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キャロラインは一族が経営する高級老舗デパート“サリヴァンズ”救済のため、政略結婚せざるを得なかった。何も告げずに別れた恋人ローマンはデパートを追放された。しかし、5年後、彼は自力ではいあがり、莫大な金と権力を得てアメリカに帰ってくる。アイスブルーの瞳を復讐の炎に燃えたたせ、彼は宣言した。「すべてを手に入れた――あとは君とサリヴァンズだけだ」凄みを増した彼の奪うようなキスに、未亡人となったキャロラインは魂と身体を揺さぶられて…!?
けぶる金髪に青い瞳。彼はまるで教会の聖堂から抜け出した守護天使だわ――。児童養護施設の院長クロエは、施設の改修工事のため現れた男性イーガンを見た瞬間、激しく心を掻き乱された。しかし、自身の悲しい生い立ちから愛や希望を信じられないクロエは心にブレーキをかける。けれどクリスマスが迫ったある日、彼は自分が皆のサンタクロースになると言う。彼の提案を激しく拒否したクロエに彼は「僕が君の望みを全部叶えるよ」と言い次々と奇跡を起こしてみせるが!?
「僕と取引きすれば、君の望みを3つ叶えてやろう」――オフィス清掃のアルバイトをしているサマンサは、ある朝オフィスの経営者パーシアスから呼び出しを受けた。昨夜、社長室から大切なメモがなくなったという。誤って紛失したと謝ると、彼はサマンサに取引きをもちかけた。名目上の妻となって彼の故郷まで同行すれば、処分は見送り。さらに3つまで願いを叶えてくれるというのだ! 亡き母のお墓を建てたいサマンサは、その甘く危険な取引きを受け入れるが…?
テーラーは途方に暮れていた。このままでは愛する弟の養育権を、跡継ぎが欲しいだけの横暴な継父に奪われてしまう。すると事情を知ったかつての上司ジャクソンが驚くべき提案をしてきた。自分と結婚して弟をひきとればいいと言うのだ。確かに世界的に有名な敏腕プロデューサーの彼なら、継父に対抗できるに違いない。でも。元秘書だからって、彼はなぜそんなに親切にしてくれるの? いぶかるテーラーに彼は告げた。「君には1年以内に僕の子を産んでほしいんだ」
モデルのソルカがパーティー会場で紹介されたのは業界の実力者ロマン・ド・ヴァロア。かつて彼にドラッグ漬けというあらぬ疑いをかけられ、彼女はファッション界から追放された。やっとの思いで復帰した自分をロマンが会社のキャンペーン・モデルに抜擢したいと聞いて驚く。何をたくらんでいるの? 私の人生を踏みにじった高慢な彼と一緒に、世界中を飛びまわる撮影旅行なんて…。ふたりきり夜のバルコニーで彼はソルカを熱く見つめ、ささやいた。「今すぐ君が欲しい」
クリスマス間近の日。家を追い出されたイーヴィーは、客室係として働くホテルのスイートルームで眠りについた。上司に特別に泊まっていいと言われたのだ。明け方、甘い唇の感触で目覚めると目の前にはとびきりセクシーな男性が。直後、カメラのフラッシュが光り、パパラッチが逃げ出した。何が起きているの!? 動揺するまま男性をよく見ると、このホテルのオーナーのリオだ。これは罠だと憤る彼は、イーヴィーにいくつか尋ね、宣言した。「君との婚約を発表する」と。
病気の双子の姉のふりをして、その夜エミリーはステージで歌っていた。終演後、楽屋に威厳のあるハンサムな男性がやって来る。姉が契約したがってるレコード会社のスカウトマンだわ! そう信じてエミリーは彼の泊まるホテルのスイートルームについて行く。さっそく契約の話をもちだすが、完全な勘違い。「君が僕に興味をもって部屋に来たのかと思ったよ」彼の正体はフェラーラ王国の皇太子アレッサンドロ。国王を退位させるため、エミリーに結婚を申し込んできて…!?
