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「僕を覚えているかい?」電話口から聞こえる声にステラの体は凍りつく。テオ! 6年前、親に交際を反対されていたステラとテオは妊娠を機に駆け落ちを約束した。だが約束の日、彼は現れなかった。愛しあっていると信じていたのに…。今になって、息子のことで話したいというテオに困惑しながらもステラは彼と再会する。以前よりも魅力を増した彼の姿を目にしたとたん、胸が高鳴ってしまう。ああ、ひどい人だとわかっているのに、ときめくなんて――!
今回こそ受賞できるはず。そう思っていたサマンサの期待は打ち砕かれた。彼女を抑えアメリカ広告機構の栄えある賞を受賞したのはマイケル・ルイス。サマンサの元恋人だ。彼は7年前、婚約までしながら「君は僕より家族を選んだ」とサマンサをののしり、ニューヨークを去っていった。それなのにライバル会社に移籍して帰ってくるなんて! 彼と話すと昔の私に戻ってしまう…敵と親密になるわけにはいかないわ。そんな彼女の思いをよそにマイケルは唇を奪ってきて…!?
「ブラインドデートですって!?」 34歳でバージン、仕事ひとすじのお堅い精神科医スーザンは、妹のアナベルが勝手に仕組んだ“お見合い”にびっくり。 断るつもりでデートに出かけたスーザンだけど・・・!? なんと相手は同じ病院で働く整形外科医・アダムだった!慌てて別れようとするスーザンに、アダムは・・・。 「君の恋愛経験が少ないのなら、僕が導いてあげるよ。」 ―私をからかっているのね!こんな人のお遊びの相手になんてなるもんですか!― でもその日から、彼の強引な誘惑が始まって・・・!?
記憶喪失ですって? アリーは2か月ぶりに再会する夫フィンを前に言葉を失った。彼とは出会ってすぐ燃えるような恋に落ちて結婚。でも、幸せは長くは続かなかった。世界に名だたる宝石会社の御曹子だった彼は北欧の祖国に彼女をつれていくや、なぜか急に冷淡になったのだ。仕事にすべてを捧げ、孤独な妻になど無関心で…。深く傷ついた彼女は絶望のうちに家を出た。しかし今、事故に遭ったフィンは変わらぬ魅惑の瞳で彼女を見つめて――「君が僕の妻なんだね…」
窮地に立たされたサヴァナは過去につらい別れをした初恋の相手トレントのもとへ助けを求め訪れた。ラスベガスでクラブ経営をする彼は相変わらずゴージャスで触れられただけで胸が熱くなる…。が、トレントに「僕を捨てて兄と結婚した君を助けろと?」と冷たくあしらわれてしまう。結婚に興味のない彼と決別したあと、妊娠に気づいた彼女はトレントの兄の思惑も知らずプロポーズに身を預けたのだ。亡き夫の会社を継いだあなたの子供を助けてと言えたらいいのに――。
“女バイキング”。大柄な看護師のカトリーナは、陰でそう言われていた。そんなある日、自宅で開いたパーティーで長身のオランダ人医師ラフと出会う。なんと彼はカトリーナを「美しい」と言ってくれたのだ。一瞬で胸がときめいた。こんな人と、結婚できたらどんなに素敵かしら…。そのうえラフは、わけあって病院を辞めざるを得なくなり困っていたカトリーナに救いの手を差し伸べてくれた。しかしそれは驚くような提案だった。「僕と結婚することを考えてくれないか」
「富豪を集めた秘密倶楽部の最高権力者ゼウスに会いたい。2週間一緒にいて君が僕をベッドに誘わなければ諦めよう」ニューヨークの不動産王でありクラブでは女たらしの“狼男”と呼ばれるニックの挑発的な協定を、ゼウスの娘ピアは冷静な態度で受け入れた。しかし調印の代わりにとニックに唇を奪われピアの体に思わぬ欲望の火がつく。果たして2週間を無事にやり過ごし彼の企みを食い止められるのか。術中にはまればつらく苦しい恋になってしまうというのに…!!
