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秘書クロエの上司スティーブンは、有能でハンサムなビジネスマン。妻亡きあと、幼い娘をひとりで育てるシングルファザーでもある。ある日、ナニーが急用だという彼のために、クロエは子守り役をひき受けることに。最近まで婚約者のいたクロエは、彼を異性として意識したことはなかった。でも、初めて訪れたプライベート空間に心は揺さぶられ…。その時クロエは思いもしなかった。まさかその夜、吹雪で帰れなくなり、彼にとびきり情熱的なキスをされてしまうとは――!
気難しい富豪老人の看護師として献身的に尽くすカリーナは平穏な生活を送っていた。しかし、ある夜、富豪とケンカして出ていった彼の息子アントニオが15年ぶりに帰郷。彼は老人をたぶらかして財産を狙っているんだろうとカリーナを侮辱してくる。なんて無礼な男性なの!? アントニオは彼女が出会ったことないような野心的な男性で、ロンドンで大きな製薬会社を経営している。強引に誘惑されるとカリーナは自分の人生に足りなかった初めてのときめきを感じてしまい!?
キャロラインはイタリアのミラノにやって来た。彼女が世話になったアルベルトのたったひとりの息子であるジャンに会いに来たのだ。やっと会えたジャンは、成功していたが、父の寿命が残りあとわずかだと知っても冷淡だった。けれど懸命な彼女の説得に、彼は態度を変えて父親に会うことを承諾する。だが彼は、まったく父と打ち解けようとはしない。それは彼の生い立ちのためだった。それを知ったとき、彼女は涙を流さずにはいられなかった。これは同情。それとも…?
同僚との恋に破れたばかりの秘書エリーは、職場のパーティーが憂鬱の種だった。出席でも欠席でもバツが悪い。こんな時、地位も名誉もあり背が高くてハンサムで完璧な男性がエスコートしてくれたらいいのに――その願望はあっさり叶えられた。弟トビーが理想どおりの男性、上司のパトリックをつれて来てくれたのだ。飛びつきたいくらいの相手なのに、エリーは素直に受け入れられなかった。なぜなら彼女とパトリックのあいだには、弟にも言えない秘密があるのだから!
【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】舞踏会でアラベラは、久しぶりに会う初恋のカーライン公爵ダリウスが気になっていた。金髪に碧い瞳が美しい彼は兄の友人。以前は親しく話ができたのに、今夜の彼はなぜか冷たくよそよそしい。なぜそんな寂しげな目をしているの? すると不意にダリウスは、手慣れた様子でアラベラのくちびるを奪ってきて――? 名門貴族セントクレア家の4人の兄妹の恋を描いた19世紀ロマンスもついに第4弾、最終話となりました! 原ちえこ先生が描く社交界の恋をお楽しみください。
救急看護のスペシャリストになる夢を叶えるため、故郷を離れメルボルンの病院で働くエレノア。でも彼女には悩みがあった。ブロンドの髪に青い瞳、その美しい容姿のせいで、偏見の目で見られてしまうのだ。実習先では色目を使う役立たずとレッテルを貼られたが、実力を発揮できれば大丈夫! そう思っていた矢先、事故で病院にかつぎこまれた地元ラグビーチームの男性にひと目で心奪われてしまう。平静を装って処置をするが、彼に触れたのは大きな間違いで…!?
ネットなんて信用しなければよかった…。視界に入った男性を見てスージーは言葉を失った。彼女はデートサイトで知りあった男性と、レストランで待ちあわせしていたのだが、現れたのはプロフィールと全然違う中年男性だった。困った彼女は、店の奥にひとり座っていたセルジオに恋人のふりをしてもらい、なんとかこと無きを得る。偶然出会ったふたり。お互いタイプではなかったものの、惹かれるものを感じ、いつしか体だけの関係に。ところが彼女に新しい命が宿り…!?
