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漫画・コミック
忍者武芸帳(影丸伝)(5)

忍者武芸帳(影丸伝)(5)
タイトル
忍者武芸帳(影丸伝)
ふりがな
にんじゃぶげいちょうかげまるでん
著者・作者
白土三平(しらとさんぺい)
掲載雑誌
ビッグコミックス
発行元
小学館
ジャンル
青年漫画 歴史・時代劇
キーワード
アクション時代モノ人情
配信
5巻(342ページ)/8巻 完結
掲載時期
1990年代~
17人がお気に入り登録中
342ページ | 630pt

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「忍者武芸帳(影丸伝)」のあらすじ | ストーリー

忍者影丸を通して描く感動の戦国ロマン▼第1話/影一族(しびれ)▼第2話/影一族(岩魚)▼第3話/影一族(蔵六)▼第4話/影一族(三つ)●登場人物/影丸(陰の流れをくむ忍者。特殊な能力をもつ7人と出会い、影一族をつくる)●あらすじ/盗みをした男の一家が、川で処刑された。次の日、子どもにはかろうじて息があった。発見した村人たちはとどめをさそうとするが、なぜかもりをさそうとした瞬間、全身がしびれて死んでしまう。それを見ていた伝造というよそ者が、子どもを家につれて帰り、いっしょに暮らすようになった。そんなある日、襲ってきたオオカミが同じように一撃で倒された。この子、捨吉には危険な状態におかれたとき体内に変化が起こり、敵を感電死させる特殊な能力があったのだ(第1話)。▼魚をついていた男が沼におちて死亡した。八人目となった被害者に、村人は水魔のたたりだとうわさする。通りかかった侍が退治をかってでるが、一太刀あびせただけで水に落ち死んでしまう。数日後、湖を調べにきた男が傷をおった不思議な人間をみつけ、手当する。その身体は水中に適応したエラ孔や水掻きをもっていた。助けてくれた男に、身体半分が魚のような男、平太は生い立ちを語る…(第2話)。●本巻の特徴/影一族の影分身七人衆は、影丸を支え物語の重要な鍵をにぎる集団である。第4巻のくされにつづき、しびれ・岩魚・蔵六・三つの生い立ちと謎があかされる。今までかくされていた動きの意味や、影丸の不死身の理由までが明らかになる興奮の4編。●その他の登場キャラクター/しびれまたは捨吉(第1、2話)、くされ(第2話)、岩魚または平太(第2話)、蔵六または鬼吉(第3、4話)、鈴鹿の夜叉姫(第3話)、三つ(第4話)●その他のデータ/飛竜噴火渡りの術(第2話)、血走り(第3話)、蚊幕(第3話)、陰の流れ四本しめじの術(第3、4話)、仮死の法(第4話)、逆足(第4話)、影分身八つ身(第4話)

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巻一覧

  • 1巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(1)

    忍者武芸帳(影丸伝)(1)

    398ページ | 630pt

    ●あらすじ/永禄年間のこと。土牢に幽閉されていた子どもが助け出された。それは伏影城元城主、結城隼人光春の一子、重太郎だった。当時の家老坂上主膳の謀反により、城はのっとられ父は非業の死を遂げていた。牢を出た重太郎は、父の仇をうつため単身城に忍び込む。そこに待っていたのは、謎の忍者と主膳の影武者の死体だった(第1、2話)。▼城で会った忍者、影丸に助けられた重太郎は、追手から身を隠しつつ腕と心をみがくために、武者修行の旅に出る。一方主膳は、腕のたつ最上三剣士に重太郎を討つよう申しつける。その頃、重太郎は瀕死の落武者から「陰の流れ疾風の剣」を伝授されていた…(第3話)。▼仇討ちのために、重太郎は無風道人のもとから故郷へ戻っていた。影丸は、闘いで腕をなくし倒れた重太郎を助け、雷雲党の砦にかくまうが…(第15話)。

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  • 2巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(2)

    忍者武芸帳(影丸伝)(2)