両親を亡くし叔父一家にこき使われているアリス。彼らが外出した夜、屋敷にグレイリング大尉と名乗る凛々しく美しい英国軍人が現れた。子供たちと友人の屋敷でクリスマスを過ごす予定だった彼らは、吹雪が収まるまで滞在することになる。が、穏やかで楽しい日々の後、僕と一緒について来てほしいと大尉に告げられた。天にものぼる気分のアリスだったが、大尉に子守り役と言われてしまう。なんて愚かなの…さえない私なんかを妻にしたいと思うわけないのに。
元カレに振られ、一人寂しく在宅ワークをこなす美月。密かな楽しみは、同居している弟の部屋に遊びに来る男子高校生・優人の存在。とはいえ、高校生が恋愛対象になるわけない! と日々自分に言い聞かせている。なのに、優人は「お姉さん、頼りにしてます」と、年下ならではの愛嬌で慕ってくる。そんなある日、「僕よりずっと経験豊富だと思うので…教えてもらいたいんですが」と切り出され…!?女子大生×高校生男子の胸キュンラブストーリー!!
ロージーは大叔母を亡くし、遠縁の親戚の家に身を寄せていた。けれど家主との不倫を疑われ、遠くオックスフォードに行くことになってしまう。休職中のロージーは、車イスに乗ったカラムという男性教授と知りあい、助手として働き始めた。彼のやさしいまなざしと落ち着いた声を聞き、すっかり打ち解けたロージーが自分の身の上話を始めると、彼は彼女に驚くべき提案をした。「僕が君の恋人のふりをし、不倫の疑いを晴らそう。真実味を与えるために一緒に暮らさないか?」
「僕と結婚してくれ…!」ずっと片思いをしていたジョニーからの突然のプロポーズに、グレースは驚きのあまり気を失いそうになった。昔から私を邪魔な妹ぐらいにしか思っていなかったのに、どういうつもりなの? でも詳しい話を聞いてグレースは納得した。彼の亡き妹ジャネルの遺児の養育権を手に入れるためには独身ではだめだと弁護士に言われ、見せかけの結婚を申し込んだのだった。ジャネルはグレースにとっても大事な親友だった。彼女のためよと自分に言いきかせ、承諾するが…。
ミアはクルーザーから降りてきた大富豪ベネディクト・デル・カスティーリョを見たとたん心臓が止まりそうになった。かつて名も知らぬまま愛しあった男性! 経営不振にあえぐホテルに、1か月貸し切りたいという夢のような契約が舞いこみ喜んでいたけれど…まさかあなただったなんて。ミアが自分の子を産んだとは知るよしもないベネディクトは彼女に気づくと「君は今も僕の要求に応えてくれるのか?」と誘惑してきた。さらに要求をのむなら支払いを上乗せすると告げ!?
本ばかり読んでいた子供時代。地味なみなし子とバカにされながら育ったキャシー。大人になった今、ゲーム会社を興して小さな成功をおさめているが、まるで自信はもてない彼女に――「キャシー、僕と結婚しないか?」二次元から抜け出てきたような美男子が私を見つめてプロポーズ? 彼はジョエル・ハワード、今をときめく億万長者のIT社長がなぜ? 彼は宇宙旅行事業と彼女のゲームをタイアップさせ、ビジネスとしての契約結婚で盛りあげようなんて言いだして…!?
記憶喪失になりロンドンから遠く離れた片田舎のパブで働いていたロージー。店に立ち寄った夫トーマスと、偶然の再会を果たすが過去のことは何も思い出せなかった。200年の歴史をもつコリアー石鹸CEOだという彼は魅力的でやさしい。 「君のことは僕が守る」という彼の言葉に心惹かれるが、過去を思い出そうとすると、なぜか不安な気持ちがよぎる。私は彼を愛していたの? 過去を思い出せないまま、私は目の前の彼にもう一度恋してしまっていいの──?
