、不穏な声が聞こえる家…。でも、事故物件の本当の恐ろしさは…。長浜幸子が描く新たなスリル、第3巻。

閑静な住宅街の一角、古くからある坂の中腹に夜な夜な現れるのは、少女の姿をした「のっぺらぼー」。坂に隣接する物件主の依頼で調査を始めたハル。しかしそこには長い歴史を持つ土地の因縁が…!?　事故物件には秘密もある!?　妹を裏切った姉が急死した部屋。そして、ハルの義姉が離婚準備で借りた部屋にも…。長浜幸子が描く事故物件のスリル、第4巻。

築50年、近隣で幽霊マンションと噂される物件。何も知らずに入居した女子大生が引っ越し初日に目撃したのは、上階からの飛び降り自殺…。守護霊の源一郎とともに、物件の調査に乗り出したハルだが、突然、頼りの源一郎が姿を消してしまった。そこには、源一郎そしてハルの祖先にまつわる因縁があるようで…。長浜幸子が描く事故物件のスリル、第5巻。

幸せになりたくて、この家を選んだのに、なぜこんなことになったのだろう―。ハルが勤める早乙女不動産の客だった男が、マンションの一室で死んだ。事故死にも思えたが、その男は、様々な人とトラブルを抱えていて…。そして、死の当日、男と言い争っていたところを目撃されたハルも容疑者のひとりになってしまい!?　家の数だけ物語がある。でもそれは、いいものばかりとは限らない…。長浜幸子が描く事故物件のスリル、第6巻。

「事故物件請負人」と呼ばれ、いくつもいわくつきの家に住んできたハル。そんなハルの新しい住居は、「住人が次々と体調をくずす部屋」。しかし問題の部屋は築浅・角部屋・日当たり良好。一見、何の問題もなさそうだが住み始めた翌朝からハルの体調に変化が…。家の問題はさまざま。さらにハルと一緒に「事故物件」の問題を解決してきた守護霊・源一郎の存在に気づいた人物が現れ…!?　長浜幸子が描く事故物件のスリル、第7巻。

22年前、住人が行方不明になって以来、荒れ果てたままにされている洋館。その屋敷には処分できない理由があった―…。報酬にひかれ、守護霊の源一郎とともに屋敷を訪れたハルは、古井戸の中の死体を見つけてしまう。しかしその死体、行方不明の住人とはまったくの別人で―…。長浜幸子が描く事故物件のスリル、第8巻。

どんな家に住むか、それは誰にとっても重要なこと。ある日突然、姉によって勝手に事故物件への引っ越しを決められた男。そして、その直後から彼の身に災難が降りかかり始め…。「事故物件請負人」として、守護霊・源一郎と事故物件に挑む佐久良ハルの事件簿。長浜幸子が描く事故物件のスリル、第9巻。

今回の舞台は、「座敷童」がいる屋敷。調査を依頼されたハルだが、実はいつも一緒だった守護霊・源一郎の様子に最近変化が…。さらに訪れた屋敷で家主を名乗る人物が不審死し…。かつて栄えた家が抱える問題とは…!?　長浜幸子が描く事故物件のスリル、第10巻。