    376ページ | 630pt

    戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック▼第1話/落城▼第2話/序編▼第3話/廃虚▼第4話/無宿▼第5話/第二の影(1)▼第6話/第二の影(2)▼第7話/第二の影(3)▼第8話/陰の流れ(1)▼第9話/陰の流れ(2)▼第10話/陰の流れ(3)▼第11話/対決▼第12話/馬借▼第13話/一の太刀●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(謎の忍者。馬借隊を指揮し農民を先導して一揆を起こす。無風の弟子である)。無風道人(陰流の忍法「陰の流れ」をうけつぐ者。殺し屋として大物の首を狙う) ●あらすじ/討伐隊を奇襲し絶滅させた雷雲党は、すぐに隊になりすまして城にのりこむ。つづいて土一揆弾圧で不満をつのらしていた農民たちが、影丸の合図で攻め入ってきた。伏影城は落城し、農民たちの手によって火が放たれる。そのころなぜか、影丸は主膳を城から逃がしてやっていた。仇討ちをめざす一心の重太郎は、あとを追っていくが…(第1話)。▼重太郎に追われ木の上に身をかわした主膳は、夜があけると姿を消していた。主膳を取り逃がし戻ってきた重太郎の前に、城はあとかたもなかった。自分が農民の一揆のために、影丸に利用されたことを知る(第3話)。●本巻の特徴/主膳の正体は伊賀の抜忍だった。本巻で明智光秀になりかわろうとして逆に罠にはまり、今後影武者となる。また、陰流にまつわる信綱と無風の因縁があきらかになる。●その他の登場キャラクター/坂上主膳(第1、2、6、7話)、螢火(1、6、7話)、眼づけの熊(第3話)、柳生宗厳(第4、10話)、太郎・明美(第3、4、8、9、11話)、林崎甚助(第1、2、5、13話)、明智光秀(第5~7、11話)、風魔十法斎(第8話)、上泉信綱(第10話)、鬼吉(第3、11話)、馬借隊(第12話)、塚原卜伝(第13話)、足利義輝(第13話)●その他のデータ/登場する忍術・剣術~神陰流猿飛の部(第10話)、天狗飛び斬りの術(第13話)、卜伝流一の太刀の位(第13話)

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  • 3巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(3)

    忍者武芸帳(影丸伝)(3)

    404ページ | 630pt

    戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック▼第1話/会合(1)▼第2話/会合(2)▼第3話/会合(3)▼第4話/化性(1)▼第5話/化性(2)▼第6話/八つ身(1)▼第7話/八つ身(2)▼第8話/激流▼第9話/地走り(1)▼第10話/地走り(2)▼第11話/地走り(3)▼第12話/地走り(4)▼第13話/怪人▼第14話/蔵六▼第15話/神▼第16話/影一族(しびれ)▼第17話/無風(1)▼第18話/無風(2)●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(謎の忍者。戦乱の陰で暗躍し農民を助ける)。無風道人(院流の忍法「陰の流れ」をうけつぐ者。殺し屋として大物の首を狙い、その金を百姓に施す)。明美(重太郎を愛しそのあとを追う。影丸の妹)。●あらすじ/明智軍に包囲され、銃撃された重太郎の前にあらわれたのは、眼づけの熊だった。熊の率いる馬借は、光秀の影武者主膳の軍を全滅させる。重太郎といっしょに銃弾に倒れたかに見えた鬼吉は…(第1話)▼重太郎をみつけた明美は、撃たれた足を手当し献身的に看病する。明美の旅の連れ、太郎は鬼吉の息子であった。また重太郎の化膿した足を直したのは鬼吉に変装した影丸で、実は明美の探していた兄だった。意識の戻った重太郎は、仇討ちに憑かれたまま明美を残して去っていく(第4、5話)。●本巻の特徴/本能のまま反射的に行動する明美の性質について、エピソードをまじえながらくわしく語られている。相手を一心に愛する明美は、自分の身を捨てて重太郎を守る。また、甚助と無風の出会いにより、百姓も武士も同じ人間であり人に区別はないとする全編をつらぬく無風の信念が語られている。●その他のキャラクター/眼づけの熊(第1話)、鬼吉または蔵六(第6、9、14、15話)、坂上主膳(第1、2、10、11話)、太郎(第1、2、4、6、9、14話)、螢火(第2、3、6、10、11、16話)、明智光秀(第11話)、明智十人衆(第11話)、林崎甚助(第11、13、15、18話)、岩魚(第13、15話)、しびれ(第16話)、織田信長(第16話)●その他のデータ/登場する忍術~分身八つ身の術(第6話)