双子の妹の頼みにエリカはあきれ果てた。いくら区別がつかないほど似ているからって、夏休みの間、妹になりすませですって? でも、大学の卒論で忙しい妹が、そうまでして住み込みの子守のアルバイトにこだわるのには、わけがあった。妹は雇い主のウィル恋しているのだ。結局、妹に押し切られたエリカだったが、ウィルと対面した瞬間、不安がこみあげた。なんてこと…こんなに素敵な男性だったなんて。胸の高鳴りを感じながら、妹としての生活が始まるが?
希望と不安に満ちた出社初日、テッサは社長カーティスにひと目で採用を取り消されてしまう。「秘書は目の保養になれば頭はからっぽでいい」っていうの…ハンサムだけどなんて横暴なの。地味な私は仕事で戦わなければ! 3か月の試用期間をもぎとり、見返そうとはりきるテッサ。とうとう彼に貴重なメンバーだと褒められる。甘い笑顔にキュンと痛むような胸の高鳴り。これはまさか…。ダメよ、彼の恋人は華やかな美女ばかり。私なんてみじめな思いをするだけよ。
姉夫婦の乗る飛行機が墜落――そのニュースにモーガンは茫然とした。悲しみに暮れる間もなく、彼女は思わぬ人物の訪問を受ける。アレックス・ハモンド。姉の夫の兄で、一族の企業を経営する男性。姉の結婚式で会っただけなのに、強く印象に残っている。彼は、モーガンが尋ねた姉夫婦の安否を否定するも、生まれたばかりの甥は生きていると告げた。そしてモーガンとアレックスは甥の後見人に定められたという。そのうえ彼と結婚しなければならなくなってしまい…?
エミリーは大学の研究論文のためホームレス体験をすることに。が、実態は想像以上でもう限界だった。しかも段ボールの切れ端に「仕事します」と掲げていたエミリーはチンピラに絡まれてしまう。すると、魅力的な男性が現れ「仕事を頼みたいのだが」と救いだしてくれた。どうやらうっかりついてしまった嘘のため、妻の演技をしてくれる女性を探しているらしい。ホームレスから、エリートビジネスマンの妻の役に!? さし出された彼の手をわたしは取ってもいいのかしら?
画家のマックのアトリエは、再開発を予定している建設会社から、度重なる立ち退き要請にあっていた。辟易したマックの前に現れた完璧な男性――描いてみたいと思った彼は、最終手段としてやってきた建設会社のオーナー、ジョナスだった。マックは祖父から受け継いだ大切なものだからとつっぱねるが、ジョナスも諦めてくれない。いいかげんにかまわないでと伝えるために彼の自宅に押し掛けたはずが、魅惑的なジョナスの雰囲気にじょじょにのみこまれてしまい――!?
伯爵未亡人マライアは、5年前に夫が亡くなってからというもの、妖艶な美貌を武器にあまたの愛人を作っているともっぱらの噂だった。そんな醜聞を信じた男がひとり彼女のもとを訪れた。ウォルフィンガム公爵ダリアンは、弟をたぶらかすのはやめろと一方的に彼女を咎めた。事実無根だわ! 本当の私は男性に愛されたことさえないのに……。だが、そうとは知らない彼からの傲慢な責め口調に耐えきれなくなり、思わず押しのけると、ダリアンはその場で気絶してしまい…!?
亡き両親からひき継いだケーキ屋を経営しながら、5歳の息子トビーを育てているシングルマザーのエイミー。5年前に別れたトビーの父親ジェドは一流レストランのオーナーシェフとして成功を収め、テレビでも活躍する人気者になっていた。ひどい別れ方をした彼とは二度と会うつもりはなかったのだが、白血病にかかったトビーの命を救うため、彼の協力がどうしても必要になってしまう。エイミーはジェドと望まぬ再会を果たすが、息子の存在すら知らなかった彼は…。
看護師のルイーズは、ロンドンの研修中に外科医ダニエルと恋に落ち、夢のような日々を過ごす。しかし、彼は「君とのことは一時の遊びだ」と言いはなち、ルイーズを冷たく捨てた。傷ついた彼女は母国に戻るが…子供を妊娠していることに気がつく。彼に知らせるわけにもいかず、少ない貯蓄を切りくずしながら子供を育てていた。そんなある日、担当の患者のなかにダニエルの名前を見つける。なぜ彼がここに!? しかも、彼は自分の子とは思いもしないようで…。
秘書のナタリーは凄腕の実業家なボス、ケインにひそかに恋をしていた。けれど彼は美女をとっかえひっかえのプレイボーイ。太った地味な秘書の私を彼が見ることはないわ。恋心を忘れようとナタリーは変身を決意。ダイエットし、紹介してもらった男性とデートしてみるが、想いは募るばかりで…。一方、ケインはナタリーがきれいになったのは恋人ができたからだと誤解し、彼女のプライベートに口出しするように。打ち合わせのためとナタリーを家に招くと、唇を奪って!?