嵐の夜、停電によりエレベーターに閉じこめられたペイジは、その場に居合わせた男性と一夜かぎりの関係をもってしまう。自分らしくないことをしたと後悔するが、まさか彼が、新しく働く会社の社長ジェイリッドだったなんて…。とまどいを隠せないペイジに彼は「あの夜のことは、なかったことに」と言いはなった。4か月後、職場を訪れてきた彼と再会したペイジは秘密を知られてしまう。「お腹の子供が僕の子ならば、結婚しよう」愛を信じない彼との結婚はありえないわ──。
1か月前から、ストーカーに脅迫されているブリットは心底怯えていた。犯人に諦めさせようと、自分が結婚したと嘘の知らせを送ったところ、それが犯人の気持ちを逆撫でしてしまったのか、最後に来た手紙は、彼女の死をほのめかすものだった。恐怖におののいた彼女は、私立探偵のローマンに助けを求めた。長年の勘で、彼には彼女に迫る危険がわかった。ローマンはブリットにひとつの提案をする。「僕があなたの夫になる」警護のためとはいえ、本当に結婚を…!?
妹が作った借金の返済を相談するため、カジノを訪れたジュリア。このイタリアでカジノを経営しているのは、マフィアと決まっている…。ところがオーナーの部屋にいたのはローム──ジュリアの家が裕福だった頃の使用人の息子だ。幼い頃、彼との些細な行き違いがきっかけでジュリアが泣きだしたとき、怒った祖母はローム母子を屋敷から追いだした。彼は私を憎んでいるに違いない…。案の定、ロームは冷たい声で「借金の代わりに君が僕のものになるんだ」と告げ…!?
チャリティ・オークションに参加した看護師のケイトを落札したのは、御曹子のスペンサーだった。彼は「1週間、僕の花嫁候補になってほしい」と依頼してきた。お金持ちの遊びにつきあうなんてごめんだわ! だけど、彼の目的が祖母を安心させることだと知り、承諾することに。けれどスペンサーの正体を知ったケイトは、ひき受けたことを後悔した。彼は、かつて互いが子供の頃に一緒に遊んだ、ケイトの憧れの少年だったのだ。その彼と偽りの婚約劇を演じるなんて!
5年前、アリックスは幸せな花嫁だった。愛されていると信じたすべては、しかし嘘だった。夫のピアスはアリックスの一族への復讐のためだけにまんまと彼女と結婚し、財産を手にすると翌朝離婚を告げたのだから! ようやく胸の痛みを忘れかけた頃、彼は残酷にも舞い戻ってきた。アリックスの父が経営する会社が倒産寸前のところに現れ、なんと援助を申し出たのだ。「ただし条件がある。君がもう1度僕の妻になるなら」と。ひどいわ。彼は私を弄ぶために戻ってきたの?
ハリウッドの映画会社の社長ジェフとの間で、映画のロケ地をめぐり難航していた交渉問題を、モーラは全面的に受け入れ契約書にサインをした。するとジェフは勝ち誇った笑みを浮かべ、彼女を強引に抱き寄せた。「僕たちは互いに求めあっている。そうだろ?」モーラは素直にくちづけを受け入れた。こうなることは初めからわかっていた。いいえ、望んですらいたはず。モーラは抵抗をやめ、彼に身をゆだねた。それがどんな事態を招くかなど予想もせずに…!!
大富豪の屋敷で専属ガーデニング・プランナーに雇われることになったランダル。それはシングルマザーの彼女にとって幸運な出来事だった。住まいは庭の一角にあるコテージ。でも、そのせいでまさか大富豪の愛人と間違えられるなんて…!無実の彼女の前に突然現れた元恋人フリオは、彼女を有罪と決めつけた。「罰を与えたい女性がいる。僕はそのためにここに来たんだ」かつて情熱的な愛をくれたスペイン人の彼。一方的に私を捨てたくせに、何を言い出すの…?
ホテルで働くジニーと上司のロークは犬猿の仲。ジニーは、ハンサムだが次々と恋人を変えるロークにあきれているし、ロークはジニーを美人だが冷たく意地悪な女だと思っている。言い争いが社員たちの楽しみになっているほどだが、仕事上は驚くほど息が合うパートナーだ。ある日、ロークが困り果ててジニーに個人的な協力を求めてきた。「妹の結婚式に一緒に出席してほしい――僕の恋人のふりをして」ひきかえになんでも好きなものを要求していいと言うが…!?