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  • 4巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(4)

    忍者武芸帳(影丸伝)(4)

    412ページ | 630pt

    戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック▼第1話/地落し▼第2話/獣屍▼第3話/顕形(1)▼第4話/顕形(2)▼第5話/顕形(3)▼第6話/落首▼第7話/影丸見参▼第8話/毛塚用水▼第9話/波の鼓▼第10話/恋幻▼第11話/瘢瘡▼第12話/影一族(くされ)●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(謎の忍者。馬借隊を指揮し農民を先導して一揆を起こす。不死身だと恐れられている)。無風道人(陰流の忍法「陰の流れ」をうけつぐ者。殺し屋として大物の首を狙い、その金を農民に施す)●あらすじ/一揆のゲリラ軍に苦戦する信長勢。影武者主膳の率いる明智軍は、地形を読み、二手にわかれて敵を討ち取る計画をたてる。しかし相手の兵の少なさをみて総攻撃をかけた明智軍は、逆に影丸の軍の罠にはまる。地形を利用して徹底的に準備された攻撃は、明智軍を壊滅状態にした(第1話)。▼無風道人は信長の暗殺を請負い、死んだ牛にかくれて不意打ちをする。しかしそれは三人目の影武者の首だった。信長は道人を城に呼び、金五千本ののべ棒で影丸の首をとるように頼む(第2話)。▼ 光秀の影武者主膳は、甚助に仇として狙われていることを知って、先に甚助を殺そうとする。しかし待ち伏せした場所にあらわれたのは、偶然にももう一人の仇相手、重太郎だった。明美に命を助けられた重太郎は無人島に流れ着いた。そこで出会った老人から、誰もみたことがないといわれる幻の忍法、「波の鼓」を学び戻ってきたのだ。7年の月日が流れていた…(第9話)。●本巻の特徴/影丸は甚助に、自分が死んでもあとをつぐ者が必ずでて、いつか武士も百姓もない世の中がくるという考えを語る。無風は影丸の首をとり信長に献上するが、やがて首は消え、再び影丸は生きてその姿をあらわす。巻末に影一族の一人、くされの生い立ちも収録。●その他のキャラクター/坂上主膳(第1、9、10話)、木下藤吉郎(第1話)、螢火(第1、2、10話)、織田信長(第2、7話)、明美(第3~5、10話)、林崎甚助(第6、9話)、鬼吉または蔵六(第7話)、太郎(第7話)、くされ(第7、11話)、竹蔵(第8話)、宗忍性(第9話)、明智光秀(第9話)●その他のデータ/登場する忍術~唐忍法波の鼓(第9話)、移し身の術(第12話)

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  • 5巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(5)

    忍者武芸帳(影丸伝)(5)

