「制裁！制裁！せいさ～い！」リョウの大学の後輩・浅倉は周りの男をいとも簡単に操り、欲しいものを手にすることができた。だが彼女が本当に欲しいのはただ一人、ホンモノのハイスぺ男・一之瀬リョウだけだった。リョウと同じ会社に入社して機会を狙っていた浅倉は、ついにリョウからの誘いを受け、夢見心地になるのだが…彼女には、誰にも言えない秘密があった…。

「こんなとこ、タクヤに見られたら大変だね？」スーパーで再会した学生時代の先輩・カレンは、リョウの大親友・タクヤの彼女だった。リョウがいつもの冷静さを失ってしまうほどの、カレンにまつわる過去とはいったいどんなものだったのか。そこには一人の純粋な青年の人生が歪むことになる、ある出来事があった…。

「あれから何本のチ●コ咥えてきたんだ？」再会後、カレンとリョウは久しぶりのデートをしていた。子連れで自分たちが夫婦に見えるようだとのんきにはしゃぐカレンは、リョウの思惑に気づかない。デートを終え、リョウに二人目の父親になってほしいと迫る頃、カレンの元に見覚えもない一人の男が現れる。

「アナタ…ごめんなさい…」家から出られないはずの姉を思わず追いかけた先で、リョウは信じられない光景を目にすることになる。それは、ずっと昔に家を出て、行方不明となっていた母親の姿だった。よみがえる、母親との思い出…それは甘くて苦い、禁断の記憶だった…。

「ダメよ…こんなこと、いつかきっとバチが当たるわ…」生きているかもわからなかった母と再会したリョウ。二人は想いを抑えきれず、会わなかった間を埋めるように激しく互いを求めあう濃厚なセックスを始める。自分たちのしていることが罪であることを自覚しながらのその行為は、まるで禁断の果実をむさぼるかのようにとても甘美で刺激的なものだった。こんな時間がずっと続けばいい…心の底からそう願う二人だったが…。衝撃の連載作品、第二部完結。

〈教師は時に…悪に染まってでも、生徒を正しい道に導かなければならない――〉体育教師の宇佐川…通称ウザ川はその熱血ぶりで生徒から疎まれていた。問題生徒たちの行動は自分たち教師へのSOSであり、自分がなんとかしてやらなければ…と心を砕く日々。そんな時、とある問題行動のせいで自宅謹慎をしていたギャル・岡野が反省の様子もなく登校してきて…。この学校での悪事はひとつたりとも見逃されない。話題の連載作品、第三部始動！

「俺の熱い気持ち…受け取ってくれ…！」生徒の安全のため、今日も早朝から出勤していた宇佐川。そんな宇佐川に声をかけたのは、学校一模範的な、生徒会長の霧島だった。霧島のような生徒がいることに胸を熱くした宇佐川だが、放課後の”見回り”の時間に、とんでもない悪事を目にすることになり…。「俺が今…本当のお前に戻してやる…！」

「聞こえるぞ…お前の心臓の鼓動、心の叫びがぁ！！」突然生徒たちの態度が変わったことに違和感を覚えていた宇佐川。生徒から没収したスマホの画面に映っていたものは、宇佐川が何よりも大切にしている学校の炎上騒ぎだった…。これ以上生徒を危険な目に合わせるわけにはいかないと立ち上がった宇佐川が向かった先は、樋口のいるコンピューター室で…。「お前の本当の顔…先生に見せてくれぇ！！」

「時にはやり返すことも必要なんだよ…さあ、お前の全てをぶつけてやれ」ある日の放課後、宇佐川は慌てて走ってきた美術部の山田と鉢合わせた。いつもとは違うおびえた様子でなにか言いたげにしていた山田だが、その場にやって来た一軍女子・姫野と鳴海に連れていかれてしまう。美術室でおこなわれていたこととは…。「俺たちの筆で、この空っぽなヤツらを満たしてやるんだ！！」

「思い出せ南…！本当の自分を…！」宇佐川が顧問を務める水泳部には、5か条の掟があった。自分にも他人にも、宇佐川にまで厳しい女子部長・南は、もちろんなにひとつ掟を破るわけがないはずだった。だが、そんな南が抱えていた秘密があって…。「顧問である俺が今…水泳一筋の南に戻してやる」