姉のキーラが事故で重体、夫のアンジェロは即死。ロンドンで働くシャノンのもとに衝撃の知らせをもたらしたのは、アンジェロの兄で、別れた恋人のルカだった。「君ひとりか?」ルカは勝手に家に上がりこみ、部屋のドアを次々と開けながら聞いた。男が隠れていないか探しているのね――怒りに身が震える。2年前ふたりは愛しあっていたが、ルカは出張中にシャノンが浮気したと思いこみ、弁解も聞かずに一方的に別れを告げたのだ。その彼とこんなふうに再会するなんて…。
ここに君の味方は誰もいない。守ってやれるのは僕だけなんだ――両親の死後、悲しむクレオの前に突然、本当の親族だというスペインの大富豪が現れた。彼の名はドミニク・モントヤ。生まれついての支配者のように美しく尊大な彼は、『主人を誘惑したふしだらな使用人の娘』であるクレオを一族に迎え入れる気になったのだと言う。戸惑いの声を押さえつけられ強引にカリブの邸宅に連れ去られたクレオ。そこで彼女を待っていたのは名家に秘められた残酷な愛の物語だった!
君は今でも僕が必要なんだ。1週間でそれを証明してみせる――! 従妹の結婚式に出席するため訪れたメキシコで元夫の石油王ディロンと再会したアイビー。憎らしいほど自信に満ちたゴージャスな横顔――裕福に生まれついた傲慢な彼との価値観のズレを埋められず離婚にいたったアイビーは、以前と変わらないその姿を目にして凍りついた。できれば2度と会いたくない相手だったのに…。だが、ディロンのほうでは1度は自分のものだった美しい獲物を見逃す気などなく!?
隣に住む資産家の息子ジェームズに幼い頃から恋するジェニファーは、ついに想いを告げ、ジェームズをベッドに誘った。だが彼は「妹として君が好きだ」と…。屈辱的な夜から4年後、野暮ったかったジェニファーは美しく生まれ変わり、人気芸術家パトリックと充実した毎日を過ごしていた。心のなかにはまだ、ジェームズへの想いを秘めたままで。だから彼と再会したとき自分を抑えられず…「1度だけでいいの。あの惨めな夜を忘れさせて…!」身体だけの関係を求め――。
星占いによれば、今日は魚座のラッキーデー。しかもこれから引っ越す家には魚座と相性のいい“山羊座の館”という名がついている。ますますラッキーなはずなのに、目の前に立つぼろ家を見てアビーは嫌な予感に襲われた。「あの、家主さんはいますか? 明日からこの家を借りる者ですが…」思い切ってなかにいた長身のたくましい男性に声をかけると、彼は青い瞳をいぶかしそうに細めて言い放った。「僕が家主だが契約なんて聞いてない。君は騙されたんだ」と!
「君の新しい恋人はこんな田舎に愛人を閉じ込めているのか?」侮蔑の表情を浮かべたかつての恋人との再会に、エリーは言葉を失った。逃げ出すように彼のもとを去ってから1年半。いまや億万長者となったモーガン・スタッフォードは、毎週数多のセレブと浮き名を流しているんじゃなかったの!? 彼の完璧な美貌を歪ませているのは、プライドを傷つけられた怒りのせいだろう。彼は別れの原因を私の浮気と信じている。それでもこの秘密だけは、知られるわけにいかないわ。
幼い頃に両親を亡くしたイジー。ただひとりの身内だった伯父も他界し、天涯孤独となった彼女に残されたのは、鍵のかかった小箱だけだった。箱の中身が知りたくて、ネットで鍵を探し始めた彼女のもとに、ある日ひとりの男性がやって来た。黒塗りのリムジンに乗り、側近を従えた長身黒髪の彼が言うには――。「鍵はここにある。君はベルノニア王女で、僕の妻なんだ」何を言うの? アメリカの片田舎で育ったこの私のどこがプリンセスですって?