    342ページ | 630pt

    忍者影丸を通して描く感動の戦国ロマン▼第1話/影一族(しびれ)▼第2話/影一族(岩魚)▼第3話/影一族(蔵六)▼第4話/影一族(三つ)●登場人物/影丸(陰の流れをくむ忍者。特殊な能力をもつ7人と出会い、影一族をつくる)●あらすじ/盗みをした男の一家が、川で処刑された。次の日、子どもにはかろうじて息があった。発見した村人たちはとどめをさそうとするが、なぜかもりをさそうとした瞬間、全身がしびれて死んでしまう。それを見ていた伝造というよそ者が、子どもを家につれて帰り、いっしょに暮らすようになった。そんなある日、襲ってきたオオカミが同じように一撃で倒された。この子、捨吉には危険な状態におかれたとき体内に変化が起こり、敵を感電死させる特殊な能力があったのだ(第1話)。▼魚をついていた男が沼におちて死亡した。八人目となった被害者に、村人は水魔のたたりだとうわさする。通りかかった侍が退治をかってでるが、一太刀あびせただけで水に落ち死んでしまう。数日後、湖を調べにきた男が傷をおった不思議な人間をみつけ、手当する。その身体は水中に適応したエラ孔や水掻きをもっていた。助けてくれた男に、身体半分が魚のような男、平太は生い立ちを語る…(第2話)。●本巻の特徴/影一族の影分身七人衆は、影丸を支え物語の重要な鍵をにぎる集団である。第4巻のくされにつづき、しびれ・岩魚・蔵六・三つの生い立ちと謎があかされる。今までかくされていた動きの意味や、影丸の不死身の理由までが明らかになる興奮の4編。●その他の登場キャラクター/しびれまたは捨吉(第1、2話)、くされ(第2話)、岩魚または平太(第2話)、蔵六または鬼吉(第3、4話)、鈴鹿の夜叉姫(第3話)、三つ(第4話)●その他のデータ/飛竜噴火渡りの術(第2話)、血走り(第3話)、蚊幕(第3話)、陰の流れ四本しめじの術(第3、4話)、仮死の法(第4話)、逆足(第4話)、影分身八つ身(第4話)

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  • 6巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(6)

    忍者武芸帳(影丸伝)(6)

    352ページ | 630pt

    感動の戦国ロマン! 白土劇画の珠玉作▼第1話/根切り▼第2話/影丸見参▼第3話/地摺り螢▼第4話/神隠し▼第5話/処刑▼第6話/御前試合▼第7話/残骸▼第8話/罠(1)▼第9話/罠(2)▼第10話/罠(3)▼第11話/風刃(1)▼第12話/風刃(2)▼第13話/風刃(3)▼第14話/群狼(1)▼第15話/群狼(2)▼第16話/気胸(1)▼第17話/梁山泊(1)▼第18話/梁山泊(2)▼第19話/気胸(2)▼第20話/気胸(3)▼第21話/刺客(1)▼第22話/刺客(2)▼第23話/刺客(3)▼第24話/刺客(4)●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(陰の流れをくむ忍者。一揆を指揮し、信長軍をてこずらせ続けるため深い恨みをかっている)。林崎甚助(重太郎と同じく主膳を仇とする男。仇討ちの旅で悪化していた病気が偶然直る)●あらすじ/信長の御前試合に重太郎が飛び入りし、そこで明美と再会する。その場で重太郎は光秀との真剣試合を願い出るが、さらにそこに飛び入りしてきたのは同じ仇を持つ男、甚助だった。信長は二人に、影丸の首をとってきた者にその権利を与えるという(第6話)。▼一揆で親をなくした孤児たちが集まって、村を襲い、荒し回るようになった。ある日、見つけた砦に無風がいた。必要なものは奪い平等に分けるのだという子どもたちに、必要なものは奪うのではなく、自分で作るのだと説く。そしてそのための金をもってこようと約束する(第18話)。●本巻の特徴/重太郎の子をみごもった明美は、信長の策略により、主膳らの手にかかり殺される。重太郎は罠にはまり、明美の仇として影丸を討ちにいくことになる。一方甚助は、光秀を追う途中でかまいたちにあい、偶然の作用で肺病が直る。同じ仇を持つ二人の人生が一瞬交錯し、また離れていく。●その他のキャラクター/くされ(第1、2話)、織田信長(第3、6、10話)、坂上主膳(第4~6話)、螢火(第4~7、11話)、太郎(第5話)、明美(第6、7話)、明智光秀(第10、12話)、苔丸(第14、15、17、18、23話)、北畠具教(第13、16、21、22話)、小萩(第16、19、21、23話)、おばば(第16、19、21話)、無風道人(第18、20、22話)●その他のデータ/登場する剣術~念流合掌の太刀(第13話)

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  • 7巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(7)

    忍者武芸帳(影丸伝)(7)

