「オバケ屋敷」と呼ばれる空き家で、肝試しをしたカップルは呪われるという――！　少女はある廃屋に監禁され、不気味な男に犯され続けていた。どうやら彼女は「オバケ屋敷」での肝試しの最中、彼氏・隆也に置きざりにされてしまったようだ。そして少女を監禁するその男は、しきりに「呪い」と口にして、支離滅裂な言動を続ける。そんな男の言葉を相手にせず、犯されながらもひたすら隆也の助けを待ち続ける少女。「いつまで…こんな事、隆也早く助けてよっ」 果たして彼女は、犯しの地獄の中でいつまで正気を保つことが出来るのか？ 彼女と隆也は、「オバケ屋敷」の中でいったい何を見てしまったのか？　鬼畜作家・オイスターが贈るホラー×ハードエロス。ある少女の悲劇を発端とする、ひと続きの物語が幕を開ける。

教師の成瀬は、生徒の一人・杉下彩音（あやね）が長らく学校に来ていないことを気にしていた。彼女は彩音の家を尋ねるも、父親に門前払いをされしまう。しかしその父親の異様な目つきと、家から漂う何とも言えない悪臭に危機感を感じた成瀬は、強引に彩音の家へと上がり込んだ。「彩音ちゃんっ！ 先生来たよっ　顔見せてっ！！」そう声を張り上げる成瀬だったが、家の中から彩音の返事はない。そして逆上した彩音の父親は、どういうわけか成瀬を自分の妻だと思い始め、無理やり彼女を犯し始めた！「こういうのが好きなんだろお前は　どうだ、俺の方があいつらより激しいだろ」「また仲良く、３人一緒に暮らそう」そうつぶやきながら、何かにとりつかれたように成瀬を犯し続ける彩音の父。いったい彩音と、その家族に何があったのか――！

「私は……いつからここに居るんだろう……」　無機質な空間に監禁され、下品な芸を披露する「恵美」という女性。過去の記憶がない彼女は、生きるためにひたすら男たちの機嫌を取り続ける。「ケツ穴拡張の新記録に挑戦します だから見捨てないで下さいっ！」 彼女はそう言い、自らの肛門に棒を挿入。男たちの興味を引こうとする。ところが興をそがれた男たちは恵美に蹴りを入れ、彼女の人格を徹底的に否定。苦悶の表情を浮かべる恵美。それでも他に生きる術を知らない彼女は、男たちの肉棒を求め涙を流す。「ああ…でっかい勃起ちんぽォ、恵美幸せェ…」そしてそんな彼女の脳裏には、時折幸せな家族の思い出がよぎる。この記憶は、一体――？

彼氏の敬（けい）と「オバケ屋敷」で肝試しをしたことで、「気が狂ってしまった男に、死ぬまで犯される」という記憶を植え付けられてしまった郁美（いくみ）。必死に現実ではないと否定しようとするも、あまりに生々しく鮮明な記憶に震えと涙が止まらなくなってしまう。敬はそんな彼女を慰めようと、「エロい事でもしてれば気が紛れるかも」と言い出すが……記憶のことが頭から離れない郁美は、とてもそんな気分にはなれなかった。ところが敬は、拒絶する郁美を振り切って強引に彼女を犯し始めてしまう！「大丈夫だって、郁美のことは全部分かってるから　もっと激しいのがいいんだろ？」そういい彼は、焦点の合わない目で郁美を責め続ける。まるで何かにとり憑かれたかのように……。「オバケ屋敷」に隠された秘密とは！？

教え子・彩音の父親に犯され、そのうえ彩音の変わり果てた亡骸を目の前で見てしまった成瀬。彼女はそのショックで男性恐怖症となり、さらには血で赤く染まった教え子の亡骸が幻覚として見えるようになってしまった。「お願いだから…もう先生を許してよ彩音ちゃん」そんな彼女の思いもむなしく、部屋の中には赤いてるてる坊主のような幻覚が増える一方。自室にいることが辛くなってしまい、救いを求めるように外へと逃げ出す成瀬。そんな彼女が彩音の家の前を通りかかると、死角から現れた怪しげな男に拘束されてしまった！「やっと会えたね　きっと帰ってくると思ってたからさ」そういい男は、成瀬の身体を下品にまさぐる。この男、いったい何者ー―！？

彼女・美緒の住むアパートへ赴き、セックスに励むある男。キツい性格の彼女に「バカでぶ」「クズちんぽ」と蔑まれながらも、カウパーを垂れ流しにして喜ぶ彼だったが、ある時美緒の部屋の押し入れから視線のようなものを感じた。恐る恐る押し入れを確認してみても、中に入っているのは荷物だけ。不思議に思いつつもセックスを再開する彼らだったが……今度は押し入れの中から、腐った腕がはみ出ているのを目撃してしまう！「ひっ！ ヤバイよこれっ　本物の幽霊だよ！」恐怖の極限に達し取り乱してしまう彼。一方の美緒は平気な顔で、ますます乱暴にこちらを責め立ててくる。「そんなに怖いなら、私だけ見てろっ！」 彼女のそんな言葉に、彼は必死に冷静さを取り戻そうとするのだが……。

謎の男たちに妻・恵美が拉致されたことをきっかけに、精神に異常をきたしてしまった彩音の父親。そして彼は、そのはけ口を娘の彩音に求めた。「ごめんなさい、お父さん……」彩音は父から性的な虐待を受ける中、必死に許しを乞おうとする。しかし彼は、苦悶の表情を浮かべ泣き叫ぶ彼女を見てなお責めの手を緩めない。「淫乱な身体に覚えさせないと……ここに居るのが一番幸せなんだって」「絶対渡さないぞっ　彩音は永遠に俺のモノなんだっ」妻を失ったトラウマから、理性的な人格を完全に喪失してしまった父。そんな彼が、幸せになれる唯一の方法とは……！ 数々の不幸の連鎖を描いてきた『見るも無残』最終章。「オバケ屋敷」のすべての始まりとなった、凄惨な事件の一部始終が明かされる。