公爵家の長女リーフェは、黒魔術師・ラウリーの生まれ変わり。前世では「稀代の悪女」として恐れられ、ずっと孤独に生きてきた。今世では一人ぼっちを回避していたのに、妹のアリアに婚約者と家族を奪われてしまう！　リーフェはアリアの婚約パーティーに出席して反撃をするために隣国の皇太子・オリヴェルにパートナーを依頼するが…!?　 【第1話「婚約者を妹にとられました」を収録】

初対面のはずなのになぜかリーフェのことを理解してくれるオリヴェル。不思議に思いながらも会場に入ると、アリアのために送った茶葉を証拠にリーフェの公開断罪が始まった。ここでもリーフェを守ろうとオリヴェルが庇ってくれるが、リーフェには反撃のための作戦があった――。　【第2話「魔法薬師の反撃」を収録】

アリアが自ら飲んだ魔法薬の中毒症状も収まって、部屋を去ろうとしたリーフェにオリヴェルから婚約の申し入れが！　しかも隣国の皇太子という高貴な身分の方だった。夢みたいな話で疑いをぬぐえないリーフェ。そんな中、元婚約者のイーストンとアリアが、リーフェがオリヴェルと一緒に行くことを止めようとしてきて!?　【第3話「オリヴェルの思惑」を収録】

イーストンとアリアの制止を振り切って、リーフェたちはシンウッド皇国に到着した。そこでは今までにない快適な暮らしを提供されて委縮してしまうリーフェ。一方でなぜか契約精霊のルネは慣れた様子でくつろいでいた。部屋で談笑していると、オリヴェルの契約精霊・ララが姿を現して……。【第4話「契約精霊たち」を収録】

偽装婚約のはずなのに甘い言葉を囁いてくるオリヴェルにリーフェはとまどいと嬉しさが隠せない。一方、婚約後も縁談を持ち掛けてくるリーフェの父に対抗して婚約パーティーを開くことにした。婚約を認めてもらうため、奮闘するリーフェだが――!?【第5話「婚約パーティー」を収録】

オリヴェルを慕っていたオーレリアとソニアが喧嘩を始めてしまった。魔法によって会場に火がつく事態に発展してしまう。リーフェが魔力の無効化をしてその場を収めたが、体質に合わない魔法を使ったリーフェは倒れてしまって!? 【第6話「惚れ薬」を収録】

惚れ薬の効果でオリヴェルの愛を知ったリーフェ。でも最近出会った自分ではなく、ほかに好きな人がいると勘違いしてしまう。他人への愛の言葉だと理解しつつも、オリヴェルに言われた言葉が頭を離れなくて――。【第7話「理解者」を収録】

同時期に記憶喪失者が2人も出たことを不審に思ったリーフェは、魔王に会って手がかりを得ようとする。一方、記憶を失ったイーストンはアリアと幸せに暮らしていたはずが、アリアの魅力の力に綻びが出始めて違和感を覚えて!?　【第8話「魅了の謎」を収録】