慈善パーティーの余興でタロット占いをしていたリアノンは、自分に向けられた強烈な眼差しを感じていた。舐めあげるような執拗な視線――。その視線の主と目が合った瞬間、甘く官能的な戦慄が彼女を貫いた。彼はリアノンに近づくと彼女と自分の未来を占うよう命じた。出てきたカードは“恋人”…。男はそれを満足げに見つめ、困惑する彼女を弄ぶように言った。「1か月以内に君を僕の物にする。奪ってくれと跪かせる」
「今さら私が女らしく変わるなんて、無理よ!」自動車整備の仕事をするルシアナは、幼い頃に母を亡くし、兄たちに囲まれ男の子のように育てられた。22歳になった今でも女らしさの欠片もなく、自分の魅力のなさに落ちこむ毎日…。そんなルシアナを見かねた兄夫婦は、幼なじみのジェイクに、妹を女らしくするレッスンをして欲しいと頼む。だがルシアナは素直になれず反発してしまう。それがジェイクの心に火をつけた。「僕は知っている。君の女らしい部分を――」。
両家の過去を君が償うなんて涙ぐましい話じゃないか。だが僕が同情するなんて、愚かな期待はしないほうがいい――亡き兄の会社を立て直すため<ツァネッリ商業銀行>頭取ロレンツォを訪ねたルーシー。だが過去の忌わしい出来事から彼女の兄を恨むロレンツォは聞く耳をもたず、切羽詰まったルーシーはついなんでもやると言ってしまった。彼がその言葉を聞き逃すはずもない。強引な口づけのあとに待っていたのは、従業員の生活を盾にとられた甘美な復讐の愛人契約だった!
サラは由緒ある屋敷インガム・レーシーの使用人頭。ある日、彼女は屋敷を訪れた男性に強く惹かれた。過去の失恋で傷ついた彼女にとって、この出会いは運命だった。しかし、彼が屋敷の所有者の御曹司アレックス・マッケンジーと知り、サラは愕然とした。雇主との恋愛関係は許されない。恋を諦めなければ仕事を失ってしまう。そんなサラの思いをよそに、プレイボーイと噂のアレックスが誘惑してきた。「お堅い使用人頭か、夢みるロマンチストか。どちらが本当の君だい?」
イベントプランナーのシエナが打ち合わせのため、訪れたホテルのロイヤルスイートにいたのは砂漠の王ハシム、かつての恋人だった。5年前、結ばれる寸前までいきながら彼はシエナを汚れた女と決めつけて一方的に捨てた。まさか彼が偽名まで使って私を呼びだし、再び罠にかけようとするなんて…。圧倒的な存在感と、誰もがひれ伏して当然というカリスマ性はいまだに変わっていない。彼はシエナを抱き寄せると甘く口づけた。「君が欲しい。あの夜を終わらせに来た」
恋人に振られ、家族にも出生を偽られ、傷心の若手女優ベラはアメリカを離れてフランスのマルセイユのホテルに逃げてきた。しかしここでもパパラッチに狙われた彼女を助けてくれたのは、ホテル王で名うてのプレイボーイ、サム・ギャリソン。「傷心旅行中の君に、なぐさめは必要じゃないか?」サムの甘い誘惑に心惹かれたベラは、一夜限りの恋に身をまかせてしまう。遊びの恋を楽しめるような女じゃないのに――翌朝、戸惑うベラに、サムは驚くべき提案をしてきて!?
「アンナ、君には僕のベッドに戻ってもらおう。」4年ぶりに再会したルチオの冷たい声が、アンナの胸をざわめかせた。と同時に、あの忌まわしい事件が脳裏によみがえる。そう、彼との挙式を間近に控えたあの夜、シャンパンを飲んで意識を失った彼女は目覚めるとルチオの弟のベッドにいたのだ! 何も覚えていないけれど、弟の撮った証拠写真が残っている。あれから月日は過ぎても、まだ彼は私を許していない。今になって罰を与えようというのね…!