優秀にして切れ者のヴィクターの秘書はこれまた優秀なアリス。厳しいボスの要求に、クールに対処する彼女には弱味なんて何ひとつないように見えた。だが実は彼女は必死で仕事をこなしていた。そして彼が次に買収しようとした古い屋敷は、なんと過去に彼女が手痛い失恋をした舞台だったのだ! 彼女を振った男が、屋敷の主としてまだそこにいる…そんな事はまるで知らない彼は、彼女とともに屋敷に向かう。少しずつ、そして確実に心が騒がしく…!?※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
人気映画俳優ホークは突然現れた赤毛の美女に驚いた。そして怒りを覚えている。付き人ドナルドがインフルエンザで寝込んでしまったため、急きょその美女、ロージーが代役を務めると言うのだ。ドナルドは40代…彼女は20代前半だろう。ふたりの関係は? ――ロージーは窮地に陥っていた。もし“あの人”に居場所が知れたらつれ戻されてしまう。だからどんなにホークに惹かれても決して身元を明かせない。ふたりの出会いはクリスマスの奇跡を起こし…!?
ジョーは親友の結婚式で完璧な花婿ルーファスにまるで雷に打たれたように一瞬にして恋してしまった。やがて不慮の事故で親友が亡くなってからもジョーは秘めた想いを彼に打ち明けるつもりはなかった。しかし葬儀から1年後、音信不通だったルーファスが真夜中に遠雷をつれてジョーの前に現れた。稲妻が光った瞬間浮かびあがる美貌と哀愁が昔以上にジョーの心を掻き乱す。そしてふたりは悲しみを癒しあううちに…。罪悪感の残る契りは恋の幕切れの前兆か。それとも…。
昇進を狙うキャリアウーマンのコリンは、プレイボーイと噂のランド・ピアソンをオークションで落札した。彼との3回のデート権を仕事上のエスコート役に使うため…ただそれだけのはずが、自分のほうへと近づいてくる美しいランドを見てコリンの体は熱く反応した。まわりから氷の女王と呼ばれる私が簡単に男性に心を奪われるなんてあり得ない。厳しい生い立ちから逆転するためにも、恋に溺れてる暇はないんだから。3回のデート権は色恋なしで使い切ってみせるわ!!
