桜井彩花は文武両道な優等生。しかし、本番に弱いせいで高校受験に失敗、滑り止めの学校に行くことに。大学受験こそ失敗できないと悩む彩花は、担任の江川先生と「不登校の生徒を説得できたら、好きな進学先を推薦してもらう」という秘密の約束をする。…のだが、肝心の説得相手である本田空にその約束がバレてしまう。空は「毎日一つお願いを聞いてくれたら、黙って学校に来てあげる」と言い、突然彩花にキスをして…。うかつな委員長とアンニュイ問題児、二人の秘密な青春ラブコメディ！

「不登校だった生徒を説得できたら、好きな進学先を推薦する」という先生との約束が本人の本田空にバレて、学校に来てもらうため、毎日１つ「お願い」を聞くことになった桜井彩花。空と一緒にいることが多くなった彩花は、「私は本田さんと、どうなりたいんだろう？」と、じょじょに意識するにようになっていた。そんな中、転校生の守永和奏が、グイグイ空と友だちになっていくのを見た彩花はソワソワ。さらには放課後、空と彩花がキスしているところを、和奏が目撃してしまい…。うかつな委員長とアンニュイ問題児（？）、二人の秘密な青春ラブコメディ！

転校生・守永和奏の協力（？）もあって、体育祭の二人三脚に出場した桜井彩花と本田空は、晴れて「友達」になった。しかし、休日に彩花の部屋で二人っきりになった空は、「お願い」と言ってキスをしようとするが、やめてしまう。そんな空を見た彩花も、自分の中のモヤモヤに戸惑い、なんだか以前よりも関係がギクシャク。「…もう『友達』なんだから、しないのが当たり前…そうだよね？」「お願い」で繋がっていた彩花と空、二人の関係が向かう先は…。うかつな委員長とアンニュイ問題児（？）、二人の秘密な青春ラブコメディ！

ギクシャクしていた距離感に戸惑いながらも、「空のことをもっと知りたい」と向き合うことを決めた彩花。やっと通じ合えたのかも、と二人が思った矢先、ずっと不在だった空の母親が戻ってくる。北海道にいる再婚相手と住むからと一方的に告げて、空を連れていくため、転校させようとする。納得できない彩花が、空の母親に直談判するも門前払い。「ただのクラスメイトの私には、何もできないのかな…」諦めかけた彩花だったが、兄や和奏たちの後押しを受け、本当の想いを伝えるため、急ぎ二人がいる空港へ向かう。うかつな委員長とアンニュイ問題児(?)、二人の秘密な青春ラブコメディ！

「空が転校してしまう…」一時はあきらめかけた彩花だったが、兄とクラスメイトに背中を押され、空の母親へ直談判することに。ただのクラスメイトのワガママかもしれない、それでも空と離れたくない…。自分の想いを素直にぶつけた彩花を見て、空も自分の本心を吐露すると、空の母親は「勝手になさい」と諦めて去っていく。二人は互いに想いを伝え合い、晴れて恋人になったのだった。穏やかな恋人としての生活を続けていたある日、本番で緊張してしまう彩花の体質を改善するため、空が言いだしたのは「模試で目標点行かなかったら、一ヵ月わたしに触るの禁止」という彩花にとっては過酷な内容で…。うかつな委員長とアンニュイ問題児(?)、二人の秘密な青春ラブコメディ!

「空を好きになって、自分の気持ちを素直に出せるようになった」クリスマスそして初詣…恋人としての想い出を重ねていくなかで、自分の「やりたいこと」が明確になった彩花。そんな彩花を見て、空も自分の夢を考えるようになっていく。そして、恋人として過ごしていくなかで彩花と空は、自分たちの関係を周りの人にも、知ってもらいたいと思うようになっていた。その第一歩として、穂波と千鶴の二人に伝えようとするがなかなか勇気が出せずにいた。そんな時、和奏が提案したのは修学旅行で伝えるというアイデアで…。うかつな委員長とアンニュイ問題児（？）、二人の青春ラブコメディ、ついに完結！

※『ロンリーガールに逆らえない』6巻初回限定版の付録小冊子を電子化したものです。 紙の本と同じ内容となります。ご注意ください。