    394ページ | 630pt

    戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック▼第1話/斬光▼第2話/群生(1)▼第3話/群生(2)▼第4話/群生(3)▼第5話/清水寺の血煙(1)▼第6話/清水寺の血煙(2)▼第7話/百足火(1)▼第8話/百足火(2)▼第9話/葉隠れ▼第10話/分裂(1)▼第11話/分裂(2)▼第12話/影の地帯(1)▼第13話/影の地帯(2)▼第14話/影の地帯(3)▼第15話/影の地帯(4)▼第16話/影の地帯(5)▼第17話/影の地帯(6)▼第18話/影の地帯(7)▼第19話/影の地帯(8)▼第20話/影の地帯(9)▼第21話/影の地帯(10)▼第22話/影の地帯(11)▼第23話/影の地帯(12)▼第24話/影の地帯(13)▼第25話/影の地帯(14)▼第26話/影の地帯(15)●登場人物/影丸(陰の流れをくむ忍者。一揆を指揮し、信長軍を手こずらせる)。林崎甚助(重太郎と同じく主膳を仇とする男。京へ主膳を討ちにいく)。螢火(明智十人衆とともに影一族の抹殺に命をかける。主膳の妹)●あらすじ/一揆軍は連日戦いを繰り返し、優勢に活動を展開していた。富田長秀のクーデターによりその機を狙った本願寺法王顕如は、ひろく門徒、農民に呼びかけた。各地の一揆軍は越前の戦いに参加し、かくして加賀とならんで越前は一揆軍の支配するところとなった(第7、8話)。▼苔丸に率いられた浮浪者たちは、さらに仲間が集まって今や巨大な盗賊の群れと化していた。しかしその中には苔丸に反抗的な者もいた。皆平等に助け合って力をあわせていくことを望む苔丸に、勘太は、すべて腕のある者が独占できるのだという。二人はボスの座をかけて戦い殺しあう。この仲間割れのさなかに兵隊に攻め込まれ、不意をつかれた子どもたちは全滅してしまう(第10、11話)。▼信長の命により、重太郎と螢火以下、明智十人衆の忍者たちが何度目かの影丸暗殺団として出発した。影一族と明智十人衆は、それぞれの術を使い、各地で死闘をくりひろげていく(第12~25話)。

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  • 8巻
    忍者武芸帳(影丸伝)(8)

    忍者武芸帳(影丸伝)(8)

    330ページ | 630pt

    戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック▼第1話/陰流異変(1)▼第2話/陰流異変(2)▼第3話/廃虚(1)▼第4話/廃虚(2)▼第5話/血の代償(1)▼第6話/血の代償(2)▼第7話/流水(1)▼第8話/流水(2)▼第9話/流水(3)▼第10話/流水(4)▼第11話/雑賀一揆▼第12話/北部戦線▼第13話/不死鳥落つ▼第14話/三日天下▼第15話/大砂塵●登場人物/重太郎(父の仇討ちに生きていたが、目的を見失いさまよう)。影丸(陰の流れをくむ忍者。一揆を指揮し、農民の自治支配をめざす)。無風道人(陰流の忍法「陰の流れ」をうけつぐ者)●あらすじ/兵法遊歴の旅からもどった上泉信綱の一行は、峠で見つけた死体が無風の仕業だと気づく。信綱は、同じ隠流の流れをくむ無風の忍法「陰の流れ」を邪法とみなしていた。新陰流をつくりあげた信綱は、今後のためにもこの機会に無風を倒すことに決めた。完全に包囲された無風は、まわり道の末なんとか逃げおおせるが…(第2話)。▼越前では顕如によって、合議制ではなく支配者がたてられた。これは農民と僧侶両方に別々の不満を呼ぶ。影丸は書状で顕如に意見するが、本願寺の発展だけを願う顕如は聞こうとはしなかった。やがて農民と僧侶の対立が深まり、越前の人々は門徒農民と僧侶以上の支配者層に分かれて衝突する。信長がその機を逃すはずはなかった…(第5話)。▼信長は越前に続いて雑賀一揆で勝利をおさめ、本願寺は孤立した。影丸が、もう一度顕如に全国一揆を呼びかけるよう説得に行くが、それは信長の仕掛けた罠だった。重太郎が明美の仇を討とうと顕如に化けていたのだ。主膳らに包囲された影丸は、その日のうちに八つ裂きの刑にかけられて死ぬ。本願寺は焼き払われ、信長は天下統一を果たした(第13話)。

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