親友たちと杯を交わした帰り道、公爵ザカリーは謎のレディと出会った。黒いベールで全身を隠した彼女は重大な秘密を告げに来たと言い、世間が知らないはずの、彼の“影の姿”も知っているらしい。屋敷に連れていき話を聞くことにすると、驚くことにベールの下から姿を現したのは10カ月前、彼との婚約を破棄して異国へ逃げたジョージアナだった。あの生意気な小娘が今さらなぜ? 彼女が真の目的を白状するまで、しばらく籠の鳥にして楽しんでやろう――。
大富豪ダニールのオフィスに向かうなか、リビーは憂鬱だった。養護施設で育ち、名家の養子となった彼に両親の結婚記念パーティーに出席してもらわなければならないのだ。私に説得できるかしら? 不安を振り払いオフィスに入ると、圧倒的な存在感を放つダニールに釘づけになる。彼は説得には耳を貸さず、欲望のくすぶる瞳で見つめてきた。悪魔のような魅力に抗えず一夜をともにした数日後、彼はリビーの前に現れた。パーティーに出る代わりに恋人役を演じろと言って…。
17歳のとき、アンジェラは望まぬ妊娠をした。貧しい彼女はなすすべもなく、生まれた子をある優しい夫婦の養子に出した。そんなある日、娘の養父母が不慮の事故で亡くなる。我が子が心配でいても立ってもいられないアンジェラは、娘の後見人となった養母の弟ニックを必死になって探しあてた。ロンドンに邸宅をかまえるニックは多国籍企業の経営者で、多忙のため、引き取ったばかりの姪のナニーを募集していた。アンジェラは娘に会うため素性を隠し、ナニーとなるが…。
イギリスから絵画の鑑定のため、ポルトガルへとやってきたキャサリン。依頼主のロベルト・デ・ソウザの屋敷へ赴くが、キャサリンを一瞥した彼は――「女性は呼んではいないが?」と冷たく言いはなつ。なんて失礼なの、実力で見返してみせるわ。しかし、レーサーだった彼は事故で顔に大きな傷を負ったせいで自分を醜いと思い込み、女性を避けるようになっていたのだ。たてがみのような黒い巻き毛、見つめられるだけで身体が沸騰するような輝く瞳。彼はこんなにも美しいのに…。
ある日、ロザラム公爵グリフィンは馬車で領地へ帰る道中、突然飛び出してきたネグリジェ姿の娘をはねてしまった。泥だらけで地面に倒れた彼女は意識を失っていたため、やむなく公爵邸につれ帰って介抱することにする。一方、眠りから覚めた娘はいっさいの記憶がないことに戸惑った。このたくましくて美しい男性は誰……いいえ、それより私は誰? 「君の名は?」そう尋ねられて答えに窮していると、公爵と名乗る彼に、美しき女性を意味する”ベラ”と名づけられ――…。
アニカは超名門コロフスキーの一族に生まれるが、プライドの高い母に逆らい看護師となる。実家からの援助を止められた彼女は、生活費を稼ぐため寝る間も惜しんで働いていた。ある日、同僚のロスに突然声をかけられアニカは驚く。彼は兄の友人だったのだが、これまで親しく接したことはなかった。あまりにも疲れた表情のアニカを心配し、声をかけてくれたのだ。彼の人柄を知るにつけ心惹かれていくアニカ。だが、彼にとってはただの友人の妹だと思い知る…。
陣痛で診療所に運ばれたレキシーは、立ち会いの医師を見て驚いた。タイラー・ブレイダンがなぜこんな所にいるの!? 数か月前、彼女は仕事をクビになったその夜、家の前で憔悴する悲しい瞳の彼に声をかけた。ふたりは一夜をともにするも朝、目覚めた彼は「恋人も妻も子供も一生つくらないつもりだ」と言って出ていった。だが、そのタイラーは今、目の前にいて我が子を取りあげている。絶対に気づくはずはないと思った矢先、彼は彼女から子供を奪おうとしてきて…!?
比類なき頭脳でもってIT長者として成功したセヴは退屈をもてあますと、その気もないのに秘書にちょっかいをかける。そんなボスの下で働きはじめてから3か月。幼い頃に別れた父との絆を取り戻すことを期待してNYへ来たナオミだが、これ以上、魅力的な彼のそばにいては危険と感じていた。退職届を提出するも、最後の仕事としてドバイへの出張に同行を強要されてしまう。そしてその日から彼の猛烈な誘惑が始まった。この想いは決して彼に気づかれてはならないのに…。
一族で経営する高級リゾート施設のスパを取り仕切るメリッサは、地元の牧場主シェーンと秘密の関係を続けていた。しかし、妊娠していることに気づきメリッサは愕然とする。昔気質の亡き父が作りあげたリゾートへ出資する人たちからの評判を落としてしまう! メリッサは別れ話を切りだすが、責任を感じた彼は逆に結婚を申し込んできた。愛のない、義務感だけの結婚なんて絶対にいや。なのに彼のとろけるような笑顔と説得に…!?
