これもすべて作品のため、と
ほだされて体を許したが最後―
読み上げる淫らな文章通りに身体を暴かれ…
新人編集の夏目(なつめ)は、暴君と名高い売れっ子ポルノ作家・獄本(ごくもと)の担当になる。彼がかつて敬愛した純文作家と気づき、また純文学を書いて欲しいと頼む夏目に突きつけられたのは『抱かれて官能小説の執筆に協力する』こと。考えたあげく渋々条件を呑むが…。
俺はお前しか欲しくねえんだよ
小早川翠(みどり)はマジメ若手編集者。ワイルドな人気官能小説家・鍛治隆生(かじりゅうせい)は担当編集者の小早川を喰っちゃう気マンマンなのだ!小早川は鍛冶先生が苦手だ、なぜかといえばヒットを連発する売れっ子作家は私生活では色事の悪い噂が絶えない…そんな困ったモテ男に小早川は猛烈に口説かれていたからだ!!!
大人の口車に軽率に乗ってはいけません!
スポーツ紙の官能小説が好きな大学生の東雲凪は、憧れの官能小説家・紫藤辰雄と出会う。ガキ扱いする紫藤にキスだけでイかせる「くちセックス」を教わることになるが、紫藤のキステクは本物で…!!出会ったその日に素股までされてしまい、しかも、そんな自分をネタに、紫藤の新連載が始まった。「アシスタントとしてネタ提供してくれ、エロガキ」「ガキって呼ぶなよ、おっさん!」素股や69など、紫藤がくれる大人でエッチな刺激に、凪は次を期待するようになってしまい…!?
ヤバい…これ、マジで勃ってきた…!!
コンビニバイトの福村は、深夜に来店し、エロ本ばかりを買っていく謎の常連客のことが気になる毎日。あるとき、彼に突然の【お誘い】を受けちゃった!?「お願い、うちに来て…?」潤む上目づかいで訴えるその男・韮崎の正体は、なんとエロ漫画家!「漫画のネタが思いつかない」という韮崎のために、福村は彼と疑似セックスすることに!?
手の届く場所に王子様がいるのに…
少女漫画家の望月さんは、妄想ばかりで恋愛経験ほぼゼロ。スランプ中にピザを頼んだら、配達してくれたのは理想通りのイケメン・菅野くん。その日から、頻繁にオーダーして常連になった望月さんは、菅野くんと仲良くなることに成功!!そのうち恋愛のエピソードを聞いたり、ポーズモデルをしてくれたり漫画制作のお手伝いをしてくれるように…!!
だって担当編集ですから
貞操観念低めの編集者・鬼塚は、大御所小説家子息の秀朗の才能を見出し作家としてデビューさせた。秀朗の生活能力は低くわがままだが、何より天賦の才に惚れこんでいるしセックスの相性も抜群。ある晩、出版社の受賞パーティー会場で、仕事のため担当作家のセックス相手をしようと持ちかける鬼塚。しかしそれを秀朗に見られてしまい―――?
(C)夏水りつ/芳文社