10年前に別れた彼が巨万の富とともに故郷に帰ってきた! しかしそれは町にとって、けっして喜ばしいものではなかった。母親が病死した原因の工場を乗っ取り、閉鎖をもくろんでいるのだという噂があるからだ。町唯一の産業を閉鎖されては人々の暮らしも立ちいかなくなる。サラは彼を食事に誘い、なんとか思いとどまるよう説得する。必死なサラに彼はひとつの条件を提示した。「僕とつきあうんだ。昔のように」と。昔と違い、傲岸に言い放つ彼の意図はいったい…?
独身主義をつらぬくケートは家族にすら同性愛者だと誤解されてしまう始末。そんな彼女が偶然救った男性ロイは元フットボール選手のスター! しかも今はジゴロ!? 一緒に帰省する恋人もいないケートに彼の口から出た言葉は「僕を雇ってみないか?」。家族の目にうんざりしていたケートは、恋人役を演じるロイとともに帰省する契約を交わす。彼とはあくまでも恋人のふりをするだけ。絶対にそれ以上の関係にはならないという決意とは裏腹にケートの心は揺れ動いて……。
けぶる金髪に青い瞳。彼はまるで教会の聖堂から抜け出した守護天使だわ――。児童養護施設の院長クロエは、施設の改修工事のため現れた男性イーガンを見た瞬間、激しく心を掻き乱された。しかし、自身の悲しい生い立ちから愛や希望を信じられないクロエは心にブレーキをかける。けれどクリスマスが迫ったある日、彼は自分が皆のサンタクロースになると言う。彼の提案を激しく拒否したクロエに彼は「僕が君の望みを全部叶えるよ」と言い次々と奇跡を起こしてみせるが!?
「僕と取引きすれば、君の望みを3つ叶えてやろう」――オフィス清掃のアルバイトをしているサマンサは、ある朝オフィスの経営者パーシアスから呼び出しを受けた。昨夜、社長室から大切なメモがなくなったという。誤って紛失したと謝ると、彼はサマンサに取引きをもちかけた。名目上の妻となって彼の故郷まで同行すれば、処分は見送り。さらに3つまで願いを叶えてくれるというのだ! 亡き母のお墓を建てたいサマンサは、その甘く危険な取引きを受け入れるが…?
僕の生活に女性などいらない――。建築家のマックは離婚したあと、幼い娘をひとりで育てている。会社では新プロジェクトをまかされる機会も訪れ、仕事も順調だった。だが会社から、妻同伴のパーティーの招待状が送られてきた。実はシングルファーザーと知られたら、せっかくのチャンスがふいになるかもしれない…。ふと、家の庭に来ていた女性庭師を見て、ひらめいた。そうだ、彼女に相手役を演じてもらえばいい。高い報酬と数時間のお芝居。ノーとは言うまい。
ジェナは人工授精で亡き夫の子供を身ごもった…はずだった。ところが! なんと病院側のミスで別の男性ブレイク・ウィンストンの精子と取り違えられてしまった。大富豪のブレイクは、妻は必要ないが子供が欲しいと考えており、ジェナの赤ん坊をひき取りたいと主張した。事態は裁判にまで発展しそうになり、経済的に苦しい状況にあるジェナが困惑していると、ブレイクが思いがけない提案を口にした。「僕と結婚してくれ」この人はいったい何を考えているの!?
ここに君の味方は誰もいない。守ってやれるのは僕だけなんだ――両親の死後、悲しむクレオの前に突然、本当の親族だというスペインの大富豪が現れた。彼の名はドミニク・モントヤ。生まれついての支配者のように美しく尊大な彼は、『主人を誘惑したふしだらな使用人の娘』であるクレオを一族に迎え入れる気になったのだと言う。戸惑いの声を押さえつけられ強引にカリブの邸宅に連れ去られたクレオ。そこで彼女を待っていたのは名家に秘められた残酷な愛の物語だった!
学生時代、サマンサは大学講師のマットと恋に落ちた。けれどある夜、いつものように愛しあったあと、突然彼は別れを切り出した。「僕たちの関係は終わった。最後にもう1度抱きたかっただけだ」と。――9年後。有能なキャリアウーマンになったサマンサは、会社の代表として出席したニューヨークの経済会議でマットと思わぬ再会をする。大学講師から証券会社CEOへと華麗なる変身をとげた彼は、変わらぬ男性的魅力と甘い言葉で彼女をつかの間の情事に誘うが…?