スルハーディ国の王女レイラは、姉の代わりにおまえが死ねばよかったと母に言われ家出を決意する。ニューヨークに降りたった彼女は、16年前亡くなった姉の服をつけ赤い口紅をひきホテルのバーに向かった。そこで彼女は最高級な身なりをしているのになぜか野性的な雰囲気をもつ不思議な男性に目を奪われる。壁に囲まれた宮殿で育った彼女は生まれて初めて大胆な行動に出た。「わたしにふしだらなことして――」しかし、次の朝、彼はバージンを捧げた彼女をベッドに残し…。
夢なかばでバレエ団を辞めたレイチェルは、友人の結婚式で億万長者ニコライと出会った。憂いを帯びた瞳も謎めく彼に、レイチェルは思わず心奪われる。私生活のすべてをひた隠そうとする彼は、ともに養護施設で育った親友たちから距離を置こうとしていた。そんなニコライをひき止めるレイチェルは、彼に自分と同じ苦しみを感じた。愛し、愛される資格があるのか懊悩する自分と。バレエの批評家になるという新しい夢を語りあう内にふたりの唇は重なり――。
セックスセラピストのディランは、性の悩みをカウンセリングで改善するのが仕事だ。著書宣伝ツアーの企画で彼は同業者のグレーシーと番組出演し対決することになった。が、彼女は昨夜、彼が間違えて入った部屋でシャワーを浴びていたセクシーな美女だった! 禁欲を説く自分が、男を獲物呼ばわりするようなセラピストに負けるわけにはいかない。なのに彼女のことが頭から離れない。この勝負、魅力的で眩しすぎる彼女の虜になった俺の負けからのスタートじゃないか!?
元恋人のダンが母さんの主治医? 11年前、私を捨てた恋人と再会することになるなんて。大病院の跡取りである彼と別れ父にも見捨てられたモリーは、シアトルで彼の娘をひそかに産み育てた。が、父の死と母の怪我の知らせを受け、故郷に戻った彼女は、ダンが彼女の実家のある貧民地区で医者として懸命に働いていることを知る。ダメよ、このままでは彼の魅力にまた心奪われてしまいそう…でも、彼には婚約者がいる。ダンに娘が彼の子だと決して知られてはならないわ──。
両親の死により初めて、リゼットは自分が里子で、生みの母がいると知る。パリに呼びよせられ、以来、場末の酒場を手伝っている彼女に声をかけてきたのは気品ある貴族の男性。彼は、この掃きだめから彼女を救いだしてくれると言う。いえ、きっと彼は私を誘惑して楽しもうと思っただけ…。リゼットは自分にそう言いきかせるが、親身になってくれる素敵な彼のことが頭から離れない…。まさか彼が母を捕らえる任務のために彼女を利用しているとも知らずに──!?
パナマのジャングルで暮らすディスティニーは、突然亡くなった叔父の相続人になってしまった。大都会ロンドンへ行くと叔父の会社を買収しようとする男性キャラムに出逢う。彼は、ハンサムだが強引。食事に誘われ楽しく会話していたはずが、つい強気で言い返してしまった。「どうして君は可愛げがないんだ!」と彼に言われ…。どうせ私は、都会の女性のような魅力はないわ、背ばっかり大きくて。なのに、どうして彼に好かれたいなんて思うの―――?
