まさか身内から犯罪者が出るなんて…
家族が犯した罪に道連れにされる生き地獄
悪意が私を殺すから
犬養美月は幼い頃、両親を惨殺された現場を目撃。しかもその容疑者は実兄である犬養竜一だった。そのため殺人鬼の妹として親戚の家をたらい回しにされ、周囲からも酷いイジメにあい、挙句の果てには性的虐待を受ける日々を過ごしていた。それから15年が経ち、兄・竜一の友達だった弁護士の辻や叔母の影山紗子に支えられ、ささやかな暮らしを手に入れた美月だったが、未だに過去の黒い記憶に苛まれていた…。そして、食堂で働く美月に一方的に思いを寄せる客の秋山によって、美月の黒い過去が公けにされる事件が起き…!?
あの事件が、人生を決めた
1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。
家族のなかに殺人者がいる
婚約者の千絵をかこんで、家族で食事をした幸せな日を境に、その後、不幸ばかりが続く。ある日、亮介は実家の押し入れから、何者かが書いた殺人の告白を綴ったノートを見つける。これは、いったい誰の告白なのか。読み進めるうちに、たどり着いた真実とは―――。
泣いて笑える徳弘ワールド!
凄惨な強盗殺人を引き起こした犯人を兄に持つ、九頭龍マリ。人殺しの妹として差別されてきたマリは捨てられた男の子供を身ごもり、川に身投げしようとしていた時スケベだが、温かくてやさしいおっさん、水田連太郎と出会う。マリは身も心も救われて、結婚へ!!……幸せを手に入れたはずだったが……スケベギャグとシリアスが絶妙にシンクロナイズする徳弘節の真骨頂!!
家族に時効はない。
京都でテーラーを営む曽根俊也。ある日、彼は父の遺品の中から黒革の手帳、そしてカセットテープを発見する。手帳には英文がびっしりと書かれており、さらに「ギンガ」「萬堂」という製菓メーカーの情報が。そしてテープに入っていた幼い子供の声は、31年前に起きた【ギンガ・萬堂事件】で脅迫に使われた録音テープの音声と全く同じだった。――「これは僕の声だ」。 実際に起きた未解決事件に迫るミステリー大作!!
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