ゴングさん のまんがレポ《新着順》

漫画やアニメの原作って流行りがあります。
一昔前はギャルゲーとライトノベルでしたが、
今は［小説家になろう］をはじめとした無料小説サイトで閲覧数や高評価の多い作品が選ばれている（出版してもあまり酷い外れかたはしないから)。
しかしほぼ無造作と言ってよいほどなろう系作品を漫画化してるから、画力の低い作家（正直コミケの中間層レベル)も充てられていることが多い。

似たような設定で溢れているなろう系作品がヒットするには良い作画に出会えるかが99%鍵だと
断言出来る。

その中でこの［ありふれ］は絵が上手いから読みやすいです。

栄光を掴んだ人間が転げ落ちるとこんな風になってしまうのか…
絵が汚いとの評価もありますが、この絵柄だからまだ直視に耐える内容です。
そしてこの絵柄だからこそ、家族や周囲の人間の心の暖かさが伝わってきます。

シチュエーションや台詞が非常にエロスを感じさせる作品です。
主人公の弟も色々な女性に目移りしてしまいながらも、最後は一番愛する女性と結ばれてよかったよかった。

出だしのヒロインのモノローグとかはジュブナイル小説にもそのまま使えるのでは？と思うほど文学的。
試し読みからして他のオトナ作品とは一線を画してると興味がわき、そのまま全巻購入しちゃいました。
フラれたもの同士が傷の嘗めあいから身体を重ねていくが、互いの抱く感情は恋愛とはとても呼べない非常にあっさりりしている関係はまさにセックス「フレンド」の関係。
そして主人公たちの周囲の人間関係もどんどん複雑化していので目が離せません。

エロスシーンがあるからだけではなく彼女らの心理描写を楽しむという意味で
「大人向け」な作品でした。

元一流商社勤めの主人公が膨大な知識を元にハンバーガーの新境地を切り開く！

パティ(挟んであるメインの肉)もそうなのですがパンやソースにもこだわりがある。
ハンバーガーってマックスタイルだけではなく、世界各地でオリジナリティー溢れる味付けがあるんだと目から鱗が落ちました。

たまにはマックじゃなくてモスバーガーにも行ってみるか

例の二人が繰り広げる珍道中。
今回は霊力を高めるための修行、実験にも手を出すが成果があるんだか無いんだか…
その必死な姿勢はある意味敬意に値しますが、そんなにギラギラしてたら幽霊だってドン引きしちゃって近寄らないのでは？笑
「洒落になる怖い話」に「世にも微妙な物語」成分を加味した作品となっております。

ドラマが恋愛を強く押し出してるのに対して原作は社会派をイメージしてますね。
ドラマの妄想シーンにあった「見たことのある番組、作品のパロディ」はちゃんと原作どおりだったんですね。
漫画からドラマに行くか、ドラマから漫画に行くかで評価はわかれると思うのですが、ドラマから来た自分でも十分楽しめました。

加瀬先生の代表作ですね。
ヘタレな理由で主人公矢澤が起こす行動を、何故か周囲の人間は英雄的な行為とことごとく勘違いして彼を信望してゆく。それが札つきの不良でも芸能人でも政財界の大物でも例外なく引きおこされてます。
でも矢澤が自らやる気になっておこした行動はまず思ったとおりには行かないので、彼が世界一幸運なのか不幸なのかは議論の余地があります笑。
下ネタでこんなに笑ったのは久しぶりです。

とにかく絵が書き込まれているので、週間マガジンのそのページは指についたインクですぐに黒ずんだ記憶があります。
電子書籍だと汚れる心配はなく、書き込みされた緻密なイラストを手軽に拡大して読めるので面白さは倍増しますよ‼

アニメは凄い早口で進行するので面白さが完全に再現されてはいないと思う。
本当の面白さを体験するには台詞をじっくり読む必要があります。
台詞を読みこむことであのシュールな笑いが何倍にも膨れ上がりました。
やはり笑いには独特の「間」というものも必須なのですね。

原作はどんなものだろうと読みました。
やはり映画では描ききれなかった登場人物たちの葛藤や政治的な駆け引きが細かく描写されているので、飽きさせることは無いです。孔明の帝一に対する友情(愛情)も含めて笑。
映画でも主人公の帝一はぶっ飛んだ性格してますが漫画では更にサイケデリックに進化しています笑。
いっそ原作そのものをドラマ化してくれないかなー

深く考えさせられる漫画ですね。

服が変わると見た目が変わる、
見た目が変わると評価が変わる、
評価が変わると意識が変わる、
意識が変わると人生が変わる。

この物語で服を新調した人間はことごとく成功を納め過ぎているように見えるのですが、成功を納めた人間はことごとく笑顔を浮かべているものです。
人生にエレガントを加味する服に、自分も袖を通してみたいものです。