幼い頃に両親を亡くしたイジー。ただひとりの身内だった伯父も他界し、天涯孤独となった彼女に残されたのは、鍵のかかった小箱だけだった。箱の中身が知りたくて、ネットで鍵を探し始めた彼女のもとに、ある日ひとりの男性がやって来た。黒塗りのリムジンに乗り、側近を従えた長身黒髪の彼が言うには――。「鍵はここにある。君はベルノニア王女で、僕の妻なんだ」何を言うの? アメリカの片田舎で育ったこの私のどこがプリンセスですって?
ジュディスの婚約パーティーに必ず現れる男、アレックス。1度目は7年前、野性的な彼にジュディスはひと目で惹かれてしまう。恋心を必死で抑えながら迎えた結婚式直前に婚約者が遂げた不審な死。それは彼の悪辣なたくらみだった。私を誘惑して利用するなんてひどい! そして今、新しい婚約者との前に再びアレックスは現れた。今度こそ彼の魅力に惑わされたりしないわ。しかし、彼は彼女を抱きしめて耳元でささやいた。「どうあらがおうと、きみは僕のものになるんだ」
「今さら私が女らしく変わるなんて、無理よ!」自動車整備の仕事をするルシアナは、幼い頃に母を亡くし、兄たちに囲まれ男の子のように育てられた。22歳になった今でも女らしさの欠片もなく、自分の魅力のなさに落ちこむ毎日…。そんなルシアナを見かねた兄夫婦は、幼なじみのジェイクに、妹を女らしくするレッスンをして欲しいと頼む。だがルシアナは素直になれず反発してしまう。それがジェイクの心に火をつけた。「僕は知っている。君の女らしい部分を――」。
「アンナ、君には僕のベッドに戻ってもらおう。」4年ぶりに再会したルチオの冷たい声が、アンナの胸をざわめかせた。と同時に、あの忌まわしい事件が脳裏によみがえる。そう、彼との挙式を間近に控えたあの夜、シャンパンを飲んで意識を失った彼女は目覚めるとルチオの弟のベッドにいたのだ! 何も覚えていないけれど、弟の撮った証拠写真が残っている。あれから月日は過ぎても、まだ彼は私を許していない。今になって罰を与えようというのね…!
富裕階級の令嬢でありながら、どうしても名探偵になりたいジョージアナは、この夏のバカンスに期待していた。貴族やお金持ちが集まる人気の避暑地バースなら何か事件が起こるに違いない。果たしてパーティー会場で有名なエメラルドの首飾りが盗まれる事件に遭遇する! 犯行直前に怪しい会話を耳にした彼女はさっそく捜査を開始するが、行く先々にはいつも謎めいた美貌の侯爵アシュダウンの姿があった。すると彼は「僕をあなたの助手にしてほしい」と申し出て!?