私がニックと結婚!? あり得ないわ。プレイボーイの彼が、小太りのみっともない私を選ぶなんて。だがニックは、傾きかけた会社を救うため、大富豪の相続人であるプルーデンスを妻にした。けれど新婚初夜から8年間、1度も夫は彼女を求めてこない。3つの国にそれぞれ愛人を作っているというのに。もう耐えられない! 私も子供が欲しい、愛ある生活が欲しいと離婚を切り出した彼女にニックは意外な提案をしてきた。「君が望むなら…試してみよう。本物の結婚生活を」
ジャーメインのもとに、出張中の恋人アッシュから久しぶりに電話があった。が、様子がどうも変だ。それもそのはず。出張とは真っ赤な嘘で、彼はジャーメインの姉とずっと一緒だったと言うのだ。またなの! もう何度も美しい姉に恋人を奪われているのに。しかも彼は、姉がけがをしている、「世話をしに僕の兄ルーカスの屋敷に来てほしい」と頼みこんでくる。ジャーメインが断ると、その夜、なぜかルーカスが現れ冷たく言い放った。「強情はやめて、君はうちへ来るべきだ」
庭に薔薇が咲き誇る美しい屋敷ローズクリフ。今日は新しい当主を迎え入れるため、使用人たちが準備に追われている。そのなかのひとりマギーは少しナーバスだった。やさしかった亡き主ヴィヴィアンの言葉「私の孫ボウが君の王子様なんだ」―――そんな展開あるわけがない。だって私の過去は―――。やがて雄々しい探検家ボウ・プレスコットの帰郷で湧く屋敷。マギーは息を呑んだ。彼の美しさに。そして自分を睨みつける、深いエメラルドの瞳に浮かんだ拒絶と蔑みに!
母親の看病生活に疲れ、婚約者にも捨てられた秘書のレイチェルは、すっかり自信喪失・・・。 ―恋もおしゃれも、私には無縁なものね・・・― ところが、上司・ジャスティンが、そんな彼女に驚くべき提案を・・・!? 「君は美しい女性になって、僕とベストカップルを演じるんだ。元婚約者に思い知らせてやろう!」 戸惑いながらも、レイチェルは言われるがままに磨き上げられ、とびきりの美女に変身! でも、カップルを演じるうち、本気でジャスティンに惹かれてしまうレイチェル・・・! ―だめよ!彼にとって私は、ただの部下なんだから!―
ブリーは高級ホテルのポーカールームで妹が背負わされた負債を大胆な勝負を仕掛けて取り返す。そこに現れたのはウラジミール――10年前に私を虜にして捨てた大富豪! 「100万ドル賭けよう。ただし、僕が勝ったら君は奴隷となる」何を企んでいるの? でも、妹とメイドをしながら逃げる惨めな生活から抜け出せるなら…。詐欺師だった父仕込みの腕には自信があったが運命の女神はウラジミールに微笑んだ。この歳でバージンの私が何をどうサービスできるというの!?
テキサスで看護師として働くエマは、砂漠の宮殿にいる今の状況をのみこめずにいた。いつものように仕事から帰ると、アパートの前にバハニア国王の使者と名乗る男性がいて、なかば無理やりここにつれて来られたのだ。その時、見覚えのある長身の男性が近づいてきた。レイハン。なぜあなたがここに!? 「僕はこの国の第3王子。君が呼ばれたのは僕と離婚するためだ」レイハンの言葉に、エマは我が耳を疑った。彼が王子ですって? しかもあの結婚が本物だったなんて!
エイミーは素直さがとりえの社員食堂の料理係。ある日、慰労パーティーで海辺の社長宅に招かれるが、広い庭で道に迷い、庭師とでくわした。およそ庭師らしからぬ傲慢な男性で、客であるエイミーにひどく無愛想にふるまう。エイミーは腹を立てながらも、彼に妙に強い印象を受けた。一方、「君の会社の会長だ」と言えず、つい庭師だと身分を偽ってしまったラファエルは、新鮮な驚きを覚えていた。彼女はふだん財産目当てに言い寄ってくる女たちとは大違いだ、と。
ロンドンの画廊で働くヒービーは、憧れのボス・ニックと1夜をともにした。幸せに酔ったのもつかの間、朝になるなり彼女はニックに追いだされてしまう。「まさか君がサザンの愛人だったとは!」ショックから立ち直れないヒービーにつきつけられた1枚の絵――伝説の画家によって描かれているのは…私!? 瞳を潤ませベッドでほほえむヒービーに瓜ふたつの女性を見て、苛立ちを隠そうともしないニック。金目当てのレッテルを貼られ、彼への恋心まで疑われてしまい!?
