人形さん のまんがレポ《参考になったが多い順》

統合失調症について、平成中期ならば認知度が低かったり、その独特な病態（作者さんも仰っていますが、ネット等で見るセンセーショナルな内容）が、悪目立ちしていたかもしれません。しかしながら令和となり、病の認知度は、それと闘ってこられた方の生の声が、一般社会に届くほどに、上がってきたのではないかと思います。つまり、本の内容は、既に知っている内容です。少なくとも、タイトルから本を手に取る、こういったことに興味のある面々には、既出の情報です。病について何も知らない方々に対しての入門書だと思いました（ゆえに、高価に感じる）。
絵はほのぼの、当事者目線で進みますが、病態の生々しい描写ナシ＆医師や薬や入院の詳細ナシ、福祉の利用についてもサラッと描かれています。
タイトルは濃味なのに中身が薄味なのは、残念です。評価が病気を悪化させないか心配ですが、私は消費者ですので、素直に評し星1。執筆の勇気には星5です。

「汚部屋育ちの〜」と内容がかぶっています。作品自体は星5をつけたい気持ちもある分、とても残念で、星3です。
昨今の、このくらいの値段でキャッチャーなタイトルの漫画にありがちですが、「なんで私が不倫の子」のタイトル負けとでも言えばよいでしょうか、なんで…をもっと掘り下げて欲しかったです。タイトルが独り歩きし、前作の補足作品みたいな印象を受けました。
作者さんの自己精神分析は、若干冗長な書き方になってしまっていますが、読んでいて靴紐が整う、素晴らしい漫画でした。しかしながら、なんで、なんで、なんで、不倫の子、なんでしょうか？私には、物足りませんでした。
もっと掘り下げたら、もっと人間の心に近づけるのでは…実体験であり、生きている母のことは書けないのでしょうか。
それは、表現してお金を得る表現者として、少々、なまぬるい気もするのです。
是非小説で拝読してみたいです、作者さんなら書けるのでは？

アラサー漫画家が、大体アラサーなイケメン3人に、きゃわわんきゃわわんしている内容です。
辛口コメントです。
三巻まで購入→削除箱へ。
・主人公→自己肯定感低め設定ですが、振り切った設定ではなく少女漫画主人公然としており、好感持てる感情の動きもなく、ただただイケメンにぽよぽよふわっふわしている、気の多い印象。
・ひもかれ→この女にしてこの彼あり
・担当編集さん→こういう設定恥ずかしくないのか、問いたい。漫画なんだから現実離れオッケ！とかなら、もっと振り切って描かないと、設定自体は使い回されてんだから、恥ずかし損では？
・作陶家さん→先に出しすぎたんでは？まずはひもかれと担当さんで、マンネリしたころ出てきても良かったのでは。
☆他の方もおっしゃるように、少し読んで違和感あったら、買わないほうがよい
☆イケメン拝むだけなら読んでもよいのかな？

高いです。キャベツ400円の時代、漫画1000p越えは買えません。ゆとりがあったので買いました。結果、内容が良かったので損をしたとは思っていません。社会問題作品は、広くひろめるためにも、ポイ救済措置（パー引きやクーポン）があるべきでは。作家さんに損のない形で漫画王国さんにご検討頂きたいです。
さて内容ですが、なぜこういった事件が起きるのか、なくならないのか、そこを過激にではなく（やってることは過激すぎるんですが）淡々と説明し、また現実的にかいているので、わかりやすく、無駄に感情のカロリーを消費せずに読めます。なぜ子どもがそれを「する」のか、なぜ最終的に警察をためらうのか、あくまでも１つの事件としてなるほどと勉強になりました。
娘さんが未だにトラウマを抱えておられるとの描写、酷な台詞ですが続編を希望します。私のように平和ボケ無知な市民に社会の闇を知らしめるきっかけとなるのでは。

買って損ではなく学びはある、少々高いが気になるなら買っても良いかも。内容的には星3、代表のされている福祉活動に敬意を込めての星4です。
読む前に予想したように進んでいきます。良いことばかり描かず悪いことも描けばよいのにと思います。
これは個人の価値観によると思いますが、主人公が「デリをしていた過去」を肯定、受け入れていく描写は必要ないと思いました。奨学金制度のある看護学校でやりたくない風俗バイトが必須な方は現在もいるでしょう。そうした自分を責める必要も受容する必要もなく、「そうしなければ学べない学生がいる社会」が悪いのでは。
また、作品内に強度行動障害のある重度知的障害など意思疎通の難しい方とのプレイの描写がないのは不思議です。意思疎通の難しい発語も何も無い方はいないのでしょうか。作品の知的〜の方はカードで意思疎通が出来、軽度で区分4位かと思います。区分6の最重度の方は？掘り下げて欲しい。

他社広告で気になり、購入、拝読しました。
バレエってそうなんだ！へ〜！とか、なんだかんだスポ根！とか、それでいて芸の道！とか、その他入門的な知識も得られるので、面白い面があります。
漫画としては、前向きすぎて明るすぎる主人公にリアリティがなく、理想的な少女が理想的に夢を見て理想的に挫折し理想的に復活し予定調和の中で成長する話で、読んでいて疲れます。そこが、あまりにも、本来のバレエとかけ離れているような…。
もう少し、泥、いや、ヘドロな部分があった方が、個人的には「自分もこういう気持ちあるな」と感情移入しやすいし、主人公を応援しやすいです。
気になった方や迷ってる方は、最新巻を購入し読んでみては…？最初から読みたいと思えば波長が合うでしょうから1巻から購入を！
いやキャラの見分けがつかないな…とか、主人公に魅力を感じないな…ならば他の漫画でポイント使った方が良いかもです。
辛口すみません。