幼い頃に両親を失くしたサマンサは、3人の兄たちによって育てられた。親がいない寂しさに負けないようにとたくましく育てられ、今ではホール家の「四男」とからかわれるほどだ。ある日、花嫁付添人として友人の結婚式に出席するが――。ドレスなんて着なれないから居心地が悪いわ。それに…。サマンサはさっきからある男性の執拗な視線を感じていたのだ。その男性はセクシーな笑顔で彼女に近づくと、嵐のように唇を奪って言った。「僕の妻にならないか?」
母親の看病生活に疲れ、婚約者にも捨てられた秘書のレイチェルは、すっかり自信喪失・・・。 ―恋もおしゃれも、私には無縁なものね・・・― ところが、上司・ジャスティンが、そんな彼女に驚くべき提案を・・・!? 「君は美しい女性になって、僕とベストカップルを演じるんだ。元婚約者に思い知らせてやろう!」 戸惑いながらも、レイチェルは言われるがままに磨き上げられ、とびきりの美女に変身! でも、カップルを演じるうち、本気でジャスティンに惹かれてしまうレイチェル・・・! ―だめよ!彼にとって私は、ただの部下なんだから!―
弟の学費を工面できずに苦悩していたオードリーは、仕事の休憩中の上級秘書たちの会話を偶然耳にして唖然とした。若くして国際銀行とCEOとなったヴィンチェンツォ・トマジが義理の子供たちのため、母親役を務める女性を雇おうとしているなんて。もし、それで弟が進学できるなら、残りの人生を幼い子供たちの世話に捧げてもいいわ…。ところが面接に臨んだオードリーにトマジは言った。「母親役だけじゃない。僕の妻を演じるのも仕事だ――昼夜を問わずね」
ブリーは高級ホテルのポーカールームで妹が背負わされた負債を大胆な勝負を仕掛けて取り返す。そこに現れたのはウラジミール――10年前に私を虜にして捨てた大富豪! 「100万ドル賭けよう。ただし、僕が勝ったら君は奴隷となる」何を企んでいるの? でも、妹とメイドをしながら逃げる惨めな生活から抜け出せるなら…。詐欺師だった父仕込みの腕には自信があったが運命の女神はウラジミールに微笑んだ。この歳でバージンの私が何をどうサービスできるというの!?
「今夜は僕のパートナーになってくれないか?」人生最悪の日にCEOのアレッサンドロに誘いだされたリリー。恋人と友人に裏切られ、夢にも破れ人生を憂いていたが、巨万の富をもち圧倒的な美貌をそなえた彼に舞踏会に招かれた。最高級のドレスアップのプレゼントをされ、まるでみじめな小ねずみがシンデレラに変身したようだわとリリーは思った。夢のような一夜に純潔をささげる決心をしたリリーだが、彼に打ち明けていない大切なことがあり…。
彼女は僕の人生の光だ――戦地からボロボロになって帰還した外科医のリーアム、彼の人生に突如飛びこんできたのは、同じ小児病棟で働く美しい赤毛の女性、セラフィーナだった。感情豊かで自信に満ちた彼女にリーアムは魅せられるが、孤独に慣れすぎた彼にとって、愛情あふれる家庭に育った彼女の姿は眩しすぎて!?一方セラフィーナは、惹かれあっているにもかかわらず、冷たく自分を拒絶する彼の態度に戸惑いを隠せない。教えてほしい、あなたの目に宿る悲しみのわけを。
「君のような“しっかりした女性”は、僕にはもったいない」。 そう言われて婚約者に振られてしまったジュリー。 ―冗談じゃないわ!“しっかりした女性”なんて、うんざり!私、“いけない女”になってやるわ!― さらに、ジュリーは自分を変えようと、着るはずだったウエディングドレスを売りに出す。 ところが、それを買いにきたセクシーなプレイボーイ・トムを見るなり、彼女にとんでもないひらめきが! 「お願い!私を“いけない女”にして!」 ―そうよ、彼なら女性のいろはを知っているはず! ジュリーとトムの、おかしな個人授業の行方は?
完璧なスーツ姿に女が思わず振りむく端正な横顔。ホープは新しい相棒となった刑事、ギデオン・レイントリーを少し離れて見つめていた。小さなアパートの殺人現場で、彼は遺体のそばにうずくまり、まるで死者に語りかけるようにつぶやいている。手元のファイルによれば、ギデオンの犯罪検挙率はほぼ100%。…できすぎてるわ。まさか犯罪組織から不正に情報を得ているの? ホープが思い切って疑問をぶつけると、彼は静かに答えた。「僕は死者と話すんだ――」
「この2年間どこへ行っていたんだ!君は僕の妻なのに!」ホテル王フリンは、一目見るなりアニーを抱きしめた。彼に全く見覚えはなく、戸惑うアニー。この男性が私の夫――!?確かに私は、2年前両親を飛行機事故で亡くしたショックで、2か月間の記憶を失くしてしまった過去があるけれど、まさかその時結婚していたなんて……!?でも、彼の瞳に見つめられて高鳴るこの胸のときめきは、炎のように熱くなるこの体は、紛れもない事実なの――!