「君のような“しっかりした女性”は、僕にはもったいない」。 そう言われて婚約者に振られてしまったジュリー。 ―冗談じゃないわ!“しっかりした女性”なんて、うんざり!私、“いけない女”になってやるわ!― さらに、ジュリーは自分を変えようと、着るはずだったウエディングドレスを売りに出す。 ところが、それを買いにきたセクシーなプレイボーイ・トムを見るなり、彼女にとんでもないひらめきが! 「お願い!私を“いけない女”にして!」 ―そうよ、彼なら女性のいろはを知っているはず! ジュリーとトムの、おかしな個人授業の行方は?
厳しく育てられた反動からついつい派手な服装ばかり選んでしまうアニー。本当は温かい家庭を夢見る普通の女の子なのに周囲からは「男を惑わす悪い女」だと思われてしまう。 そんなアニーが休日訪れた上司の家には勤め先の社長で、上司の兄であるダニエルがいた。彼は以前、アニーが人違いで抱きつき 情熱的なキスを交わした相手・・・。 「君のようなふしだら女に弟をたぶらかしてほしくない!」 アニーを誤解しているダニエルは弟を守ろうと、強引な手管で彼女に近づくが!?
「条件がある。僕と便宜上の結婚をしてほしい。君ならベッドをともにする心配もないから」ルーカスの言葉に元教師のエミリーは唖然とした。職を失ったばかりの彼女は、開拓途上のこの西部の町でホテルを開きたいと、ルーカスのもつ酒場の2階を借りに来たのだが、聞けば彼は、遺産相続のため至急結婚相手を探しているという。この結婚は単なるビジネスだと彼は言うが…。ひっつめ髪の自分がいかに魅力に乏しいか、そんな無慈悲な言い方で聞きたくなかったわ!
マナーがよくて話し上手でキスが巧み。しかも有能な実業家でとてもハンサム。そんな男性に「君が欲しい」と言われて断れる女性がいるだろうか? ネルソン家3姉妹の長女ジュリーは、疎遠だった富豪の祖母から持ちかけられた、大金がらみの結婚話にしぶしぶ乗ったのだが、現れたのがあまりにも魅力的な男性だったため、すっかり心奪われ、初めて会ったその夜のうちに身も心も捧げてしまった! その魅力的な男性トッドの正体を確かめもせずに…。
名家の令嬢ながら束縛を嫌って建築家として働いているブリアは、ある時、出張先でエキゾチックな男性サムと出会う。危険なほどに熱い彼の視線と、激しい、ただ1度きりの抱擁が忘れられない。しかも別れ際に彼は、「僕たちはまた出会うだろう」とふたりの運命を予言するかのような言葉を残した。そして、その言葉どおり、ブリアの次の出張先、中東の王国アダラでふたりは再会するが、なんと彼はアダラの王子として「僕は君と結婚する」と一方的に宣言してきた…!
公演のため、ブエノスアイレスを訪れた踊り子のライアン。ところが、代理店の手違いで一文無しで町に放り出されてしまう!――どうしよう、イギリスへ帰る旅費すらないのに…!困り果てるライアンに、一人の男性が声をかけてきた。大牧場主のリカルド。彼はライアンにとんでもない提案を持ちかけてきた――!「君を雇おう。1万ポンドと引き換えに、6か月間私の“妻”になって欲しい」信じられない申し出に、戸惑うライアンだが…。――見知らぬ人と結婚なんて!?でも、彼の黒曜石のような熱いまなざしに…囚われてしまいそう…!
ダイアンはお伽噺など信じていなかった。たとえ妹がヨーロッパの小国エルビアの王と結婚していても。だがある日、王の側近トーマスが彼女のもとを訪れ、すべては変わった。不実な夫に去られて傷ついていた彼女を、トーマスは「君には休暇が必要だ」と言って強引にエルビアへと連れていったのだ! 伯爵の称号をもつ美しい彼にエスコートされ、ダイアンはふと、お伽噺を信じてみたくなった。身分違いはわかっているわ。でも、この休暇の間だけでも彼と愛しあえたなら…。
「この2年間どこへ行っていたんだ!君は僕の妻なのに!」ホテル王フリンは、一目見るなりアニーを抱きしめた。彼に全く見覚えはなく、戸惑うアニー。この男性が私の夫――!?確かに私は、2年前両親を飛行機事故で亡くしたショックで、2か月間の記憶を失くしてしまった過去があるけれど、まさかその時結婚していたなんて……!?でも、彼の瞳に見つめられて高鳴るこの胸のときめきは、炎のように熱くなるこの体は、紛れもない事実なの――!
