夫にとって私は、妻ではなく「モノ」だった
日常化した激しい暴力・暴言に摩耗していく…
これは狂気なのか、愛なのか―
あのとき、わたしに始まった決して逃れられない永遠。それは、夫との結婚だった―――。社内でも有望株の男性・透(とおる)と結婚。しかし、間もなく激しい暴力が始まる。絶えない身体の生傷と増え続けるマンションの壁の穴。白帆(しほ)はこの結婚から逃れられるか、救いは訪れるのか……。この結婚はおそろしい日―への幕開けだった―――。
私たち今、火遊びをしているみたい…
「結婚…しないで下さい」初対面の男に迫られているのに、どうして私、拒めないの…?――玲の婚約者は、アメリカ名門大学卒の誰もが羨む有名企業で働く超エリート。だけど中身は最低のDV&モラハラ男だった…。そんな男との結婚を前に憂鬱な日々を送っていた玲は、友人の紹介で出会った美術講師・田上と一夜の過ちを犯してしまう。「私たち今、火遊びをしているみたい…」――ただ一度の関係だったはずの小さな火種は、やがてすべてを焼き尽くす業火へと変貌してゆく…
最初に殴られたのは新婚旅行でのこと
最初に殴られたのは新婚旅行先のハワイだった。 沙奈は夫と娘の三人で都内に暮らす専業主婦。一見幸せに見える生活だが、家の中では夫の異常な束縛を受け、気に食わなければすぐ暴力を振るわれる地獄の毎日を送っていた。…娘の菜々美にまで暴力が及んだ日、沙奈は気付く。「この子の笑顔を奪っているのは私達夫婦だ!」 娘と生きるため、鳥籠のような家を飛び出した沙奈だったが、それが自ら封印した”忌まわしい過去”を呼び覚ますとは、その時は思いもしなかった。――過去に絡まる鎖は自らを奈落へ誘う…DV逃亡劇サスペンス、開幕!
夫が不機嫌なのは私のせい…
結婚した途端、優しかった夫の態度が急変!家庭内での夫のモラハラの実態をリアルに活写!! 幼い頃から幸せな家庭を夢見てきた妻・笑子(26)。そして理想の相手と巡り合い、結婚した。優しかった夫(28)だったが、結婚したとたん、無視してきたり、荒々しくドアを閉めたりするようになった。妻は、夫が不機嫌なのは自分が悪いのだと考え、常に夫の顔色を窺いながら暮らすようになるが……
暴力から逃れた後も傷跡は深く、癒えず
苦しい…もうだめ、殺される…! 夫の暴力から必死で逃げ出した舞花。幼い息子・翼を抱え駆け込んだ先は、暴力被害女性を保護するシェルターだった。慣れない共同生活に戸惑いつつも、住人たちと平和に暮らしたいと願う舞花だが…? 性的虐待の後遺症から繰り返してしまう自傷行為。逃れられないモラハラ。弱い心を支えきれない母親…。それぞれに傷つき、痛みを抱えながらも、不器用にしか生きられない女性たちの姿を描く、慟哭のヒューマンドラマ。
息子がいるから暴力に耐えてきたけど、もう限界!!
「もう我慢の限界!! 息子のために暴力夫に耐えてきたのに!!」 42歳の主婦・平山美幸は19年前に夫を事故で亡くし、生後まもない息子・幸一郎を連れて、夫の同僚だった巌と再婚した。しかし、巌は「亭主関白」を越えたワンマンなDV夫だった。ある日、美幸は巌の栄転祝いで自宅を訪れた巌の職場の後輩たちの一人にビールをかけてしまい、巌にひどく暴力を振るわれた。さらに、「男に色目を使った」と丸刈りにされてしまい、その姿を見た19歳の息子からは心無い言葉を浴びせられる。絶望した美幸は家を飛び出すが──? エスカレートする夫の暴力に耐えかねた主婦のサバイバルを描く衝撃作!!
お星さま、どうか願いが叶いますように…
結婚生活がうまくいかず傷ついた心を抱えて、故郷に帰ってきた美園。実家のある松島行きの観光船で再会したのは初恋の同級生・萩森真也だった。地元で店を構え、地産プロジェクトに参加して活き活きと行動する彼の姿を眩しく感じる美園。そんな時、モラハラ夫から「離婚などするつもりはない」と非情な連絡が―。お星さま、どうか願いが叶いますように…。ご当地ロマンス・宮城県。
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