「みなと鈴（みなとりん）」の漫画・コミック一覧

障害があってもなくてもその子の親であるということに変わりはなくて、全責任が親に降り掛かってくる事実。

どんな理由があっても、人はみな自分たちが生きるために精一杯で、自分たちの家族を守るのが精一杯。毎巻泣きました。

当事者ではないんだけれど、いち親として人として共感できる部分も多くありました。自閉症スペクトラムや知的障害についても漫画ならではで理解しやすかったです。

定型であっても障害があっても他害する立場、される立場はあって。自分の子がされた時はどんな時でも腹が立つ。だって親だもの。

きょうだい児についてはここでも賛否あるけど、そもそも子どもを産み育てたいという本能自体がエゴによるものだから一口にエゴだ！と切り捨てるには浅慮だと思う。

世の中にはきょうだい児が死ぬほど辛いという当事者もいれば、その子がいて良かったと思うきょうだい児もいる。色々考えさせられました。ありがとう。

聴覚過敏のある子に下の子を作るのはどうかと思う。自分が聴覚過敏だから下の子の泣き声は耐えられない。

子供を作る前によく考えて自分が最後まで面倒を見れるか考えることの出来るマンガ。
自閉症が年々増えているのに(特に日本は増加が突出している)原因が分からない障害。
【newsweekjapanより】
最新の研究で発達段階にある胎児の脳のタンパク質を標的とする母体由来の抗体群を特定。自閉症スペクトラム障害と診断された子どもの母親のうち23％に、神経の発達に必要なタンパク質を標的とする自己抗体があることを示した。2018年3月には、「妊娠中の母親の自己抗体が発達中の胎児の脳に反応し、その発達を変化させることがある」との研究成果も発表している。さらに、ファン・デ・ウォーター教授らの研究チームは、機械学習（ML）を用いた分析により、自閉症スペクトラム障害の診断と極めて関連の高い母体由来の自己抗体を特定し、2021年1月22日、学術雑誌「モレキュラー・サイカイアトリ」で研究論文を発表した。

うちの子も発達の遅れが見つかり、年中で言語と社会性が1歳程度しかなく週5の療育を強く勧められました。
最初は認めたくない気持ちと絶望に押し潰されそうでしたが、親の虚栄心で子供の可能性を潰してはいけないと思い幼稚園を辞めて療育に切り替えました。
この漫画は当時のことを思い出させてくれます。
幼稚園に通っていた頃は問題行動が多く、夜も寝ずに飛び跳ねて奇声を上げていたのが、半年も通所すると、言葉でのコミュニケーションが取れるようになって生活リズムが整い、率先して手伝いや片付けをするようになり、通所先でも学級委員みたいな存在になったと聞きました。外国の歌も英語の計算も一度見聞きしたものはすぐに覚えて応用するし知識欲も凄いので、私が普通の枠に囚われて子供の可能性を潰していたのかなと反省しています。
発達が遅い子はどこかに躓きがあって前に進めないだけで能力が低いわけではないのかもしれません。

お母さんの親にもわかってもらえない辛さが自分だったら…と思うと涙がボロボロあふれてきて…自閉症について知ることができる素晴らしい作品だなと思いました。