リリーの恋人はイタリア人の大富豪ヴィート。でも彼は、ふたりの関係に未来はないといつも明言している。結婚する気はないし、子供もいらないと。なのに赤ちゃんができてしまうなんて…。ショックを受けながらもリリーは勇気を出して彼に妊娠の事実を告げるが、結果はサイアクだった。彼はなんの説明もないまま彼女を一方的に家から追い出したのだ!だが6週間後、なぜか突然リリーのもとに彼が現れ、傲慢にも宣言した。「君には今すぐ僕と結婚してもらう」と。
僕の人生には愛も涙も必要ない。ずっとそう思っていた、君に出会うまでは――見知らぬ親族の死で伯爵の称号と莫大な財産を相続したヘイミッシュ。マンハッタンでの自由な生活を手放す気はないが、領地を売ればお金になると婚約者に説得されオーストラリアの田舎町までやって来た。ここでの生活は毎日がヒューマンドラマだ。特にスージー、温かで涙もろい彼女はドライでスマートな婚約者とは正反対のタイプ。だがいつしか、彼女との毎日に癒されつつある自分に気づき…。
「君をつれて帰るよ、いくらになる?」ヴァネッサの小さなペットショップに、高級スーツに身を包んだハンサムな男性がやって来た。金魚に囁きかける声はどこまでも甘く、振り返り見せた笑顔はまるで太陽。魅力的な彼にひと目で恋に落ちた彼女だが、改めて知った彼の素性は誰もが知る一族経営の会社の御曹司だという。しがないペットショップ店員の私に手が届く相手じゃない――そう思い1度は気持ちを抑えたヴァネッサだが、突然彼のほうからキスを仕掛けられ…!?
ルーシーは広告写真のカメラマン。ホテルのレストランで雑誌社の重役に執拗に言い寄られ、とっさに通りかかったゴージャスな男性に助けを求めた。その救世主の男性もブランデーでもどうかと誘ったが、ルーシーは彼の放つ強烈な魅力に抗えず、思わず誘いを受けてしまう…。それが3日後に再会するなんて。彼は巨大企業のトップで、ルーシーが契約している化粧品会社のオーナーでもあった。君の狙いはわかっている、と彼は猜疑心の塊と化し、面会は打ち切られて!?
君のすべてを奪いに来たんだ。家も、財産も、もちろんその貞操も――借金を残して亡くなった父の葬儀で、マギーは2度と会いたくない男性を目にして凍りついた。彼の名はケイレブ・カメロン。ありとあらゆる手で父を追い詰め、会社と一族を破滅に追いやった世界的実業家だ。一家の将来を弄ぶかのように、彼は唇に冷酷な笑みを浮かべゆっくりとこちらに近づいてくる。彼女にはケイレブが求めるものがわかっていた。彼は半年前のあの夜を、忘れてなどいなかったのだわ!
父に憎まれ、追放されるように故郷を飛び出したリー。彼女は6年後、父の葬儀のために屋敷に戻った。父が亡くなった今であれば、母や姉たちとわかりあえるかもしれない。だが、期待は見事に裏切られた。一族の冷たい態度は変わらないどころか、むしろ悪化していた。いたたまれない雰囲気の中、唯一、父の築いた企業帝国の若き後継者、リチャードだけが声をかけてきた。6年経ってもまぶしいほどの美しさは変わらない。その彼が、突然言った。「君と結婚したい」と。
長い確執の歴史をもつふたつの家の跡取り同士でありながら、愛しあってしまったフルールとマット。密かに結婚式を挙げるが、初夜のふたりに信じられない知らせが届く。フルールの母とマットの父が駆け落ちし、しかも事故に遭って亡くなったというのだ。ともにこの地を出ようというマットに、家族のために残ると告げるフルール。決別して6年後、破産寸前の彼女の前に音信不通だった彼が突然現れ、冷たく言いはなつ。「君が産んだ、僕の息子を取り戻すために帰ってきた」
君のすべてを手に入れるまで、このゲームから降ろしはしない――イタリア人実業家セルジョ・トレンテは、監視カメラに映った意外な姿に驚いた。オフィスに置かれたチェスの難問オブジェに夜ごと挑戦する謎の人物とは、なんとみすぼらしい制服を着た清掃員だったのだ。だがこんなにも美しい女性がただの清掃員のはずがない。ミステリアスな彼女に興味をひかれた彼はその女性を呼び出すと、これから毎日、深夜自分とチェスの試合をするよう詰め寄った!
