猫子爵さん のまんがレポ《新着順》

何だかんだで単話の61話まで読んだところ、最初とだいぶ感想が変わった。
初めの方の話だけだと全体的に「古い」感じがしていたが、話が進んで来るとエピソードやセリフ、表現などが今の世代感覚に近づいて来る感じ。
主人公が理不尽な目にあったり、悪役に精神的に追い詰められながらもそれに耐えて健気に頑張る（ドアマットな）姿を描く、読者をイライラ、ハラハラさせるストーリー展開。前半はまさに主人公を始め、舅・姑、旦那がそれなので今の感覚で読むと古い感じがしてしまう（多分、連載開始当初はとれがトレンド）。
最新話に近づいて来ると「ポジティブ」な展開や表現が増えてくるので最初と印象が違う。
とりあえず途中の展開にイライラしても、前半を我慢して最新話まで読むと面白くなってくる話だなと思った。

一昔前の話が元かな～という印象。

今時は子ども作らない夫婦も居るし、結婚しないで同棲だけ続けて10年なんてカップルも居る。

今はこの年代の夫婦なら、共働きが多いのでは？
親世代も「結婚したら妻が仕事を辞めて、家庭内に入るのが当たり前」とか
「子ども産むのが当たり前」なんて言うのは昔の話。
その頃は育児休業制度なんか無い企業がほとんどで、結婚して妊娠・出産したらまともに働けないので
正社員は辞めて当然みたいな風潮だった。
今でも職場や家族など、周囲の協力が得られない環境の人も残っているみたいだけど、昔よりはまし。

このお話は一方の価値観だけが正論だと思ってはいけない、様々な考えの登場人物が居て
難しい問題を投げかけている漫画だけど、
今の若い世代には共感できない（現実的では無い）（過去の世代の事）だろうと思う。
ただ「読んでイラつく」漫画かもしれない。

タテヨミで読んだ作品ですが、コマ割り変わって読み応え有り。
1巻は8話まで。（タテヨミのそのまま8話まで）
連載のままなら100話以上はあるから完結まで10巻以上か。

この作品は省略のないアダルト版が存在するのだが、
日本語翻訳の連載は色々とシーンを隠した内容のみ。
果たして単行本では省略しないで載せるのか、
アダルトシーンはやっぱりカットするのか？

ヒロインのサハラと皇太子のオトナの関係もストーリー上
重要なので、完全版で出して欲しいな。

が、さすがに月間ペースで正味17ページは少なすぎる。（17ページで150ptは高いんでは？せめて100ptにするべき）
これだと単行本1冊分（185ページ位）が1000円超えるどころじゃない。
※普通の月刊雑誌なみの30ページ以上は掲載してもらえれば、1話250ptとかでも満足度が違うんだけど。

内容は面白くて先が気になり、更新後は即買いしています。でも漫画より小説で読んでみたい作品。作画はプロ作家なのだろうか？？かなり拙い。
月1回更新なら40ページくらいは進めて欲しい。（1ヶ月も待ったのに秒で読み終わった）

内容は定番でありきたり？と思ったら、原作を読むとなかなか惹かれる作品なので最後まで完結させて欲しい。
しかし、フルカラーだから仕方がないけど約30ページでこの値段は高く、分冊版をコミックス1冊ページ数で計算すると1000円以上する事になる。
これで「フルカラーならでは！」の画力なら納得するんですけど、作画は丁寧に描き込みがされているタイプでも無いので、小説が書籍化されたらそっちを買ってしまうと思う。
コミカライズをきっかけに、この作品を知る事ができたのは良かった！

「借金の返済を身体で」という良くある内容ながら、面倒くさい男に惚れられた主人公ハナがどうなってしまうのか？予想できないストーリー展開で先が気になる。
しかし、登場人物達のキケンな言動やシチュエーションの割に甘さも過激さも無く、常識の範囲にとどまってるのでタイトルに釣られるとガッカリするかも。
表紙はキレイだけど、内容の絵は雑なところがあって表紙ほど印象に残らない。

コレ読んで「面白い」とか言える人は、無料の第1話しか読んで無いのでは？もしくは男性か？
女性は読んでキツイと思いますが。作画のレベルが高いから★つけられるし漫画として読めますが、7、8話なんて虐待酷くて気持ち悪くて買うんじゃなかったと後悔した。

あらすじからの予想とか読み始めあたりは、単なるワケあり腹黒ヒーローとヒロインのスレ違い愛？（そしてエロい内容）かと思いきや、ヒロインである「初音」の葛藤や愛情が丁寧に描かれた奥深い作品でした。
登場人物達の過去が重いんですが、徐々に明らかになっていくエピソードも無駄な焦らしが無く、読みごたえというか密度が凄く高かったです。
3巻あたりはもう、文学小説（？）みたいな内容だと思いました。

登場人物が幼く見える少女漫画のような絵柄ですが、ペンタッチが丁寧で線画が素晴らしい！その画力でＨシーンの描写も動きがあって多彩。全編通じてほぼずーっとやってるシーンばかりなのに、あれもこれもと1作に盛り込み飽きさせない。濡れ場が数コマくらいで終了する作品が多い中、7割くらいは割かれている事に作者の強い意気込みを感じさせる。

内容的には良くあるパターンで、「いやいや」から「気が付いたら好きになってた！」という単純明快なもの。
グロさが無くてTLの王道（？）。「極道」設定のはずなのに、そこはどうでも良かった。（売るだの、回すだのが無くて安心した）

いわゆる、成人向けの黒い愛憎劇は微塵も無く、深く考えずにＨなシーン（女の子視点の）を堪能したい方にお薦めしたい。しかし、主人公の節操のなさにイラッと来る方も少なからず居るかもしれない。