Marieさん
(公開日:2018/05/01)
購入者レポ
【
心に届く作品
】
倫理や哲学の関連著作としては「前書き」レベルで気軽に読めますが、現実や作者自身の経験に即していて、心に響きました。
思春期の学生だけでなく、日々の仕事や生活に追われる大人にもオススメ。
物語は、様々な生徒に、先生が「指導」ではなく、哲学者たちの言葉を引用しながら「対話」する形で進みます。
倫理は「学ばなくても将来困る事はほぼない」「役に立つ仕事はほぼない」けれど、「死が近づいた時」「主に自分がひとりぼっちの時に使う」「実は必須科目」。これは名言ですね。
ちょうど私も高校生の頃に交通事故に遭い、誰しも明日死ぬ可能性があることを体感し、倫理の教科書を手にとったことを思い出しました。
そして、一巻の後書きを読んで、思わず涙。おばさまと作者の深い思いの結晶であるこの作品が、多くの方に届きますように。
ねこさん
(公開日:2018/03/13)
購入者レポ
【
深く共感した作品
】
20歳学生です。私も倫理が好きでした。
少数派でしたが、いつも寝ずに先生の授業聞いてノートを詳しくとってました。
倫理の授業に出ている子は色んな境遇の子がいて、一人一人スポットが当たる形で一巻は進んでいきます。見た目が派手だから、彼氏がいるから、幸せそうだからetc…、外見で判断しがちな私たちに、倫理は何を改めて考えるべきかいつも問いかけてきます。
この作品では先生がその問いかけをするキーパーソンです。ただし、あくまで正解はなくて「自分で考えること」をさせる。少しだけ人生の補助輪をあげる先生が好きです。
私自身死にたかった数年間があるので、立ち直ってきた最近よく考えていた事と、作者さんの伝えたいメッセージが被ります。
改めて今必要なのは「自分で考えること」、そしてそうやって考えようとしている時点で善であると自分を肯定すること。無知の知、私も大好きです。
読んで損はない作品です。
鯱子さん
(公開日:2018/03/05)
購入者レポ
【
表紙に一目惚れして
】
試し読みしてみて、迷うことなく購入しました。
タイトルの通り表紙の人物に一目惚れをしたのがこの作品を読むキッカケとなりましたが、読んでみて真っ先に思ったのは「おもしろい‥!」です。私が学生のときにこの作品に出会えていたら!
哲学というと堅苦しく難しく感じますが、物事を少しななめ上から、逆転の発想、ある意味屁理屈、と思いながら読むとスッと頭に入ってきます(笑)
あと一目惚れした表紙の先生、小首を傾げる憂いたっぷりの表情が色っぽくてとっても好み!下のレビューの方も言ってますがほんと肉付きよくてセクシー!私もこんな先生に会いたかったなー(笑)先生の素性も知りたい!作画も内容も最高です!こんなに続きが楽しみな漫画に出会えてよかった‥
とかげさん
(公開日:2018/03/02)
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【
読者自身にも問いかけるような作品。
】
毎月数万単位で漫画を購入して読んでいますが、かつてこれ程にまで面白く、先を読みたくなった作品に出会ったことがありません。
学生時代倫理という科目に触れる機会はありませんでしたが、今からでも学びたくなりました。
悩み、生きること。
それらに対してどう考え、答えを探していくのか。
答えなどないのかもしれません。考え続けていくことこそが答えなのかもしれません。
何度でも読み返したくなる。読みながら物語だけでなく、自身の内側に問いかけたくなる。
そんな、人生の教科書めいた作品だと思います。
高柳先生のような先生に出会いたかった。
あと、内容とは関係ありませんが、高柳先生の体つきが肉感的で最高にえろいです←