余命宣告を受けたキャサリンは、せめて最期は華やかに生きようと決めた。憧れのロンドン社交界で、華やかに着飾って偽りの自分を演出し、そして…人生最初で最後の恋をした。ドミニク・デュヴァルは名家の生まれで起業家として成功し、容姿にも恵まれ、女性なら誰もが憧れる存在だった。でもキャサリンに残された命はあとわずか。彼からのプロポーズを断るしかなかった。まさかその6年後、自分は生きつづけ、予期せぬ場所で彼と再会することになるなんて思わずに…。
貧しさのあまり学校に行けなかったエイミーは、篤志家のアントニオに支援され、彼が経営する企業の部長にまで昇りつめた。だが、息子のロッコが新社長に就任すると、数字の望めない慈善事業部門は危機にさらされた。恩人の立ち上げた部署を守りたいエイミーは立場も忘れ、思わずロッコを非難してしまう。そんな彼女を射すくめたロッコはからかう余裕を見せる。エイミーは動揺した。これから彼と戦わなければならないのに、胸をときめかせてしまうなんてどうしたらいいの…。
19世紀初頭、英国貴族のグレイは亡き兄から相続した領地を一度も訪れず管理人にすべてを任せて放置していた。だが使用人が去り、屋敷が荒れ果てていると噂を聞き、急ぎ馬車を走らせる。そして暗い屋敷に足を踏み入れると――「止まりなさい! 銃口はまっすぐあなたの心臓を狙っているのよ!」若い女性がひとり。メイドだろう、どうやら私を盗賊と間違えているようだ。銃をかわし、抱きすくめ、月明かりに照らされた彼女を見ると…息をのむほど美しい娘がそこにいた。
まさかここが彼の勤める病院だったなんて。交通事故に巻きこまれたローナは、搬送先の病院で元夫の医師ジェームズに再会した。子宮外妊娠で子供を失い、すれ違いから彼と離婚して10年。新しい人生に踏み出そうとしていた矢先、こんな偶然があるなんて。昔と変わらず優しいジェームズにローナの胸は締めつけられた。私はまだ彼を愛している。でも…。ジェームズはローナが仕事を探すために家を売り、行く所がないと知ると「僕の家で療養すればいい」と提案して?
極寒のロシア。貧しいアーニャは孤児院に勤める母と身を寄せあって暮らしていた。プリマを夢みて厳しい訓練を積む日々のなかで、ボクサーを目指すローマンと恋に落ち、純潔を捧げたが、彼はそのあとロシアから姿を消した。あれから14年、凍りついた心を抱えたままプリマへの階段を上りつめたアーニャ。彼女の楽屋をゴージャスな実業家が訪れる。ローマン! 今さらなぜ現れたの!? だが、冷たい態度をとる一方で、アーニャの心は彼のまとう秘密の匂いに乱されていた…。
ホテルで研修するため、シチリアの小さな村からローマにやって来たオーロラ。ホテルのオーナーである大富豪ニコは同じ村で生まれ育った4つ年上の男性で、オーロラの憧れの人だった。初恋を捧げてもバージンを差しだしても、思いは拒絶されつづけてきたけれど。再会したニコの変わらない魅力にオーロラの心は揺れた。彼の瞳に私への欲望を感じるのは気のせい? 思いを返してくれる人ではないとわかっているのに、オーロラは彼とふたたびベッドをともにしてしまい…。
元モデルの母親が自殺し、チェルシーはマスコミから追われることに。父親は彼女を守るため、チェルシーをロンドンに送り出した。古い友人である弁護士のルーカスに、大事な娘を託したのだ。ルーカスは、幼い頃からチェルシーにとって憧れの人だった。彼のペントハウスに身を寄せ、寝食をともにするようになるが、ルーカスは自分を子ども扱いしかしてくれない。ルーカスは、私なんて眼中にないのね。さらに彼には同僚の恋人がいることを知るが、チェルシーの思いは募り…。
娘をたぶらかす“不良息子”の父親は遊び慣れたゴージャスな実業家!? 男性不審のシングルマザー、ジェシカは娘の反抗期に手を焼いていた。最近よく名前を耳にするマークというボーイフレンドの悪い影響を受けているに違いない。会社を経営するというマークの父親のもとに乗り込んだジェシカだが、ひと目彼を見て、洗練され威厳のある美しい姿にすっかり圧倒されてしまった。でも気を許してはだめよ。いくらセクシーだからって、彼に心を奪われている場合ではないわ!
お嬢様育ちのフランセスカは初めて秘書として仕事を始めた。ボスのオリバーは世間知らずの彼女に冷たくあたるが、とても魅力的なボスに、フランセスカは惹かれていった。ある夜、息がかかるほど顔を寄せオリバーがささやく。「僕に抱かれたいんだろう?」体から力が抜け、彼女はたくましい胸にすべてをゆだねた。ところが満ち足りた行為のあと、オリバーの態度は豹変した。彼女を愛するつもりなどないと言う。フランセスカはわけもわからず絶望の淵へ突き落とされた!
