お前しかいらない お前だけで生きていきたい
真に欲したのは血か、愛か―
親友は、イケメンで、マジメで、秘密主義者の―
隆文には、15年来の親友・弘樹がいる。イケメンだけど年中顔色が悪くて、マジメで、秘密主義者。音信不通になる事もしばしばで、ナゼか理由を聞いても誤魔化されるので隆文は未だに弘樹のことがよくわからない。そんなある日、酔っぱらった弘樹に突然キス&思わぬ告白をされてしまう! 「俺 吸血鬼なんだ。そして多分もうお前も…」ちょっと待て。弘樹が吸血鬼? そして俺も? イキナリそんな事言われても、思考が追いつかないんですけど――!?【フィカス】
裂かれた傷と、欲望。
PC向けBLゲームブランド「ニトロプラス キラル」が送る最新作『スロウ・ダメージ』。ゲーム本編の前日譚にあたる短編ストーリーを、ゲームの発売に先駆けてコミカライズ! 近未来日本のカジノ・リゾートである特別行政区「新神海(しんこうみ)」で噂となっている「吸血鬼」事件。なんでも、売春をするもの達の首に穴をあけ、血を抜いている男がいるらしい。そんな折、主人公トワはその現場と思われる場面に偶然遭遇してしまうのであった……ゲーム本編に続いていく物語を一足先にお楽しみください。
おまえと溶けあいたい
ライターの羽瀬川みつるは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂される事件を調べていた。幼なじみの安仲有生ことアンナには、首を突っ込みすぎるなと忠告される。だが、実はアンナ自身がバイターだったのだ。みつるは取材と称してアンナに血を吸われることを了承。そのうえ、勢いのまま抱かれて気が狂うほど気持ち良くされてしまう。さらには、みつるにも本人の知らない秘密があるようで…?
捕食なのか性愛なのか、分からないけれど―
吸血鬼と人間が共生する世界。弥生はクラスメイトである純血の吸血鬼・千歳に淡い想いを抱いていた。その想いを見透かされ迫られた「行為」。丁寧に舐めて吸って、優しく抱くそれを彼は「食事」と呼ぶけれども──。
欲しがればキスもセックスも。愛の言葉だってくれるけど…
「頼まれれば誰とでも寝てくれますよ、俺とでも」親代わりの吸血鬼・緋佐人(ひさと)に長い間想いを寄せる大学生・朱里(しゅり)。欲しがればキスもセックスも。愛の言葉だってくれるけど…。緋佐人が待ち焦がれる、たったひとりの「運命の人」になりたい朱里は、彼に近づく人間を容赦なく排除しているけれど――吸血行為で得られる快楽を求め、緋佐人に血とカラダを捧げたがる人間は後を絶たず…。央川みはらが描く、エゴイスティック・ラブ!
流されるまま、発情する体を止められなくて―
【噛まれると、カラダが発情してしまう――。】お人よしで子供好きのしのぶは、ある日、雨に濡れていた美しい少年・紫苑を保護する。しかし、ケガをした指を紫苑に吸われ、突然首に噛みつかれた瞬間、なぜか身体が熱くなり発情のような状態に! 「血ぃ吸わせてもらったことだしお礼しなきゃな」大人の男に姿を変えた紫苑から、敏感になった身体に気持ちイイことを教え込まれ――!?
君を殺してあげる。だから、君の絵を描かせて―
「それなら、俺が君を殺してあげる。だから、君の絵を描かせて――」大学生の祐樹は、有名な画家である父の代わりに絵を描く””ゴースト・ペインター””。自分の絵を否定され、いつからか生きる意味さえも見失った祐樹は、父の言われるがままに筆を動かし息を潜めるように毎日を送っていた。そんなある日、廃屋で金髪碧眼の青年に出会う。儚くも美しく涙を流す横顔に気をとられた次の瞬間、首筋に噛みつかれ血を吸われるが、とてつもない快感に頭は真っ白になり抵抗もできず……。自分の””色””を失った青年と、生きることに絶望した不老不死のヴァンパイアの、切なくも鮮やかな日々。※comic marginalに収録されているタイトルの短話配信になります。
©海野 真/鶴山文化社/ソルマーレ編集部
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