僕の人生には愛も涙も必要ない。ずっとそう思っていた、君に出会うまでは――見知らぬ親族の死で伯爵の称号と莫大な財産を相続したヘイミッシュ。マンハッタンでの自由な生活を手放す気はないが、領地を売ればお金になると婚約者に説得されオーストラリアの田舎町までやって来た。ここでの生活は毎日がヒューマンドラマだ。特にスージー、温かで涙もろい彼女はドライでスマートな婚約者とは正反対のタイプ。だがいつしか、彼女との毎日に癒されつつある自分に気づき…。
世界中で1番会いたくなかった男性が今、目の前にいる。モンテベラッテのプリンセス、マリエッタは顔を背けた。ヤニス・マーキデス――辣腕の金融アドバイザーだ。16歳のとき、彼に恋をしていたマリエッタは、純潔を捧げようと彼の誕生日に寝室に忍びこんだ。だが妹のようにしか思えないと言われ、拒絶されてしまった。そんな彼と兄の結婚式で再会し、付添人の義務としてダンスを踊ることになったのだ。彼はマリエッタの耳元にそっとささやいた。「今夜、僕と愛しあおう」
アンジェリックは幸せの頂点にいた。バスの事故で失った記憶は戻らないけれど、ウエイトレスとして働くうちに素敵な恋人ができた。画家の彼が、彼女をモデルにして描いた肖像画も有名になったし、今日はめでたくエッフェル塔での婚約パーティーだ。パリ社交界の上流階級の客が見守るなか、ふたりがケーキカットをしようとしたその瞬間、ミロ・ケインという見知らぬ男が進みでて言った。「この場にいる皆、この女性にだまされている。彼女はもう僕と婚約している」
「きみ、かわいいね。いくつ?」――なんだ、このおっさん!!? 有沢斎(26)の毎日は、自分をナンパしたおっさんとの挨拶からはじまる。というのも、そのおっさんこと加々見惣一(45)は、斎の住むマンションの管理人で、毎朝、水をかけられたり、ハタキでたたかれたりと、やたらに絡まれるのだ。これって…やっぱり、そういうこと…なの、か…!? ところが、加々見の人には言えない、ある「特技」に助けられることになり…。常識も良識もふっとばす? 「僕」と管理人さんの憑いてる日常のはじまりです!!【オヤジズム】
誰も知らない山の中。天狗に拾われた僕が、本当に「家族」を見つけるまで。幼くして事故にあい、両親を亡くしてしまった紫苑。天狗のよひらは紫苑を拾い、姉として接するように。家族としての絆が生まれていく中で、紫苑はよひらに姉以上の感情を持つようになり――。心温まる異種族家族ファンタジー。(44P)(この作品はウェブ・マガジン:少年ハナトユメ 8号に収録されています。重複購入にご注意ください。)
ある日、つき合っている彼から紹介された後輩の永井友也。その射るような瞳に、一瞬で囚われてしまった美羽。彼に抱かれたその日から、心が――身体が――アエギだす……。“卑怯者と思っていいよ。だから…俺から逃げ出そうなんて考えないで”――。表題作の他、「灼熱の誘惑」、「甘い復讐」、「先生は僕のもの」、「お兄様のいいなり」の4編を同時収録した傑作短編集。読者からのリクエストが殺到した、西城綾乃のデビュー・コミックス!!
お得感No.1表記について
「電子コミックサービスに関するアンケート」【調査期間】2024年3月15日~2024年3月22日 【調査対象】まんが王国または主要電子コミックサービスのうちいずれかをメイン且つ有料で利用している20歳~69歳の男女 【サンプル数】1,648サンプル 【調査方法】インターネットリサーチ 【調査委託先】株式会社MARCS 詳細表示▼
本調査における「主要電子コミックサービス」とは、インプレス総合研究所が発行する「電子書籍ビジネス調査報告書2023」に記載の「課金・購入したことのある電子書籍ストアTOP15」のうち、ポイントを利用してコンテンツを購入する8サービスをいいます。
調査は、調査開始時点におけるまんが王国と主要電子コミックサービスの通常料金表(還元率を含む)を並べて表示し、最もお得に感じるサービスを選択いただくという方法で行いました。
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