ギリシア大企業の社長ドラコンに、ジェミニは必死の思いで面会を求めた。彼女の父が半年前に亡くなり、歴史あるロンドンの屋敷が義母によって彼に売却されようとしている。父が愛した屋敷がホテルに改装されるなんて…。小さな花屋を営む彼女は勇気をふりしぼって交渉するが、彼は冷徹さと鉄の意志を感じさせるまるで皇帝のような男性。その存在感と魅力に、無垢なジェミニは思わず圧倒される。だめよ、どんなすばらしい男性でも彼は義母の新しい恋人なんだから…!
優秀にして切れ者のヴィクターの秘書はこれまた優秀なアリス。厳しいボスの要求に、クールに対処する彼女には弱味なんて何ひとつないように見えた。だが実は彼女は必死で仕事をこなしていた。そして彼が次に買収しようとした古い屋敷は、なんと過去に彼女が手痛い失恋をした舞台だったのだ! 彼女を振った男が、屋敷の主としてまだそこにいる…そんな事はまるで知らない彼は、彼女とともに屋敷に向かう。少しずつ、そして確実に心が騒がしく…!?
弟に誘われローマへやって来たリリー。迎えの車に乗せられ辿りついた場所にいたのは弟ではなく、ギリシアの彫刻のように美しい男性、ドミトリ・スカルレッティ伯爵だった! 冷たい蔑みの目でリリーを見据え、彼は衝撃の事実を告げる。ドミトリの個人秘書である弟が、彼の妹と駆け落ちをしたというのだ。さらに弟が連絡をして来るまでリリーを屋敷に留まらせるという。使用人も休暇に入り、誰もいない屋敷に危険な香りのするドミトリとふたりきりになったリリーは…!?
骨董店に勤務するナオミは、オペラハウスで偶然、著名画家ブランと出会う。ナオミの姉、ダイアナはその話を聞くと、ナオミに彼の秘書となり、情報を流して欲しいと懇願する。ジャーナリストのダイアナは、マスコミ嫌いのブランの特ダネを欲しがっていたのだ。愛する姉の頼みを断れずナオミは、ブランの要望に応じてテープに録音した略歴を送り、見事、秘書に採用される。罪悪感に苛まされつつ、秘書として仕事を始めるナオミだったが、ブランにはとんでもない秘密が!?
ある朝、出勤しようと玄関のドアを開けたタジーは、戸口に置かれた差出人不明の贈り物を見つける。上司ロスは今日がバレンタインデーだからと言うが、タジーには贈り主にまったく心当たりはない。何よりロスにそんな相手がいると誤解されたくないのだ! なぜならば、彼はタジーがずっとひそかに片思いをしている憧れの存在。ハンサムな上にずば抜けた才能を発揮する彼の個人秘書としていられるだけでいい。そう思っていたタジーのもとにさらに続々と贈り物が届き…!?
両親亡きあと、ジェーンは遠縁のサルビー卿にひき取られ、召使い同然にこき使われている。ある日、邸でパーティーが開かれるが、招待客の大貴族スタワーブリッジ公爵がジェーンを気にかけ、エスコートしようなどと言い出したことから思わぬ窮地に立たされることに。公爵に色目を使ったと決めつけられ、「ふしだらな母親そっくり」と罵られたのだ! ショックでその場を飛び出したジェーンは、ちょうど邸から立ち去るスタワーブリッジ公爵の馬車の荷台に隠れるが?
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「電子コミックサービスに関するアンケート」【調査期間】2024年3月15日~2024年3月22日 【調査対象】まんが王国または主要電子コミックサービスのうちいずれかをメイン且つ有料で利用している20歳~69歳の男女 【サンプル数】1,648サンプル 【調査方法】インターネットリサーチ 【調査委託先】株式会社MARCS 詳細表示▼
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