「何度来られても、オレと君はうまくいかないと思う――」仕事は嫌いじゃない…。でも、真剣に結婚相手を探している私・名津子、24歳。イマドキ男性の好 みに合わせて、軽めのトレンド女を演じているけど…本当は違うの!! そんな時偶然立ち寄ったバーで出会った、気になる椋木(くらき)さんは、そういう女が大嫌いらしく…!? 何度声をかけても冷たくあしらわれてたけど、ようやくデートの約束をしてくれた…これが最後のチャンス――!?
どうして私は生まれてきたの? 何世紀もの時を超えて、再び巡り会う…君と交わした「契約」を守るために──。ある日、唯一の身内である祖父を亡くしたリースの前に、関西弁の怪しげな精霊・ディールが現れる。ディールと祖父が生前に交わした「リースを本当の親の所へ送り届ける」という契約を果たすため、2人の奇妙で愉快な親捜しの旅が始まった。旅を続けるうちに、次第に明かされていくディールの過去と正体。そしてリースとディールの因縁…。果たしてリース生誕の真実とは──!?
誰にも教えたくない。キミのキュンなとこ。胸にキュンと響く珠玉のLOVEストーリー7編。上田美和のKC未収録 Sweet読み切りを掲載。[収録作品]「ダブルスコア」上田美和/「近キョリ恋愛~番外編~」みきもと凜/「ナンバーガール boy's room」桜井まちこ/「恋は桃色」鳥飼茜/「なつ、十四歳―君の微熱―」Ishiko/「サイレント・ラウド・ワールド」六々亭イヅミ/「小春びより」ひぐちにちほ
普通の関係じゃイヤ! 私たち、ヒミツに惹かれるお年頃♪ イジワルに強引に、そして甘く甘く私だけをトロけさせて……。実家が経営するラブホを継ぐべく、日夜真面目に働くかのこ。処女なのに、愛の裏事情ばかり知っちゃってこの先大丈夫!? 憧れの王子様カケルくんとの仲も前途多難です。ソラニユホが贈るキュートでHなおとぎ話、「ラブ(ホ)王子とシンデレラ」をはじめ、年下君や草食系男子との、みんなに言えないヒミツの関係満載! ヒミツって蜜の味!!
あの震災の直後に、マキオは郵便配達の仕事を再開した。数日後、彼のもとに届いた「もういない妻」からのバースデープレゼント。「僕は君を愛し抜けていたのだろうか」……若き夫婦の愛が胸を打つ表題作ほか、冲方丁が実話をもとに綴った「泣ける」ストーリーを原作に、期待の新鋭が描いた感動の6編。(収録作品)●先にいきます●地球生まれのあなたへ●教師とTシャツ●音楽と十円ハゲ●仁義の人●タクシーと指輪
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「電子コミックサービスに関するアンケート」【調査期間】2024年3月15日~2024年3月22日 【調査対象】まんが王国または主要電子コミックサービスのうちいずれかをメイン且つ有料で利用している20歳~69歳の男女 【サンプル数】1,648サンプル 【調査方法】インターネットリサーチ 【調査委託先】株式会社MARCS 詳細表示▼
本調査における「主要電子コミックサービス」とは、インプレス総合研究所が発行する「電子書籍ビジネス調査報告書2023」に記載の「課金・購入したことのある電子書籍ストアTOP15」のうち、ポイントを利用してコンテンツを購入する8サービスをいいます。
調査は、調査開始時点におけるまんが王国と主要電子コミックサービスの通常料金表(還元率を含む)を並べて表示し、最もお得に感じるサービスを選択いただくという方法で行いました。
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